Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



2005年7月を表示

ビアーカップ 2

信楽や、備前のビアーカップを差し上げて、みんなに喜んでもらったけど・・・

1.ビリヤードでの知合いは、ゲーム中しょっちゅう飲んでいて、と言うか飲んでないと調子が悪い人です。「酔拳」と呼ばれています。とてもビールが好きで、カップを送ったが、「酒が薄くなったような気がする」と。彼はビールより純粋にエチルアルコールを楽しんでいるので、このように味がまろやかになるカップは、意味がありません。ちなみに彼は日本酒も純米とか一級酒にこだわりません。二級酒が一番のお気に入りです。ですが、ビールでなくて二級酒の日本酒に使うと、美味しいといってくれました。

2.同様な人は結構います。朝から飲んだりする方ですが、その人もこのカップは酒が薄くなると言っていました。やっぱり二級酒が好きです。この方もビールでなくて、日本酒に使うと言っていました。

3.なんでも沢山飲む方ですが、このカップは好評でしたが、夏はビールが甘くなりすぎると言われました。

4.とにかくビールしか飲まない方ですが、特に生ビールが大好きなので、缶ビールが生ビールのようになると、とっても喜んでくれました。一般にこんな方はとても喜んでくれます。

5.とってもビールが好きな方、夏でも冬でも缶ビール6本、350mlを6本と決めていたのですが、さすがに毎日では、γ-GPTは常に100以上でした。それでとうとう医者に止められて、毎日4本に減量されていましたが、このカップによって6本に逆戻り。γ-GPTも、また3桁に。一番喜んでくれた方の一人です。



2005年7月31日(日)00:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

ビアーカップ

このところ暑い日が続きます。ビールがおいしい時期です。
ビールは日本には無かったのですが、じつは歴史は古く、紀元前3500年古代エジプトで飲まれていました。

ビールは泡が命、おいしい飲み方について。
冷やし方? 注ぎ方?器?
冷やし過ぎない方が美味しいと言われますが、人によってはうんと冷たいビールが好きな人もいます。注ぎ方は、三分の一~四分の一くらいの泡が出るのが良いそうです。

一番大事なのは、やっぱり器です。香りが抜けないように、口が狭まった方が良いとか、ふたつきが良いとか、言われますが、なんといっても素焼きの器です。
遠赤外線効果とか言われたことがありますが、水の中に陶器のものを入れたり、炭を通したりすると、とたんに美味しくなります。じつはこれは多孔質のものに触れて、水の粒子が小さくなることと、不純物が吸着されることによります。昔から備前の水入れは、水が腐らないと言われています。
備前焼や、信楽焼きは、「焼き締め」といって、釉薬を掛けないで、焼く器です。専門的には炻器(せっき)と呼ばれます。焼き物は大きく土器、陶器、炻器、磁器の4種類に分けられます。土器(素焼き)と、炻器にだけこういった多孔質の性質があります。

最近ではビールがおいしくなる、素焼きの器として市販されています。作用は同じですが、一寸贅沢して、備前や、信楽のビアーカップで飲むと、ムードも満点です。欠点は飲んだらすぐ洗わないとカビが生えたり、においが残ったりします。

この写真?もちろん私が作った信楽のビアーカップです。一寸不揃いでしょう(笑)みんなに差し上げて喜んでもらっています。基本的にガスや、電気の釜ではこうはなりません。素焼きになるだけです。薪で焚かないといけないので、じつは手がかかっています。市販のものも結構なお値段です。



一寸不揃いです。まったく釉薬を掛けないで、薪の窯で焚きます。薪の灰がかかってこのような柄が出来ます。自然釉と言います。


2005年7月30日(土)01:43 | トラックバック(1) | コメント(1) | 陶芸 | 管理

「チャングムノ誓い」第41話「ヨンセン懐妊」

 毎回ハラハラする展開でしたが、今回はヨンセンが妊娠し、やっと良い風向きとなってきましたね。

 チェ・グミョンの悔しそうな演技や、チェ長官のチャングムに治療を受ける時の演技もみごとでした。
 
 しかしヨンセンの病気は、妊娠中毒症のようで、現代でもなかなか厄介な病気です。妊娠中毒症は話の中で出てきたように、主として腎臓の症状ですが、高血圧、蛋白尿、浮腫が出現し、胎児は発育不全となり、時に死産となります。
 さらにその特殊型として、胎盤早期剥離、子癇痙攣(しかんけいれん)、肝臓病となることもあります。この場合母体死亡も稀ではありません。
 
 妊娠中毒症は、一般には妊娠中期~後期に起こります。ヨンセンのように妊娠初期~中期の中毒症の出現は、現代でもとても大変な病気です。もともと遺伝的とか、腎臓の機能が悪い方には出やすいのです。現代でも、治療以上に予防が大切な病気なのです。

 これからどうなることやら、その意味で心配ですが、きっとチャングムノ早期発見、早期からの予防で、出産まで上手く行くのでしょうかね?



2005年7月29日(金)00:02 | トラックバック(2) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

「旅ひととせ」 その2

このアルバムのすばらしさは、もちろん小椋佳の作詞、作曲によるところが大きいのは言うまでもありません。とくに詩は詩情があって、彼のやさしい人となりが表れています。

演歌の売り上げが悪くなって久しい、まず歌詞がいかにも古臭い。
別れ出船の・・・
別れ夜汽車に・・・
義理と人情の・・・忍ぶ恋・・・つらい浮世の・・・

 まず第一に、船に乗る人がほとんど居無い、離れ小島の方だけです。別れ夜汽車と言われても、電車だったり、飛行機だったり・・・みんな死語かも!

 もう少し違う表現がありそうなのに、これでは高齢者にしか受けそうも無いと思うのだが、

 これからの演歌は、小椋佳のような人が詩を書かないと、明日は無い!



2005年7月28日(木)01:20 | トラックバック(0) | コメント(0) | 音楽 | 管理

修理費

 先日軽く追突された車の修理が終わった。
バンパーに傷がついただけの様だったが、修理となると大変で、車庫入れセンサー取替え、傷の補修、塗装などなどで、ざっと40万円近い。
 相手は保険に入ってなくて、大変な出費となるので可哀想・・・

 ヤナセいわく、先日似たような事故で、トランクまで傷ついた修理代は、80万円を越したそうです。
 通常の点検はお金かからないけど、修理となると馬鹿高い。やっぱり大きな車にぶつけると大変。

 タクシーに追突も大変、その人に決まった仕事で無いから、長く休めるし、休業補償とか何とかで・・・
 学校の先生も、すぐに代休の先生が派遣される。その代休の条件は一ヶ月以上の休養が必要となっているため、どうしても長くなる傾向があるらしい。



2005年7月27日(水)22:16 | トラックバック(0) | コメント(0) | 車の話 | 管理

美空ひばり「旅ひととせ」作詞作曲:小椋佳

再放送を観て、ついにCDを購入。演歌系は今までCDを買ったことは無いが、なぜか購入。小椋佳のさわやかな曲と、温かみのある詩に感動。美空ひばりの歌い方も、さらっとしていて実に曲とマッチしている。放映される美空ひばりは、舞台で歌われた「悲しい酒」などの感情移入し過ぎの物が多くて、好きではなかった。ただ他の歌手が美空ひばりの曲を歌うと間抜けに聞こえるから、やっぱり上手いのだとは思っていた。この曲を聞くと、実に器用な歌い手だったのだと、改めて感心。 

小椋佳が、1986(昭和61)5月、美空ひばり芸能生活40周年記念アルバム『旅ひととせ』発表。 6月、美空ひばりに作品提供、「愛燦燦」。
愛燦燦に隠れてほとんど知られていないが、実に名盤と思うのだが・・・

曲目:1.岩燕 /2.早乙女 /3.紫陽花 /4.花茣蓙 /5.国比べ /6.初蜩 /7.萩の賑い /8.太鼓 /9.おしょうしな*ありがとう /10.函館山から /11.風花便り /12.帰心
12曲のうち、早乙女、太鼓、風花便りの3曲がお勧め



2005年7月26日(火)23:57 | トラックバック(0) | コメント(2) | 音楽 | 管理

ハイビジョン中継 世界遺産 イタリア縦断1200キロ

世界遺産 イタリア縦断

7月17日から24日まで8日間の、イタリア縦断ライブ放送を観た。
NHKの放送時間の中で自然に見せようとする、如才の無さが、やや鼻についたが、落ち着いたゲストを選んで、あわただしさを感じさせないのは、一応の成功でしょう。それ以上に映像の美しさには、スペイン紀行のときと同様に、テレビの持つ同時性という説得力があった。
 あんな所からの、ライブ放送はずいぶんお金がかかっていると思わせもした。それに毎日見るのに苦労した。

民放だったら、売れそうなタレントを起用して、落ち着きの無い話や、あわただしさでまるで内容の無い話になるところだと思った。
 
ローマ、ナポリ、ポンペイくらいしか行ってないけど、ヨーロッパの中ではやはりイタリアが一番、なんと言っても古さが違う。一番好きな町と聞かれたら、治安が悪いから住みたいとは思わないが、躊躇無くローマと答える。

“Which of the cities visited did Your Royal Highness enjoy the most?”
“Each in its own way…“
“Each in its own way was …unforgettable…It would be difficult to…Rome! By all means, Rome. I will cherish my visit here in memory, as long as I live.”
“Despite your indisposition, Your Highness?”
“Despite that“
これはある映画の有名なせりふ、何の映画でしょう?

ヒント:unforgettable の発音が、イギリス語らしくやや舌っ足らずで、可愛く発音していました。Despite your indisposition, Your Highness? と聞いたのは、融通が利かない、ドイツ人記者。



2005年7月25日(月)23:02 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

寿司

 寿司が大好き。毎日でも飽きない!
今日も寿司屋で夕食を済ませた。夏場はネタがいまひとつ。

 いつも行く寿司屋は、ネタが良くて、値段もリーゾナブル・・・だが私にはご飯が軟らか過ぎる、さらに極わずかに甘い!最近ではそれに慣れてしまったが、やっぱり巻物などは、「シャリ」が潰れている様で、それだけが難点。
 
 この店は散らし寿司が絶品で、それには甘い「シャリ」がよく合う。でもこの主人が、以前東京で修行で勤めていた店では握り用と、関西風の散らし寿司とは、別のあわせにしていたそうです。なのに、この店は「シャリ」は一種類

 しょっちゅう「甘い寿司を食べに来たよ!」とか、「ここの寿司は、身体に良いから、だってシャリが軟らかいから!」とか言ってからかってるのだが、一向に直さない。一度真面目に尋ねたところ、変えるのは結構勇気がいるのだそうだ。田舎のお客さんはこういった「シャリ」が好きらしい。

 シャリについてのHPを見つけた!寿司は「ネタ」は値段で決まっちゃう。「シャリ」こそ其の店の腕の見せ所と思ってたが、なかなか厳しいものがあると思った。もちろん寿司屋に紹介メールした(笑)

寿司の「シャリ」



2005年7月24日(日)23:12 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

陶芸歴

 アマチュアのため、断続的にやっていましたので、年数だけですと、10年くらいになります。ある程度からはぜんぜん上達しません。
 私が陶芸を習ったころは、素人がロクロに触れるのは、普通の陶芸教室では なかなか敷居が高く、仕方ないので、陶工さんに習いました。とても口数が少ない方たちで、3人並んで黙々と作り続けます。朝「おはようさん」(京都弁)と言って、次の言葉が「お昼にしまひょ」(京都弁)でした。つまり午前中、朝の挨拶以外何も話しません。仕事の邪魔と思っても、強引に質問し、やっと習うことができました。

 陶芸家とは違って、陶工さんは、たとえば2合徳利をトンボひとつで、まったく同じように、みんな同じ容量で、同じ重さで、100個でも200個でも作ります。計量して土をロクロに置いて、10個の徳利を作ると、最後に土はほとんど残りません。さらにまた同じ容量の土を置きます。また10個作ると、土はさっきと同じように、まったく残りません。
 欠点もあります。あまり見事に作るので、型で作ったのか、轆轤で作ったのか、ほとんど区別がつきません。

 いくら練習しても、こんな人たちに適うわけありません。プロは、毎日同じものを作り続けます。私は一週間に一度か、一ヶ月に一度くらいですから、永久にこれ以上の腕にはならないと思っています。だから素人らしく作ればいいと、発想を転換しました。(笑)それでも私の作品は習った影響で出て、おとなしい形です。

 腰が上がる事について

 以前有名な陶芸家が、ロクロを披露していて、紹介している主催者が、ロクロの難しさを強調するためか、失敗するのを期待して、「どなたかやってみますか?」と・・・
 怖いもの知らずの私は、いの一番に「は~~い」と手を上げて、素人代表として、ロクロをまわしました。失敗は相手の思う壺なので、壊さないように慎重にまわすと、陶芸家の方が隣から「もっと水使っていいよ、土が良いんだよ!」「ヘタらないから大丈夫」と、自慢げに横から土に水を掛けました。土が軟らかいのにヘタリません。楽々と土が立ち上がり、見掛けは陶芸家の先生と同じような徳利を、けっこう薄く作陶出来ました。観客から拍手を貰いました。

 陶芸家の方は備前焼の方でしたので、さらにそうでしょうが、土の採取、調整制作に大部分を費やすのだそうです。プロなら「作り」などは出来て当たり前だそうで、それは陶芸学校の練習で誰でも出来るようになるんだそうです。

 結論から言うと、プロの土は良い!!簡単に腰も上がるし、沢山水を使っても、ヘタりません。さらに焼くと良い色が出る土なのです。
昔から「1土、2焼き、3作り」と言います。陶芸は「土」これに尽きます。



2005年7月23日(土)01:02 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

昨日の陶芸教室

 

 夕べの陶芸教室は、暑くて、生徒もまばらだった。

 何気なく大きな鉢を作ったが、単純な形になったので、縁(ふち)を外反させて、輪花模様にしてみた。涼しそうで、綺麗な形になった。
 みんなから金魚鉢にでもしようとからかわれた。



  上から見た形、目検討で適当に8個の稜を持つように作った。土物だから寸法は適当でいいのです。
  こういったものは、割れ易いけど、端をやや薄く作ると綺麗に見えます。



2005年7月22日(金)19:38 | トラックバック(0) | コメント(2) | 陶芸 | 管理

「チャングムノ誓い」 第40話「疫病発生」

  疫病事件大変でした。

  チャングムは大手柄でしたが、相変わらず苦労の割りに、それほど褒められる事も無くて、来週もまた大変なことになりそうですね。解っていても毎週ハラハラさせますね!

 今回の食中毒は、状況からしてカビ毒ではないかと思われます。古くなった野菜などに、毒性を持つカビが発生し、それを食べたことによる発病ではないかと、勝手に推察しました。
  カビ毒は300種類以上の毒性を持つものが知られていますが、多くは発ガン、肝臓毒など慢性的な物が多いのです。急性の物はアフラトキシンが有名ですが、神経症状がでます。
 
  今回はむしろ寒い地方で起こりうる、麦やトウモロコシによく起こる、トリコテセン系カビ毒(日本では赤カビ)のようなものではないかと思われます。嘔吐、腹痛、下痢の中毒症状が出ます。

 一般にカビの毒は熱にも強く、調理してもその毒素はなくなりません。良い子はカビの生えたものは食べ無い様にしましょう。



2005年7月21日(木)23:47 | トラックバック(1) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

BGM

先日車の調子が悪くなって、カーステレオの音が一切でなくなった。AM FMラジオ、テレビ、CD、MD、ナビ、何も音がしない。仕方ないので、まったく無音で2時間くらい運転した。修理工場に持ち込んだら、整備の若いお兄さんが帰りがけだったけど、気安く見てくれることになった。開口一番「音楽無しというのはきついっすよね~すぐ見ますよ!」普通の故障より重大のような、口調だった。

いつのころからか、周りに人工的な音が無い時間が、極端に減ってきたように思う。テレビでも会談のような場合でも、BGMがかなり入るようになった。

建物の中でも、どこの場所でも何かしらBGMが聞こえる。エレベーターに乗っても、ロッカールームでも、トイレでも最近の新しい施設は音が追ってくる。

私もMp3プレイヤー持っていて、(こんなに小さくても、1ギガバイトで250曲くらい入る)適当に聴いているけど、周りを見ると電車の中でも、待合でも、いたるところそれぞれ自分の音楽を聴いている人が多くなった。最近では携帯電話に、Mp3プレイヤー機能が付くようになってきて、ますますこういう傾向は強くなるのでしょう。

さらに電話の機能が発達し、通話が明瞭になると、各人のテーマミュージックが決められていて、そのときの気分でいろんなBGMつきで話す事になるかもしれない。え~~い耳障りだ!(笑)

  今でこそ映画などでは、主人公が現れると、決まった曲が、あるときは行進曲風に威風堂々と、あるときは短調で悲しげにと、バックで演奏されるが、初めてこういった方法を用いたのは、ワーグナーなのです。それがあの有名なオペラ「ニーベルングの指輪」なのです。この話はまたの機会に!



2005年7月20日(水)23:01 | トラックバック(0) | コメント(0) | 音楽 | 管理

古典(クラシック)について

オペラなどと言うと、なんだか高級そうに聞こえるけど、ちょうど現在の歌舞伎が、高級そうに扱われるのと同じで、盛んだったころは、共に高級どころか使い捨ての、三流映画作りや、テレビドラマのようでした。当時の事件や、他愛無い男女の恋愛物語を、題材にし、作家が適当に作って、お決まりの筋立てで安易に製作されていました。もちろん今のようにテレビや、映画のように、一度に広がることは無いから、当たれば繰り返し上演されていました。

歌舞伎は大衆相手であったけれど、オペラは暇な貴族相手だったから、多少の違いはあるけど、似たようなものでした。あまり芸術的なものは少なかったのです。

中にはだんだん洗練されて、変わったものや、芸術的なものを作ろうとする人たちも出てくるようになりました。しかしそういった挑戦は、いつの時代でも、商業的にはリスクがあるし、多くの大衆は、マンネリを好んだから、似たような他愛無いもののほうが、圧倒的に多かったのでした。その中から時代と共に、名作と言われるものが残って今に到っているのです。

現在でも、初めはテレビドラマで一寸ヒットして、人気が出て映画化されて、シリーズ物になって、古典になってといった具合です。一般に舞台物は時間、舞台の制限があって、それほど込み入った筋立てが難しいから、歌舞伎などでは長い話の、有名なところだけを2幕ほどやったりするようになりました。ひどい話で、たとえるなら水戸黄門の筋はみんな知っているから、それは省いて、印籠出すところだけを上演していたわけです。現在では有名なところはよく上演されるが、その前後は話は残っているが、役者さんも含め誰も見たこともないという演目もあります。

実際に歌舞伎など見ても、出てくる言葉は下町のちゃきちゃきの江戸っ子弁だったり、話の内容も、現在の週刊誌の「ねた」のようだったりします。当時の江戸でもお芝居見物ともなれば、良い席で見る人は、着飾って朝早くから出かけて、一日がかりで芝居見物しました。安い席で見る人は、ちょっとした小遣い程度で見られました。夜は上演されてなかったので、全部マチネーでした。

オペラも始めのうちは、貴族階級のものでしたが、市民層が台頭してくるとだんだん大衆化していきました。その後の経過は歌舞伎と似たようなものです。ただ外国は戦争に負けてないので、伝統が受け継がれています。残念ながら日本では戦後、文化までも圧倒的に洋風となり、というかアメリカンになって、邦楽の分野は衰退の一途です。これはある意味残念なことです。

日本ではオペラはとても高いのですが、外国では立ち見などは300円くらいから見ることができます。歌舞伎もじつは、立ち見ですが安い金額で見ることができます。

思うに。みんながどっと押し寄せるころは、単価も安く出来るし、駄作も沢山出ますし、芸術的な試みも行われます。勢いがなくなると、高級になって、興行的にも当たりそうな物しか上演されなくなって、保存されていく傾向があります。こうなるとクラシックいわゆる古典となります。

今はロック、ジャズ、ポップス、流行歌などとても盛んですが、もう百年くらいすると、「ご趣味は?」「ロック!とか演歌!」 「え~~~高尚なご趣味」とか言われ、男性はタキシード、女性はイーブニングドレスでないと聴きに行けない、と言うようなことになるかもしれません。



2005年7月19日(火)23:20 | トラックバック(0) | コメント(0) | 音楽 | 管理

アルジェのイタリア人

ふとテレビをつけたら、スカイAでロッシーニのオペラ「アルジェのイタリア人」を放映していた。

昔私が学生になって、生まれて初めて「なま」で見たオペラでした。出演者が全部日本人によるオペラで、さらに安い二階席でしたが、ソプラノの突き刺さるようなすばらしい声に驚かされました。もうずいぶん前のことなのでそれほど覚えていませんが、イザベラの船の同乗者で、イザベラに横恋慕する「タッデオ」の役をした方がとても好演していたのが印象的でした。
なんだかとても懐かしく思い出されました。

 オペラと言うと、なんだか高級そうに聞こえますが、音楽に高級とか低級とは言えないし、オペラも盛んだったころは、それほど高級なものではなかったのです。いつもこんなものばっかり聴いている訳ではないけど、何でも経験しておくのは良いことと思っています。特にオペラなんかはやっぱり「なま」で聴かないと、そのすばらしさは解りません。

話の筋は以下のようなたわいない話です。ちょうど放送されていたものが、同じ出演者で詳しく紹介されているので、リンクしました。詳しくはこのサイトを!
アルジェのイタリア人

 船が難破して、イスラムの国の太守に捕われた伊太利亜人女性が、既に捕われ、奴隷となっていた恋人と、更に太守の夫人とも力を合せ、太守を巧く丸め込んで無事伊太利亜に帰還すると言うたわいない話です。



イタリア娘のイザベラと三枚目のタッディオ


2005年7月18日(月)02:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 音楽 | 管理

星空観測

梅雨明けも迫り、秋に向けて夜空も綺麗な時期になってきました。空を見ていて星座のことなど一寸多い浮かべる方も多いでしょう。
面白いフリーソフトを見つけました。
子供のころプラネタリウムに行ったことのある、プラネタリウムが自宅で見られるソフトです。全世界の任意の場所で、好きな時間の星空を表示できます。自動で時間経過を設定できますし、星座情報も出ます。フリーソフトですが、より高度の機能を希望の方はダウンロード時にシェアウエアーを選択できます。
「Stella Teater Lite」 マウスで簡単操作のプラネタリウム

もうひとつ地球を周回する、人工衛星の位置と軌道を表示するフリーソフト。自分の町から見える人工衛星も、設定できます。衛星は重力の関係で、軌道を変えますが、アップデート機能を使って、軌道の修正に対応しています。
「Orbitron」 人工衛星観測ソフト



2005年7月17日(日)16:26 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

お気に入りのコーヒー

今までボスブラック缶コーヒーばっかり飲んでた。
無糖で癖が無くて、それなりにおいしい。

時々シールの番号で、HPインプットする、懸賞があって、ゲームに何度も挑戦したが、ぜんぜん当たらなかった。お友達はジャンパー貰ったとか言ってた。

こういったものは好みも人それぞれで、一度気に入ると、どうしても飲み続ける。

そういえば中国では、「お茶で貧乏する」とか言う言葉があるらしい。一度良いお茶を飲むと、もうそれ以下のものは飲めなくなって、どんどんお金がかかると言う意味だそうです。



新しい無糖のカフェラテを見つけた。エスプレッソみたいで、非常に気に入っていっぱい買ってきた。
缶コーヒーでなくて、無糖のは珍しい!



冷蔵庫の中はコーヒーだらけ!
殺風景な冷蔵庫

ちなみに家ではアルコールは飲みません。



2005年7月16日(土)00:10 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気紛れ写真 | 管理

「チャングムの誓」 第39話「ヨリの企み」

 身内と言うか、直属の上司に図られては、ひとたまりも無い。

 まあチャングムも、もう少し事情をはっきりさせないと、一方的に悪者になってしまう。

 何事も積極的に発言するチャングムなのに、こんなときは決まって、大した言い訳しないで、視聴者をはらはらさせる(笑)

 予告編では、もう立ち直ってるような様子、それだけが救い・・・結構疲れる展開。



2005年7月15日(金)22:26 | トラックバック(1) | コメント(1) | 映画  ドラマ TV | 管理

アンダンテ・カンタービレ

昨夜レッスンのとき、先生がコンサートでチャイコフスキーの弦楽四重奏第一番を演奏され、好評だったと言う話が出た。

そういえば先日テレビで見た 長谷川陽子(チェロ)を思い出し、アンダンテ・カンタービレ(チャイコフスキー)のソロを聴いたけど、どだい弦楽四重奏の曲を一人で弾くのは、四重奏を聴きなれた人にはリズムもあやふやだし、音の重厚さもないし、ただテクニック的に弾けると言うだけで・・・原曲の良さが台無しだった。と言ったら、その話で盛り上がった。

まあテレビのライブだったし、弾き始めだったし、いろいろ悪条件があった。大体演奏会の弾き始めは、会場もざわついてるし、誰でも調子が出ないとしたもので、たいてい得意で無難な曲を持ってきます。後の曲は上手だったからまあそれはいいとして。

思うに作曲者が四重奏で作曲してるんだから、ソロ用にしっかり編曲しないと、いただけません。楽器がまるで変わるとか、セッションを変えるとかならまだしも、四重奏の中にチェロがあるのに、それを一人で弾くのは、はっきり言って無理。四人で弾く曲を、それもチェロで一人で弾かれちゃ堪りません。

いくら美味しいチーズだからといって、チーズだけではピザ・マルガリータにはなりません。白色のモッツァレラチーズ、緑色のバジル、赤色のトマトでイタリア国旗を表現して、初めてピザ・マルガリータになる・・・一寸違うか?(笑)

昔カザルスが、バイオリンソロの難局を、チェロで弾いたことは、話には聞いている。そのときは少し前に来日した、バイオリニストが弾かなかった曲を、みんなが聴きたがったから、弾いたそうです。

ただしバイオリンと同様か、それ以上の表現しないと、単に「弾けるんだぜ」という嫌味になるだけ。そのころのカザルスは、間違いなく世界一だったから許されたのでしょうし、普通のバイオリニスト以上に上手だったのでしょう。



2005年7月14日(木)01:03 | トラックバック(0) | コメント(0) | 音楽 | 管理

ベンツ CLS 350

知り合いがベンツのCLS350を購入した。

CLS350はEクラス(W211)をベースにしたもので、前後のオーバーハングも長い。5m近いサイズ

内装はとても豪華で、ヘッドクリアランスは、Eクラスには少し負けるけど、広さは十分。

 スタイルは抜群にいいのだが、一目見て窓が狭そう、と思った。案の定運転しにくい。これよりEクラスのほうがオーバーハングも少なく、快適。

 セダン作らせたら世界一のベンツ。やっぱりベンツは普通のセダンEクラスのほうが良い。Eクラスのほうが内装は豪華でないし、便利な装置も少ないが、走りや、運転しやすさでは、断然実用的。

1万キロそこそこのEクラス売っての買い替え、スタイル重視の人だから、それはそれで良いんだけど、う~~んこれからというときなのに、もったいないというか、疑問な買い替えのような気もする。



2005年7月13日(水)23:56 | トラックバック(0) | コメント(0) | 車の話 | 管理

談志の五大落語家論:立川談志

 若いころの談志が、当時の名人上手と言われた、噺家を分析的に語っているのを聞いた。

 桂文楽、古今亭志ん生、三遊亭円生、桂三木助、柳家小さんの5人について、言いたい放題。自分の師匠である小さんについて一番厳しい。

 同じ話でも、それぞれ違った話しぶりを、分析的にまねっぽく演じて見せて、説明しているのは、なかなかの演技力。



2005年7月12日(火)23:55 | トラックバック(0) | コメント(0) | 落語 | 管理


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