Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



2011年2月を表示

ITALA

 昨日書いた「ITALA」という車。全く知らなかったのですが、1907年に行われた「第1回北京パリ大陸横断レース」においての優勝した車です。

 現在世界に数台しか残っていないそうで、この車種での参加は特に意味深い物だったようです。

 調べてみると優勝した車は保存されています。

 いくらレストアーしたからといって、こんな車で北京~パリを走り抜けるのはメチャメチャな話です。純粋なレースではないので、それほど厳密ではないのですが、車は改造されていなくて、当時のままです。

 100年以上前の車で砂漠や、標高2000メートル以上のトルコの山岳地帯を、修理しながらでも走り切れたのには驚きました。



 これが優勝したときの写真です。


 女性二人の参加のサイトを見つけました。英語ですが

 http://suzyp2p.blogspot.com/



2011年2月28日(月)23:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | 車の話 | 管理

ハイビジョン特集「北京~パリ 大陸横断クラシックカーレース」

ハイビジョン特集「北京~パリ 大陸横断クラシックカーレース」

 ユーラシア大陸1万4千キロを、歴史的名車たちが37日間かけて横断する夢のレース。雄大な風景、相次ぐトラブル、出会いと友情… 「現代の冒険」に挑んだ人々のドラマ!

--100年近く前のクラシックカーで、北京からパリまで大陸を横断する--

 そんな夢のようなレースがこの秋、開かれた。中国からシルクロードをたどってユーラシア大陸を横断、ヨーロッパにいたる全長1万5千キロ、37日間のコースだ。刻々と移り変わる絶景の中、愛車とともに未知の大地を駆け抜ける。そんなロマンを求めて100台近いクルマが世界中から集まった。

 しかしレースはアクシデントの連続。モンゴルの砂漠では、砂に埋もれ道を失う車が続出し、遭難寸前の事態も発生。さらに、過酷な環境の中、古いクラシックカーはしばしば立ち往生し、夜を徹しての修理に追われる。夢とロマンを味わえるはずだったレースは、しだいに砂ぼこりとオイルにまみれた修羅場となっていく……。

 そんなレースに、イギリスの主婦2人組が参加した。最初はボンネットの開け方も知らなかった彼女たち。レースでもまれ、日に日にたくましくなっていく。そんな2人を、トルコの山岳地帯で重大なトラブルが襲う。言うことを聞かなくなった70年前のクライスラー。異国の地で途方に暮れる主婦2人……。

 涙と笑い、感動の37日間。ユーラシアの雄大な風景の中、夢に挑む人々のドラマを伝える。NHKより

感想:
 何気なく見始めましたが、面白くてついつい見入ってしまいました。昔見た「グレートレース」という映画を思い出しました。

 この番組のレースは車の性能が違うので、それほど競争心は無くて助け合いながらのんびり走ります。一番古い「イタラ」の頑張りは素晴らしいものでした。また今大会唯一の女性二人のチームの面白さは群を抜いていました。

 観ているとみんなとても楽しそうで、普通の車なら出場したいと思いました。



2011年2月27日(日)23:57 | トラックバック(0) | コメント(0) | 車の話 | 管理

遺恨あり 明治十三年 最後の仇討

藤原竜也/松下奈緒--スペシャルドラマ「遺恨あり 明治十三年 最後の仇討」


原作:吉村昭 「敵討」 (新潮文庫)
脚本:後藤法子、源孝志
演出:源孝志

出演:藤原竜也、松下奈緒、小澤征悦、戸田菜穂、石橋蓮司、豊原功補、岡田浩暉、相島一之、田口浩正、芦名星、松原智恵子、吉岡秀隆、北大路欣也 ほか

 明治6年(1873年)、明治政府が「仇討」を禁止する敵討禁止令を発布してから7年後の実話。

 その刃は「武士の美徳」か「殺人」かー 明治維新の激動期、「仇討」は単なる「人殺し」と見なされた… 実話を基に人間の誇りと愛を描く感動のドラマスペシャル

 明治に入り、それまで武士の美徳であった仇討は、殺人という憎むべき犯罪に変わってしまった。
 明治維新という変革期、主人公・六郎は信念を曲げずに仇討を成し遂げるが、果たして仇討は「美徳」なのか「殺人」なのか。そしてすべてが終わった後に残ったものは、いったい何だったのか… 人間の誇りと愛を描く感動のドラマ!

感想:
 良い話でした。時代の変化について行けない不器用な武士の意地を、見事に描いています。出演者も不自然さが無く、明治の舞台設定もよくできていました。
 
 このような話は大好きなので、感動しました。
いつも思うのですが、吉岡秀隆の出来が気に入りません。


 実話だけに嘘がありません。当時世間はこの事件をおおむね「美談」として取り扱ったようです。
 山岡鉄舟も我が弟子の快挙を讃え獄中に何度も差し入れし、義挙と讃えた書き付けも残っているそうです。

実話の詳細は↓
 http://blogs.yahoo.co.jp/garandou0/6293496.html



2011年2月26日(土)23:42 | トラックバック(0) | コメント(2) | 映画  ドラマ TV | 管理

春のような暖かさ

 今日はとても暖かく、まるで春でした。明日からはまた寒くなるそうですが、一歩一歩春が近づいています。

 同時に杉花粉が~~~



2011年2月25日(金)23:05 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

サクラ

 今日はちょっとした飲み会があって、帰り道川端をフラフラ歩いていたらサクラの花が咲いていました。

 川端の桜並木の一本だけ見事に咲いていました。早咲のサクラでしょうか?ソメイヨシノではないようです。

 春はもうそこまで来ています。

 



2011年2月24日(木)23:55 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気紛れ写真 | 管理

大地震

 ニュージーランド南島のクライストチャーチ市の大地震は、大変な被害をもたらしています。日本の語学学校の生徒たちは運悪く最も損壊したビルにいたようです。

 運とは不思議なものです。それほど信じていないのですが、運の悪い人は居ます。先日BBC放送で問題になった、広島で原爆に遭い、長崎でも原爆に遭った方が居ます。

 交通事故は運ではあるけど、有る程度注意深くすればかなり防げると思っています。車に乗せて貰うときなら、運転手の後ろに座りシートベルトをすれば一番安全なようです。

 信号機が青でも夜中の国道などは注意して出ないと、赤になっても突っ込んでくるトラックがあります。知り合いはそれで亡くなりました。赤だったか黄色だったかはっきりしませんが、死人に口無しで長い間裁判になっていました。

 軽自動車は街中だけでしか乗らない方が賢明です。軽自動車の規格は日本独自のもので、国際安全規格に達していません。正面衝突して亡くなっている方の多くが軽自動車です。   

 知り合いですが、軽自動車に4人乗っていて逆走してきた乗用車(ベンツEクラス)と正面衝突し4人全員死亡でした。ベンツに乗っていた老人は足の骨折だけでした。とても悲惨な事故でした。
 もう一人会社の社長ですが、軽自動車で遠出して、無理な追い越しをした乗用車(ソアラ)と正面衝突し即死、相手は軽傷でした。良い車を持っているのに、どうして軽自動車で遠出したのかみんなが不思議がりました。

 電車なら一番前の車両に乗らないで、3両目より後ろの車両に乗る。1両編成なら真ん中より後ろに乗る。飛行機は座席が指定できませんので無理ですが、安全率が高い航空会社を選ぶくらいでしょう。

 地震はどうしようもありません。だけどいつかは大きな地震が来ることは判っています。自宅の耐震補強はしないといけません。

 運の悪さは、ある程度確率であると信じています。しかし今回のような大災害は、まさに運が悪かったとしか言いようがありません。

 一人でも多く救出されることを祈っています。



2011年2月23日(水)23:48 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

南極料理人

南極料理人


監督: 沖田修一

キャスト (役名)
堺雅人 (西村淳/調理担当)
生瀬勝久 (本さん/雪氷学者)
きたろう (タイチョー/気象学者)
高良健吾 (兄やん/雪氷サポート)
古舘寛治 (主任/車両担当)
黒田大輔 (盆/通信担当)
小浜正寛 (平さん/大気学者)
豊原功補 (ドクター)
西田尚美 (西村の妻・みゆき)


あらすじ:
 1997年、南極。昭和基地から1,000キロ離れた高地にある南極ドームふじ基地では、8人の隊員が一年間の共同生活を送っていた。

 その1人、西村(堺雅人)は隊員たちの毎日の食事を用意する調理担当。だが、食材は冷凍、乾燥、缶詰が基本。凍ったらダメになるこんにゃく等ものは用意していない。特殊な場所だけに様々な制約を受ける中で、いかに隊員たちにおいしい食事を届けるか。それが彼の仕事だった。

 ある日の料理はみんなが強く希望するので、伊勢海老を使った特大エビフライを作りました。それを見た隊員たちは唖然とする。

 家族を日本に残してきた西村。妻のみゆき(西田尚美)と娘の友花(小野花梨)、赤ん坊の航。家族のことを想う西村だったが、家族から届くファックスを見て落ち込む。“お父さんがいなくなってから、毎日が楽しくてしょうがありません”。

 雪氷学者の本さん(生瀬勝久)の誕生日には、牛肉の丸焼きがテーブルに並ぶ。歓声を挙げた隊員たちは、飲めや歌えやの大騒ぎ。

 そして冬至には、全員が正装してフレンチのフルコースに舌鼓。時が経ち、次第に髪はボサボサ、髭も伸び放題。保存していた食材も次第に減ってゆく。

 夜食に勝手に隊員たちがラーメンを食べるので、底をついてしまいます。
 ラーメンがないと不満を漏らす気象学者のタイチョー(きたろう)。

 仕事をサボって遊んでいた主任(古舘寛治)は、平さん(小浜正寛)に追いかけ廻される。その騒動で揉み合う中、お守り代わりに持ち歩いていた友花の乳歯がなくなってしまう。
 フテ寝する西村だったが、自分で料理を作ろうと悪戦苦闘する隊員たちの姿を見て、再び厨房へ。嬉しそうに彼を迎え入れる隊員たち。

 ある日、意を決した西村は、ありあわせの材料で手打ちラーメンを作る。恐る恐る箸をつけたタイチョーが笑い出す。“ラーメンだ!”

 やがて訪れる帰国のとき。食堂をきれいに片付け、包丁をしまってキッチンを後にする。出迎えでごった返す空港。家族の姿を見つけた西村は走り出す。そして、すべてがごく普通の日常へと戻っていくのだった。
           (goo映画より)

感想:
 8人の男性ばっかりで、極寒の地で1年間観測をする大変な生活です。

 この料理人はとても気が利いていて、食べることが何より楽しみな隊員たちを、連日楽しませています。

 これといって事件もなく、隊員たちは仕事をこなしていきます。映画の中で一番の事件はラーメンが底をついたことくらいです。

 麺を打つことは出来るけれど、かん水が無いのでラーメンが出来ないのです。ところがあり合わせの材料から何とかラーメンを作ってしまいます。一同の喜は大変な物です。

 遠く離れている家族、恋人などとの電話によるやりとりも、ごくごく自然です。役者そろいの映画です。

 喜劇だから良いのでしょうが、組織として、もう少し上下関係があっても良いかと思います。1年ともなると、もめ事も起こるので、普通はある程度規律を保つためにも、命令系統などははっきり決まっているのが普通です。

 個人的にはとても好きな映画でした。



2011年2月22日(火)23:01 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

ヒア アフター

ヒア アフター

監督: クリント・イーストウッド
出演: マット・デイモン
   セシル・ド・フランス
    フランキー・マクラレン

あらすじ:
 パリで活躍するジャーナリストのマリー(セシル・ドゥ・フランス)は、恋人と一緒に休暇で訪れていた東南アジアで、津波に遭遇。波に飲まれて生死の境を彷徨ったものの、何とか一命を取り留める。
 だが、帰国した後も、呼吸が停止した時に見た不思議なビジョンを忘れることができず、仕事が手につかなくなってしまう。しばらく休暇を取ることになったマリーは、自分が見たビジョンが何だったのかを突き止めようと、調査を開始する……。

 一方、サンフランシスコでは、かつて霊能者として活躍したものの、死者との対話に疲れきったジョージ(マット・デイモン)が、過去を隠して工場で働いていた。
 彼は、人生を変えようと通い始めた料理教室で知り合ったメラニー(ブライス・ダラス・ハワード)に好意を寄せるが、自分の能力が原因で、彼女は彼の前から去ってゆく……。

 そして、ロンドン。母親と双子の兄と一緒に暮らすマーカス(ジョージ・マクラレン/フランキー・マクラレン)は、突然の交通事故で兄を亡くす。
 母と別れ、里親に預けられたマーカスは、もう一度兄と話したいと霊能者を訪ね歩くものの、本物の霊能力者には出会えない。だがある日、彼は、ジョージの古いウェブサイトに行き当たる……。

 調査の成果を本に書き上げ、ブックフェアに参加するマリー。すべてから逃げ出して大好きなディケンズの博物館を訪ねるジョージ。二人の行き先はマーカスが暮らすロンドン。3人の人生が交錯し、何かが起きようとしていた……。(goo映画より)

感想:
 始まりのツナミのシーンはとてもリアルで、迫力満点です。
 オカルト映画ではなく、とてもまじめな映画でした。生と死についてまじめに考えさせられます。
 双子の兄弟の絆を見事に描いています。心温まる素晴らしいラストでした。

 
 いつも思うのは、外国映画の子役の演技の見事さです。邦画でも大人の演技はさほど変わりないのですが、子役の演技段違いです。



2011年2月21日(月)00:53 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

いつもの寿司屋

 いつもの寿司屋に行きました。普通の寿司屋ですが、写真で見ると綺麗に見えます。(笑)







 ちょうど旬のトリガイが素晴らしい味でした。トリガイを4貫いただきました。さらにヒラメも良かったので、4貫食べました。



ヒラメは、「紅葉おろし」に「アサツキ」で酢醤油で、


2011年2月20日(日)21:28 | トラックバック(0) | コメント(5) | 気紛れ写真 | 管理

県議会議員選挙

 知り合いが立候補するので、事務所を訪問しました。

 初めての挑戦のため、盛り上がりが足りない感じです。知名度も低いし、準備も遅かったし、何かと心配です。

 本人はとても純粋な方なので、是非とも当選して欲しいと願っているのですが・・・



2011年2月19日(土)23:48 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

「ザタウン」

「ザタウン」

監督:ベン・アフレック
キャスト:ベン・アフレック、レベッカ・ホール、ジョン・ハム、クリス・クーパー、ブレイク・ライブリー、ジェレミー・レナー、ピート・ポスルスウェイト

あらすじ:
 広大なアメリカのどこよりも強盗が多発する街。それが、ボストンの北東部に位置するチャールズタウン。そこに暮らす者たちは、愛と憎しみを込めて、その街を“タウン”と呼んでいた。

 タグ(ベン・アフレック)は、強盗を親から子へと家業のように引き継がれてゆくこの街から抜け出そうとしていた。しかし、その思いとは裏腹に、今では強盗一味のリーダーに収まり、狭い街角で家族のように血と骨を分け合って育った3人の仲間たちと、ひとつの証拠も残さない完全犯罪に命を張っていた。

 その日も綿密な計画に従って銀行を襲撃。だが、逃走するまでの間、予定外の人質を取る羽目になる。人質となった支店長のクレア(レベッカ・ホール)がタウンの住民だと知ったダグは、何を見たのかを確認するため、正体を隠して彼女に近づく。
 
 決して交わるはずのなかった2人の出会いは、やがてタウンの人々の運命をも変えてゆく。激しい恋に落ちたクレアとの新しい人生を願うダグ。だが、FBI捜査官フローリー(ジョン・ハム)は執拗な追求で一味を追いつめる。

 一方、タウンを出ていこうとするダグを許さない仲間のジェム(ジェレミー・レナー)。そして、クレアに忍び寄る裏社会の掟。仲間を裏切るか、愛という名の希望を失うのか……。ダグは大リーグスタジアムの襲撃という最も危険な最後の仕事へと向かう。人は生まれ持った宿命から逃れ、人生を変えることが出来るのか……?
                             goo映画より

感想:
 リアルな強盗シーン、ものすごいアクションは素晴らしい。筋立てもなかなか上手くいっています。特にラストシーンは見事でした。

 残念なのはタグが組織を抜けようとするとき、ボスが発する言葉です。あれではいけません。単純すぎます。恨みを買うに決まっています。

 ギャングのボスならもっと上手く言うに決まっています。そうでなければボスは務まりません。「仲間のことを考えろ!おまえが居ないと彼らは生きていけないんだぞ!」「女のために仲間が死ぬことになっても良いのか?」「将来俺の跡を継ぐのはおまえだ!」などと上手く言うのが普通です。

 抜けるタグも黙って姿を消すのが普通です。わざわざ抜けたいと言いに行くのは間抜けな感じです。その辺が単純な感じを受けます。



2011年2月18日(金)22:31 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

富について

 落語では富札を扱った噺は「宿屋の富」以外にも、「富久」、「水屋の富」、「御慶(ぎょけい)」があります。

 江戸時代の「富くじは現代の宝くじそのものです。
室町時代から有りましたが、寛永年間(1624~44)ころ幕府が認めたようで関西の寺社が始め、江戸では宝永年間(1704~10)ころより盛んになったようです。

 寺社の修繕費用捻出のために始まりました。文化文政期(1804~29)に最盛期となり、月に20回以上富がありました。落語に出てくる千両富はまれで、普通は100両~500両が一の富でした。千両富は現代の年末ジャンボといったところです。

 富札は時代によって違いますが、1枚1朱~1分でした。1分は1両の四分の一ですからとても高額でした。1朱は1分の四分の一です。庶民にはおいそれと買える金額ではなかったので共同購入する「割り符」や、現代の私設馬券(ノミ屋)みたいな違法の「影富」が盛んになりました。

 有名なのが谷中感応寺(天王寺)、湯島天神、目黒龍泉寺(目黒不動)で江戸の三富と呼ばれました。倍率は2000倍~3000橋でした。勧進元の寺社は30%~50%の収益になりました。現代の宝くじの期待値が50%ですから、現代よりましだったと言えます。

 いつの世もギャンブルに熱中する人は居たもので、いろんな弊害が出てくるようになりました。御三家の水戸藩が「影富」をやって、これを河内山宗春がゆすったスキャンダルが勃発し大変な騒ぎになりました。正式な記録はありません。

 そんなことで、幕府はしばしば禁止令を出すこともありました。また抑制政策も取られたこともありました。逆に文化文政から天保年間は緩やかになりましたが、天保13年(1842)富は全面禁止になりました。

 



2011年2月17日(木)23:37 | トラックバック(0) | コメント(0) | 落語 | 管理

死に神

「死神」
 借金で首が回らなくなった男、金策に駆け回るが、誰も貸してくれない。
かみさんにも、金ができないうちは家には入れないと追い出され、ほとほと生きるのがイヤになった。

  一思いに首をくくろうとすると、後ろから気味の悪い声で呼び止める者がある。驚いて振り返ると、木陰からスッと現れたのが、年の頃はもう八十以上、痩せこけて汚い竹の杖を突いた爺さん。
「な、なんだ、おめえは」
「死神だよ」
逃げようとすると、死神は手招きして、
「恐がらなくてもいい。おまえに相談がある」と言う。
「おまえはまだ寿命があるんだから、死のうとしても死ねねえ。
それより儲かる商売をやってみねえな。医者をやらないか」
もとより脈の取り方すら知らないが、死神が教えるには
「長わずらいをしている患者には
必ず、足元か枕元におれがついている。
足元にいる時は手を二つ打って『テケレッツノパ』と唱えれば死神ははがれ、病人は助かるが、枕元の時は寿命が尽きていてダメだ」
という。

 半信半疑で家に帰り、ダメでもともとと医者の看板を出したが、間もなく日本橋の豪商から使いが来た。
「主人が大病で明日をも知れないので、ぜひ先生に御診断を」
と頼む。
行ってみると果たして、病人の足元に死神。
「しめた」
と、教えられた通りにすると
アーラ不思議、病人はケロりと全快。
これが評判を呼び、神のような名医というので往診依頼が殺到し、たちまち左ウチワ。
ある日、麹町の伊勢屋宅からの頼みで出かけてみると、死神は枕元。
「残念ながら助かりません」と因果を含めようとしたが、
先方は諦めず、
「助けていただければ一万両差し上げる」
という。
 最近愛人狂いで金を使い果たしていた先生、そう聞いて目がくらみ、一計を案じる。
死神が居眠りしているすきに蒲団をくるりと反回転。
呪文を唱えると、死すべき病人が生き返った。

 さあ死神、怒るまいことか、たちちニセ医者を引っさらい、薄気味悪い地下室に連れ込む。そこには無数のローソク。これすべて人の寿命。男のはと見ると、もう燃え尽きる寸前。
「てめえは生と死の秩序を乱したから、寿命が伊勢屋の方へ行っちまったんだ。もうこの世とおさらばだぞ」、と死神の冷たい声。
泣いて頼むと、
「それじゃ、一度だけチャンスをやる。てめえのローソクが消える前に、別のにうまくつなげれば寿命は延びる」
つなごうとするが、震えて手が合わない。
「ほら、消える。……ふ、ふ、消える」


この噺はオペラから翻訳された噺だそうです。
 悲劇になるので、途中で道楽者になって愛人狂いになる設定になっています。しかしこれだけで死んじゃうのは可哀想ですから、ハッピーエンドの「誉れの幇間」に変えた噺もあります。

 明治のステテコの「鼻の円遊」こと、初代三遊亭円遊は、「死神」を改作して「誉れの幇間(たいこ)」または「全快」と題しハッピーエンドに変えています。

 圓遊さんは、師匠の圓朝から教わったのですが、・・・『主人公が最後に死んでしまうのはどうも、というわけで、改作してしまいまして、主人公はたいこもちにし、死神のスキを見て蝋燭をついでしまい、ついでに自分の旦那をはじめ何人かの分をついで帰って来るということにしてしまいました。この圓遊流は昭和三九年になくなった三代目の金馬さんがやっていました。

 「死に神」は六代目圓生、五代目古今亭今輔が得意にしていました。
 あたくしのは原作どうりのやり方です。これは特異な噺なんですから、あえて結末をおめでたくする必要はないと思います。』・・・と、圓生の覚え書にあります。
 圓生は、死神の笑いを心から愉快そうにするよう工夫し、サゲも死神が「消える」と言った瞬間、男が前にバタリと倒れる仕種で落としました。
圓生の死に神は何度も聞いたことがあります。とても見事ですが、どうにも圓生の真面目さや、意地悪い死に神が嫌いで、好きになれない噺でした。

柳家小三治は、
 男がくしゃみをした瞬間にろうそくが消えるやり方です。ちゃんと男が風邪気味でという仕掛けが入っています。

 ちょうど男の誕生日なので、死に神がハッピーバースデーを歌うと、調子に乗って男がろうそくを吹き消す、というのもあるそうです。これはおもしろい落ちだと思いました。



2011年2月16日(水)20:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | 落語 | 管理

久々の落語会

 久しぶりの落語会でした。今日は噺家さんも二人でした。

 演目は「宿屋の富」と「死に神」でした。

 宿屋の富は、金策に来たのだが上手くいかず、馬喰町の安宿に泊まることになります。懐にはなけなしの一分だけです。見栄を張って大金持ちだとホラを吹きます。

 すると宿の亭主が、安宿だけでは食べられないので、富札を売っているのですが、ここに売れ残ったみ札が一枚有るからと、
 客はホラを吹いたおかげで、なけなしの一分で富札を買わされてしまいます。さらに当たったら半分やると約束してしまいます。

 客は一人になると、なけなしの一分取られちゃったと、ぼやくことしきり。

「あれだけ大きなことを吹いたから、当分宿賃の催促はねえだろう。のむだけのんで食うだけ食って逃げちゃおう」
と開き直ります。

 翌朝二万両返しにくる予定があるので、断ってくると宿を出た客、湯島天神の方に足が向き、当たり番号を見て当たっていることに気づくと、ぶるぶる震えそのまま宿に帰って二階で布団をかぶって寝込んじゃいます。

 宿の主人も富札の当たりを調べに行き、当たっていることに驚きこちらもぶるぶる震え家に帰ると二階へ飛んでいき、客に当たったことを告げます。

 「あたあた、ああたの富、千両、当たりました!」
 「うるせえなあ、貧乏人は。千両ばかりで、こんなにガタガタ……おまえ、座敷ィ下駄履いて上がってきやがったな。情けないやつだね」
 「えー、お客さま、下で祝いの支度ができております。一杯おあがんなさい」
 「いいよォ、千両っぱかりで」
 「そんなこと言わずに」
と、ぱっと蒲団をめくると、客は草履をはいたまま。

 
 富くじを扱った噺には「水屋の富」「富久(とみきゅう)」というのもあります。どの噺も、人間の欲を噺にしているので演じ方によっては、上手く笑いを取りにくい、難しい噺です。

 10代目金原亭馬生も「水屋の富」はとても難しい噺だと言っていたそうです。

 今日の「宿屋の富」は明るく演じられてその点では上手くいっていました。当たった瞬間の演技はいろんな噺家さんが工夫していますが、今日の噺はあと一歩という感じでした。



2011年2月15日(火)23:26 | トラックバック(0) | コメント(0) | 落語 | 管理

ちょんまげぷりん

「ちょんまげぷりん」

監督: 中村義洋

出演:
錦戸亮(木島安兵衛) ともさかりえ(遊佐ひろ子) 鈴木福(友也) 井上順 中村有志 佐藤仁美 堀部圭亮 今野浩喜 忽那汐里

あらすじ:
 遊佐ひろ子(ともさかりえ)は、子育てと仕事の両立に悩むシングルマザー。やんちゃ盛りの1人息子、友也(鈴木福)とわがままなクライアントに挟まれ、生活費も値上がり。四苦八苦の毎日を送っていた。

 冴えない毎日にストレスを溜め込んでいたある日、着物にちょんまげ姿の男に出会う。その男の名は木島安兵衛(錦戸亮)。180年前の江戸時代からやってきた本物の侍だった。なぜ、現代の東京にやってきたのか安兵衛自身も訳が分からず、江戸から東京、街の激変ぶりにただ呆然とするばかり。帰る方法は見つからず、行く当てもない安兵衛は、成り行きで遊佐家に居候することに。

 すると安兵衛は、恩返しに遊佐家の家事すべてを引き受けると宣言する。初めは俳優か頭のおかしい男だろうと思っていたひろ子も、一生懸命に家事をこなす安兵衛の姿を見て考えを改める。
 ハンバーガー店では大騒ぎする友也をたしなめて礼儀や男らしさを教え、熱を出せば心を込めて看病する。現代では見られない筋の通った男らしさは新鮮で、ひろ子は安心して仕事に打ち込み始める。父親不在に慣れていた友也もひろ子同様。大人の男と一緒に暮らして守られたり、キチンと叱られたりする安心感を初めて知るのだった。

 このまま3人でずっと暮らしていくことを考え始めた頃。秘められていた安兵衛の才能が開花する。それはお菓子作り。友也のために作ったプリンがきっかけだった。江戸時代ではお役目から遠のいていた安兵衛。刀をナイフに持ち替え、パティシエとしての実力を認められたことで、初めて働く喜びを知ることになる。だが、やがて手作りケーキコンテストに出場することが決定すると、3人の間に築かれた微妙なバランスが崩れ始める……。(goo 映画より)

 感想:
  この手の話は、ワープしてきた人物が時代錯誤を、笑いの材料にしがちです。この映画では、主人公は時代のギャップに驚くけれど、大げさでなく自然に現代に順応していきます。逆に順応しながらも武士としての誇りと、今では失われつつある親子の関係、子育ての信念は失いません。

 この物語の本質はそこにあります。作者は現代の共働きや、シングルマザーの問題を、江戸時代の親子関係で訴えようとしています。

 ともさかりえの演技はとても自然で、光っていました。友也役の鈴木福もすばらしい演技でした。

 エンディングも洒落ていました。

 興行成績が良かったのも頷けます。お勧めの一作です。



2011年2月14日(月)23:56 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

冬景色

 桜並木の冬景色です。とにかく寒いので2~3枚撮って終わりにしました。

 

 よく見ると枝の様子は春も近い!



2011年2月13日(日)16:25 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気紛れ写真 | 管理

車のタイヤを交換

 タイヤが減ってきたので、ついに交換しました。40タイヤなので、費用がかかりました。

 無理に走れないことはないのですが、タイヤだけは早めの交換を心がけています。

 以前東名で雨の日に、完全に後ろを向いたことがあります。また左前のタイヤが木っ端微塵にったこともあります。どちらも命に関わる出来事だったので、それ以来タイヤには気をつけています。



2011年2月12日(土)23:07 | トラックバック(0) | コメント(0) | 車の話 | 管理

寒くて

 休みだったけど寒くて一日中家にいました。暖かくして本を読むと眠くなるし、TVはつまらないし・・・


 外に出るのがおっくうで、夕食もピザの宅配でした。

 全く意味のない一日でした。

 TVがつまらなくなったのは、スポンサーがお金を出さなくなった事もあります。不景気が続きTVのCMでは物を買わなくなったからでしょう。

 最近は消費者は趣味の物にはお金を出すけど、日常の物には価格にも敏感で、必要がない物にはお金を出さなくなっています。



2011年2月11日(金)22:59 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

通り道の高台から

 通り道の高台から写真を撮りました。少し遠すぎるのですが、大井川の景色です。


 帰り道の夜景です。三脚を持っていなかったので手持ちで撮りました。少しぶれています。


2011年2月10日(木)20:41 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気紛れ写真 | 管理

曇りの日の写真

 日本海側ではまだ雪も降っているというのに、急に暖かくなりました。昼間はまるで春のような陽気です。

 この陽気も連休の頃には崩れ、雨のようです。写真を撮りに行こうかと思っていたのですが、残念な事になりそうです。くっきりした写真(パンフォーカス)が好きなので、曇りの日は苦手です。

 曇っていても見事な写真を撮る人は、凄いと思っています。原則は空をれないことだそうです。建物を撮るときなど空を出来るだけ入れないで、建物だけを撮ると陰が強くなくて、良い写真が撮れるそうです。あえて曇りの日に取りに行く人もいます。

 ポートレイトは色々ですが原則は室内です。屋外の場合、ほんわりした写真(ソフトフォーカス)は曇りの方が綺麗にとれます。顔に反射板(レフ板)を使って反射光線を入れると効果的です。

 机の前に座っていても、机の上に白い紙を置くだけで、とても綺麗に写ります。



2011年2月9日(水)23:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気紛れ写真 | 管理


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