Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



映画  ドラマ TV
~説明~
主に衛星放送で映画を観ます。時には映画館にも行きます。

謝 依旻

 NHK杯テレビ囲碁トーナメント

4月5日 1回戦第1局
山田 規善 九段 VS 謝 依旻(シェイ イミン)女流本因坊
謝 依旻は女流棋士特別採用枠ではなく、本選リーグの結果によるプロ入りでした。

 大変な戦いでしたが、謝 依旻のパンチが炸裂し黒番の山田 規善の石が全滅しました。以前にも男性プロとの仕合で、相手を全滅させたのを観たことがあります。

 容姿はメチャメチャな髪型で、暗い感じです。力碁で、戦闘派です。勝つときも負けるときも、凄い戦い振りで、観ていて気分がよいので大ファンです。2回戦も頑張って貰いたいと応援しています。

 コーディネーターを付ければ良いと思うのですが(笑)



2009年4月5日(日)21:39 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

バッファロー66

バッファロー66
 1998年アメリカ

キャスト
 ヴィンセント・ギャロ
 クリスティーナ・リッチ
 アンジェリカ・ヒューストン
 ベン・ギャザラ
 ケヴィン・コーリガン

あらすじ
 1966年にニューヨーク州バッファローで生まれたビリー・ブラウン(ヴィンセント・ギャロ)は、5年ぶりに刑務所から釈放され、故郷に帰ることになりました。
 ところが彼はこの5年の空白を、政府の仕事で遠くに行っていたと両親に偽っていたばかりか、自分は成功し、裕福で、妻もいるという嘘まででっち上げていました。

 このまま家に帰るわけにはいかないビリーは、ダンス・スクールでレッスン中だった少女レイラ(クリスティーナ・リッチ)を拉致し、両親の前で妻のふりをするよう脅迫しました。 

 レイラはなかなか演技が上手で、彼をほめようとします。所が両親、父親ジミー(ベン・ギャザラ)、 母親ジャネット(アンジェリカ・ヒューストン)は彼にそれほど関心を示しません。   

 乱暴なようでも、純粋なビリーに惹かれたレイラはとても優しく、孤独なビリーは癒されていきます。

  刑務所に入ることになった原因のフットボール選手を殺そうと、彼の所に向かうが思い留まり、レイラの待つホテルに帰るのでした。

感想
 以前見たのですが、再度見ました。とてもよい映画で感動しました。若者の孤独感、疎外感が見事に描かれています。

 女性の方も計算もなく、単純に彼に愛情を示します。

 親に送る写真を撮るところは、笑えました。
最後の終わり方も素晴らしく、心が温まる映画でした。



2009年3月20日(金)23:25 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

Dearフランキー

Dearフランキー
       2004年 イギリス
 監督 ショーナ・オーバック              
                              
 出演 エミリー・モーティマー
    ジェラルド・バトラー
    ジャック・マケルホーン
                                                         
   
あらすじ

 母親と祖母と暮らす耳の不自由な少年、フランキーの楽しみは、離れて暮らす船乗りの父から届く手紙だった。しかし、その手紙は母親のリジーが書いたもの。彼女は度重なる夫の暴力に耐えかね、家族を連れて逃げていたのだ。

 そんなある日、父親が乗船していることになっている船と同じ名前の船が港に着くことになり、リジーは1日だけ父親になってくれる男性を探すことに…。家族のきずなを暖かい視点で描いた感動作。

感想
 有りそうな話で、面白く見られました。この手の話の結末はおおよそ見当が付くのですが、ちょっとしたどんでん返しになっています。とても良い終わり方でした。

 頑なな母親の演技が素晴らしく、仮の父親も寡黙で良い演技でした。それ以上に子役のフランキーの大げさでない仕草は、素晴らしい演技でした。それは最後のどんでん返しに繋がります。

 会話の少ない映画ですが、母親、子供、仮の父親それぞれの心の動きを巧みに表現していました。

 いつか男の子は、母親をいたわるようになっていくものです。実によい設定でした。監督のセンスの良さと、設定の旨さが一番でした。

 リアルな表現なのでしょうが、訛りのひどい英語で始めどこの国の映画かと思いました。


 映画祭でも絶賛されたそうですが、納得できました。



2009年2月15日(日)23:58 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

スイート ノベンバー

Sweet November
 製作年 : 2001年
 製作国 : アメリカ
 キアヌ・リーヴス (Nelson)
 シャーリーズ・セロン (Sara)
 ジェイソン・アイザックス (Chaz)
 グレッグ・ジャーマン (Vince)
 リーアム・エイケン (Abner)

あらすじ
 サンフランシスコの一流広告会社に勤める仕事人間のネルソン(キアヌ・リーヴス)は、ある日、自動車免許の更新場で出会った風変わりな女性サラ(シャーリーズ・セロン)から、この11月の間、1ヵ月だけの恋人になることを唐突に提案される。

 彼女の強引な態度、加え一緒に住むこと、仕事を一切してはいけないことという一方的な条件に困惑するネルソンだが、まもなく承諾。そして彼は次第に彼女に惹かれ、恋におちていく。やがてプロポーズ。

 だがサラは、実は末期ガンであった。それを知ったネルソンは看病を申し出るが、サラは彼への愛ゆえに拒否。マフラーだけを残し、そのまま彼の前から姿を消してしまうのであった。(goo 映画より)

感想
 なかなか良い話でした。冷静に考えるとこんな具合には行かないとは思いますが、形はどうであれ納得できる部分も沢山ありました。末期癌の割には顔色も良く、とても元気で変ではありますが、そこは映画ですから良いとしましょう。

 難しい役ですが、シャーリーズ・セロンの名演技が光りました。キアヌ・リーヴスは相変わらず唐突な感じでしたが、この役ではちょうど良い具合でした。
 



2009年2月14日(土)23:32 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

江戸小紋

江戸小紋

 TVで江戸小紋の特集を見ました。江戸小紋とは、もともと江戸時代に武士の裃に使われ、各藩は特定の柄を定め、その藩のシンボルでした。

 江戸中期には庶民のあいだでも盛んに用いられるようになります。粋なセンスを愛する町人文化の発展とともに、柄の種類も色使いも飛躍的に増加しました。遠くから見ると一見無地に見える小紋は、近くで見ると繊細な柄が無数にちりばめられており、高度に駆使された技術はまさに江戸の「粋」を象徴する工芸品です。

 その技術は明治になって機械による染めが発達すると、それに負けないように更に細かい技術が発達したと言われています。

 白生地に細かい柄を切り抜いた型紙を載せ、糊を塗ります。白生地は一反で12m以上の長さがあります。型紙はそれほど大きくないので、型紙をずらして白生地すべてに同じ作業を繰り返します。各模様がずれないようにとても繊細な仕事です。
 その後生地を染料に付けて染色し、蒸気で蒸すと糊が溶けて白抜きになります。

 その型紙を作る作業は、人間業ではありません。1寸四角の中に何百という切り抜きを作るのです。単純何作業ですが、やり損なったら全ておじゃんです。もうこれは芸術と言う領域ではなくて、一種の職人の意地みたいな物だそうです。その型紙の紙を作る人も、職人技です。

 最近はコンピュータによる染めで、正確無比になっているようで、失われていく技術になるかも知れません。

 江戸小紋はとても上品な着物で、公式の場にも着られる素晴らしい物です。TVを見て感動しました。



2009年2月8日(日)22:39 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

計算が苦手な人

 探偵!ナイトスクープを見ていたら、計算が苦手の方からの依頼の番組がありました。

『計算できない女たち』探偵/北野 誠
 鹿児島県の女性(23)から。私は計算が苦手で、指を使わないとできない。他の教科は得意だが、算数だけができない。
 計算ドリルやインド式計算の本などを買ってみたが、本の中を見て気分が悪くなり、諦めてしまった。そんな中、仕事中に計算間違いの大失敗をしてしまった。どうか、2桁の数同士の足し算を暗算でできるようにして欲しい、というものでした。

 実はすぐ知り合いに、同じような人が居ます。上記の人ほど凄くはありませんが、2桁の数同士の足し算は、紙に書いて、指を使っています。指を使えばかなり正確に計算できます。
 
 分数は超苦手で、二分の一足す三分の一は、五分の二と計算しますが、多分違っていることは本人も知っているので、答えません。(笑)

 その他は至って普通で漢字もちゃんと読めますし、お金の計算は独特の方法を使っているようですが、お金の計算も出来ます。九九はそんなに得意ではないようです。

 TVで練習風景を見ました。9時間くらいかけて何とか暗算出来るように成りましたが、終わってから、
「4人で2000円食べたけど、割り勘にすると一人いくらかな?」という質問に、
「多分一人200円以上には成ると思う・・・」という恐ろしい回答でした。

 知り合いにも、時々は普通の計算を教えてあげたりしていましたが、単に技術だけなら教えられるけど、算数のセンスというか、応用というか、実際には簡単にいかないことが判りました。



2009年1月27日(火)23:55 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

「アインシュタインと世界一美しい方程式」

 ハイビジョン特集 フロンティア「アインシュタインと世界一美しい方程式」
 
 今から100年前、アインシュタインは「宇宙の真理」に迫る方程式を導き出した。E=mc²。世界一美しいと言われるこの方程式は、人類の世界観を変えた。この方程式の誕生の背景には、18世紀以降、ヨーロッパの科学者たちが発見した、「質量」や「エネルギー」に関する法則があった。相対性理論はどのように生み出されたのか。番組は、科学の進歩をドラマチックに描いていく知的エンターテインメントである。

ア インシュタイン26歳。妻ミレーバとささやかに暮らすスイス特許局の技術員であった。職場に希望を見出せないアインシュタインは、一日中、窓の外を走る列車をながめて過ごしていた。

 そんな彼の脳裏を、ある時ひらめきがよぎる。それは、歴代の科学者が積み重ねてきた発見や法則を集大成するような画期的な世界観だった。E=mc²(エネルギーは質量と光速度の2乗の積に等しい)。今からおよそ100年前の1905年、20世紀最大の発見とも言われる、この法則が導き出されたのである。
 
 歴史を飾った科学者たち~「相対性理論」前史~相対性理論は、決してアインシュタイン個人の研究とひらめきだけで生まれたのではない。そこには、長い年月にわたる世界の科学者たちの膨大な思索と蓄積が存在したのだ。

 「電磁誘導の法則」を発見し、エネルギー理論の解明への糸口を見出したファラデー、質量保存の法則に早くから着目し、フランス革命で処刑されたラヴォワジール、電磁波の存在を理論的に予言したマックスウェルなど、アインシュタインの歴史的発明へとつながった数々のすぐれた科学者たち。 (NHK番組紹介より)

感想
 ドラマ仕立てに成って高度な話を、上手く説明していました。良い番組といえます。

 ただ盛り上げようと、一部には史実と少し違うような所もあったような気がしました。上記の科学者以上に、光の速度を測った実験が一番のヒントに成ったのが事実です。

 マイケルソンは、「マイケルソンの干渉計」でエドワード・モーリーと協力して光速度の測定をしました。地球の自転速度などを利用して、光の速度の変化を測定しました。しかしどのような方法で測っても、光の速度は同じだったのです。またアインシュタインの功績は、実は奥さんの力がかなりあったとも言われています。

 アインシュタインを高く評価していますが、その後の量子力学の世界に対して、彼はその素晴らしい研究成果を決して認めようとはしませんでした。
 彼の有名な言葉「神はサイコロ遊びをしない」です。彼は次第に物理学の主流から孤立していきました。

 もちろん現在でも量子力学は不完全な物で、いつかはE=mc²のような、完全な統一理論が発見されるかも知れません。彼はそれを信じていました。



2009年1月26日(月)23:02 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

松本清張ドラマ「疑惑」

田村正和&沢口靖子、社会派で挑む新境地 松本清張ドラマ「疑惑」
 (24日 テレビ朝日系 後9・0~11・21)

あらすじ
 社会派ミステリーというジャンルを生んだ松本清張の生誕100周年を記念し、「疑惑」がテレビ朝日で今月、ドラマ化される。

 夫を殺害したとして起訴された女の国選弁護人が、事件の真相を解き明かす物語。気骨の弁護士・佐原卓吉役を田村正和、“鬼クマ”と呼ばれる美しくミステリアスな女性・白川球磨子(くまこ)役を沢口靖子が演じる。これまでにない役に挑戦する2人に、ロケの行われた石川県金沢市で話を聞いた。(三宅陽子)

 資産家夫婦の乗った乗用車が海に転落する事故が発生。生き残った妻、球磨子(沢口)は、多額の保険金を目当てに夫を殺害した疑いで逮捕され、世間の批判を浴びる。「有罪判決間違いなし」の世論が形成される中、国選弁護人となった佐原(田村)は、球磨子が隠す過去から、事件の新事実を知る-。

 逮捕前、金沢市内の高級料亭で開かれた記者会見。胸元の大きく開いた派手なドレスで登場した球磨子は、対面した記者(室井滋)に鋭い目を向ける。

 「私が逮捕されそうで、ほっとしたでしょ」
 どすのきいた声に、会場は一瞬にして凍りついた。

 誰もが認める清純派女優の悪女ぶりに「攻撃的で暴力的で…。なじむのに時間がかかりました」と沢口は苦笑い。一方の田村は、球磨子について「エキセントリックで手がつけられない」としながら、「この女の無実の罪をどうにかして解いていこうというやりがいを感じた。最後は涙を流してくれるということを楽しみに、演じています」と笑わせた。

感想
 とても面白く観られました。
さすがに原作がしっかりしているので、しっかりした作品に成っていました。毎週やっているよう、なサスペンスとは大違いです。トリック以上に、被疑者の微妙な心理が見事に描かれていました。
 田村正和は多少芝居がかった台詞も似合っていました。

 沢口靖子も、品が無くて、美人でという新しい役柄を上手く演じていました。
 
 室井滋の記者、津川雅彦の弁護士は素晴らしい演技で、このドラマの厚みを増していました。



2009年1月25日(日)22:07 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

地球が静止する日

監督
スコット・デリクソン

出演
キアヌ・リーブス
ジェニファー・コネリー
キャシー・ベイツ

あらすじ
 任務遂行のため、ロボットの“ゴート”を従えて地球に降り立った人間型異星人“クラトゥ”。政府や科学者たちが謎の解明に奔走する中、ある女性と義理の息子は、クラトゥの任務に巻き込まれていく。そして二人は“地球史上最大の危機”が、今まさに訪れていることに気付く…。

感想
 最近の映画の傾向ですが、話の筋立てより画像で迫力を出す傾向が強い映画の一つです。CGは素晴らしく、説得力は十分です。

 残念ながら話全体に整合性が足りません。登場人物の設定も説明不足ですし、会話も人物が描き切れていません。特にロボットという設定とはいえ、キアヌ・リーブス 演じるクラトゥは表情、会話などロボット役には良いのかも知れませんが、はっきり言って大根なのではと思ってしまいます。

 あんなに科学力が有るのなら、簡単に銃で撃たれたりするのもおかしな話です。途中からは、ミサイル攻撃にも対応できるクラトゥが変に逃げ回るのもおかしな話です。無敵の大型ロボットも、間抜けで丈夫なだけで全く活躍しません。

 何年も前から潜入していた捜査員から情報を聞いていたのなら、初めから国連なり、アメリカ大統領にじかに話すとか、どうにでも成りそうです。第一あんなちんけな店で打ち合わせしなくても、あれだけの科学力が有れば、通信で知っているはずなのです。

 地球代表に条件を出すが従わない、仕方なく人類を・・・と言う筋立ての方が納得できます。

 多くの人はこういった映画が好きなのでしょう。面白い映画ではあります。個人的には、それほど感動するような映画でありませんでした。



2009年1月22日(木)23:04 | トラックバック(0) | コメント(1) | 映画  ドラマ TV | 管理

幸せの1ページ

「幸せの1ページ」
  2008年 : アメリカ

 アビゲイル・ブレスリン(ニム・ルソー)
 ジョディ・フォスター(アレクサンドラ・ローバー)
 ジェラルド・バトラー(アレックス・ローバー/ジャック・ルソー)

あらすじ
 ウェンディ・オアーの同名の人気児童書を映画化した冒険ファンタジー。

 アレクサンドラは、大人気の冒険小説家。なのに、対人恐怖症で引きこもり。そんな彼女が書くヒーローは、空想で作った理想の男性像だった。新しい小説のネタを探していると、孤島で暮らす海洋学者の記事が目にとまった。
 彼に協力を求めるつもりでいたが、ある日、南の島の少女・ニムから、物語のヒーロー宛にSOSのメールを受け取る。ニムを救うため、アレクサンドラは初めて家の外へ出て、南太平洋へと旅立つが…。


感想
 話はたわいない物ですから、演技が大事です。ジョディ・フォスターはやっぱりすごい役者です。コメディーも見事に演じています。こういった映画はたいてい子役に食われてしまいがちですが、対等以上に頑張っています。

 この映画は子役のアビゲイル・ブレスリンが主役ですが、素晴らしい演技でした。

 何時も思うのですが、邦画に比べ洋画は子役が抜群に上手いことです。聞くところによると、邦画は短時間に撮影するので、どうしても練習不足になりがちなのだそうです。大人の役者なら上手にこなしますが、子役は何度も何度も撮影する必要があるそうです。飽きてしまうので、結局何日もかける必要があります。
 同じ事は楽器を弾いたりするような動作も、洋画では役者さんが何ヶ月も練習するのだそうです。実際には弾かなくても、手つきが違います。



2008年12月4日(木)21:57 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

バベットの晩餐会

バベットの晩餐会

製作: 1987年 デンマーク
監督: ガブリエル・アクセル
出演: ステファーヌ・オードラン / ボディル・キェア / ビアギッテ・フェザースピール

あらすじ
 19世紀後半、デンマークの辺境の小さな漁村に、厳格なプロテスタント牧師(ポウエル・ケアン)の美しい娘、マーチーネ(ヴィーベケ・ハストルプ)とフィリパ(ハンネ・ステンスゴー)は住んでいた。

 やがてマーチーネには謹慎中の若い士官ローレンス(グドマール・ヴィーヴェソン)が、フィリッパには休暇中の著名なオペラ歌手アシール・パパン(ジャン・フィリップ・ラフォン)がそれぞれ求愛するが、二人は父の仕事を生涯手伝ってゆく決心をし、歳月がたち父が亡くなった後も未婚のままその仕事を献身的に続けていた。

 そんなある嵐の夜、マーチーネ(ビアギッテ・フェザースピール)とフィリパ(ボディル・キェア)のもとにパパンからの紹介状を持ったバベットという女性(ステファーヌ・オードラン)が、訪ねてきた。

 パリ・コミューンで家族を失い亡命してきた彼女の、無給でよいから働かせてほしいという申し出に、二人は家政婦としてバベットを家におくことにした。やがて彼女は謎を秘めつつも一家になくてはならない一員となり、祖国フランスとのつながりはパリの友人に買ってもらっている宝くじのみであった。

 それから14年の月日が流れ父の弟子たちも年老いて、集会の昔からの不幸や嫉妬心によるいさかいの場となったことに心を痛めた姉妹は、父の生誕百周年の晩餐を行うことで皆の心を一つにしようと思いつく。

 そんな時バベットの宝くじが一万フラン当たり、バベットは晩餐会でフランス料理を作らせてほしいと頼む。

感想
 宗教的な面もある話ですが、とても心温まる素晴らしい映画でした。

 物語は前半はゆっくりと進みますが、後半は料理が中心になって、見事な展開となります。芸術家として、バベットは、最善を尽くします。

 素晴らしい料理の本当の価値を解らない村の人達ですが、ちょうど将軍となったローレンスも出席することになって、この料理の価値を褒め称えます。

 貧しくも清く献身的な人達の姿に心打たれます。それに音楽であれ、料理であれ芸術としての力を感じました。
 本当に良い映画で、大変感動しました。



2008年11月11日(火)23:50 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

アイアンマン

「アイアンマン」
スタッフ・キャスト
 [監督]ジョン・ファブロー
 
 [出演]ロバート・ダウニー・Jr./グゥイネス・パルトロー/テレンス・ハワード/ジェフ・ブリッジス 

あらすじ
 巨大軍事産業の社長トニーは、自社兵器の実験中にテロ組織に拉致されてしまう。捕虜となった彼は組織の命令で武器の開発を命じられるが、敵の目を盗みパワードスーツを開発。自身で装着し、敵陣から脱出を図るが……

感想
 話の構成はごく普通でした。その代わり映像がとにかく素晴らしい映画でした。パワースーツの制作など、実に詳細なところまでリアルに描かれています。

 戦闘シーンも超リアルです。娯楽映画としては素晴らしい出来でした。

 とにかく筋立てが変に捻っていなくて、安心し観られます。見終わってスカッとする事間違いなしです。娯楽映画としては、最高でした。やっぱり正義と悪の戦いは、こうで無くてはいけません。大好きな映画の部類です。

 この映画は冷静に観ればCGと解っていても、ついつい引き込まれるほど良くできています。映像は素晴らしいのですが、ストーリーがどうしても単純になりがちです。最近の映画は映像が先行しすぎて、少々無理なストーリーでも納得させてしまう様な所があります。

 映画が新しい表現法を手に入れたのは確かですが、技術があまりにも凄くてストーリーや、演技を越してしまっているような気もします。



2008年10月1日(水)23:41 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

ウォンテッド

 「Wanted」

監督 ティムール・ベクマンベトフ

出演
ジェームズ・マカヴォイ モーガン・フリーマン アンジェリーナ・ジョリー テレンス・スタンプ トーマス・クレッチマン コモン クリステン・ヘイガー コンスタンチン・ハベンスキー

あらすじ
 ウェズリーはルーティン・ワークにウンザリしている普通の若者。しかし彼の運命は、セクシーで謎めいた女フォックスとの出会いによって激変する。ギリシャ神話の時代から、神に代わって“運命の意志”を実践してきた秘密の暗殺組織“フラタニティ”。ウェズリーはその王位を継承する選択を迫られるのだが…。

 全米の若者を熱狂させたマーク・ミラーのグラフィック・ノベル「WANTED」をもとに、『ナイト・ウォッチ』でロシアから世界に飛び出したティムール・ベクマンベトフ監督が、まったく新しい現代の神話をクリエイト。ハリウッド最新のテクノロジーを得て、圧倒的なヴィジュアル・ワールドを展開する。(作品資料より)

感想
 CGが凄くて、痛快な映画でした。ストーリーはまあまあ面白く出来ていました。こういった映画に話の整合性を求めても意味がないのですが、それにしても荒唐無稽な話です。アンジェリーナ・ジョリーはとにかく格好良くて、素敵でした。

 アクション映画としては面白い映画ですが、少し残酷過ぎますし、話の展開の中でもいきなり暴力ばっかりでした。神経戦みたいなスリルとか、サスペンスに欠けました。人間性とか愛情とか、もう少しあっても良いのかと思いました。R15指定とされた理由が分かりました。

 細かい理屈抜きにスカッとしたい人にはお勧めです。個人的には苦手な作品でした。むしろ先日観た「ハンコック」のような映画が好きです。



2008年9月15日(月)22:51 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

ハンコック

 ハンコックを観ました。

あらすじ
 人助けは日常生活の一部なっているスーパーパワーを持ち、一応ヒーローと呼ばれる(?)ポジションにあるLA在住のジョン・ハンコック。

 ある日、ハンコックが公園のベンチで酔い潰れていると、少年ギャングのハイウェイ暴走事件が勃発。ちびっ子に急かされて、面倒くさそうに現場へ向かったハンコックは、車の天井を破壊しながら、後部座席に乗り込み、足を車の床へ向かって振り下ろした。ハンコックの足は車を突き抜け道路へ着地。車は停止。少年たちの暴走も止まったものの、テレビ中継の事件を見ている市民は大惨事の一歩手前の映像に、冷や汗を流している。

 悪を退治し平和を守っているものの、自分のアピールがヘタで周りに誤解されてしまうハンコック。(スパイダーマンとは、全く逆。正義感も市民からの賛美も無し。しかもそれをあまり気にしない所もスパイダーマンと違う所である。)ヒーローパワーで銃弾をいくら受けても全然、平気。(スパイダーマンより強い?!)しかし、その銃弾によって自分の酒瓶が割られてしまうと頭に来てしまう所も、これまでの正義ヒーローとは異なっている。

 シャーリーズ・セロンの役所は、まだまだ謎に包まれている。ハンコックが踏み切りで立ち往生している車を救うために、電車にエルボーをくらわせて荷台を破壊した時、その助けられた車の運転手はPRマンだったことから、ハンコックの生活は一転する。PRマンは、皆に嫌われているハンコックを擁護し、皆から好かれるためにさまざまな事を提案する。

 その打ち合わせのため、PRマンの家を訪れ、シャーリーズ・セロン演じる彼の妻を見たハンコックは不思議な感覚にとらわれる。彼女もハンコックに対して意味深な視線を残す。二人はなぜか惹かれあう運命にあるようだが、その理由はわからない。彼女はハンコック自身も知らない、彼のスーパーパワーの秘密を知っているらしいが…。  (日本オフィシャルサイトより)

感想
 今までになかった、新しいスーパーヒーローです。スーパー物は正義と悪の単純な対比になりがちですが、ハンコックは人間味があふれていてとても面白く観られました。

 以前観たGガールも人間ぽくて、面白く観られました。今回はそれ以上です。ヒーローの持つ孤独感などが、上手く描かれていました。とても名作です。



2008年8月30日(土)23:53 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

CM

読売新聞 オリンピックCM ですが、初めて見たときは笑えました。多分CGで作ったのでしょうが、本当に見事です。

シンクロは、格好は出来てないけど、振りはちゃんと揃っている所が素晴らしい。

卓球で抜かれたとき、突然カメラマンが現れるところ
が更に面白い。

「追跡取材」篇<シンクロ>
「粘り強い取材」篇<卓球>

 http://www.yomiuri.co.jp/cm/



2008年8月20日(水)01:46 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

崖の上のポニョ

 解説:大ヒットを記録した前作『ハウルの動く城』以来4年ぶりに宮崎駿監督が手掛けた心温まるファンタジー。アンデルセン原作の童話「人魚姫」を基に、人間になりたいと願うさかなの子と5歳の男の子の友情と冒険を生き生きと描く。

 あらすじ: 5歳の少年宗介は、海辺の小さな町のがけの上の一軒家で暮らしていた。市街地から外れた彼の家の周囲には何もさえぎるものはなく、ただただ青く美しい海と空が広がっている。仕事で留守になりがちな父親の不在を寂しく思っていた宗介だったが、ある日、浜でさかなの子ポニョと出会うことでその寂しさも忘れ、やがて2人は強いきずなで結ばれていく。(シネマトゥデイ)

 感想:気楽に観られる、楽しい映画でした。今までの宮崎駿監督の作品とは一味違った作品でした。特に悪人が出るとか、戦いとかではなく、ほのぼのとした話ですが、映像のダイナミックさは、素晴らしい物でした。



2008年8月5日(火)23:01 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

胡同(フートン)の ひまわり

監督: チャン・ヤン
  2006年中国

出演: ジョアン・チェン、スン・ハイイン、リュウ・ツー・フォン、チャン・ファン、ガオ・グー、
     ワン・ハイディ、 チャン・ユエ、リャン・ジン、リー・ビン

あらすじ
 文革によって断たれた画家の夢を息子に託す父親と、そんな父親に反発しながらも同じ道を歩み始める息子の30年に渡る愛憎の日々を描く感動ドラマ。監督は「こころの湯」のチャン・ヤン。

 1976年の北京。胡同(フートン)と呼ばれる下町に暮らす母子のもとに6年ぶりに父親(スン・ハイイン)が帰ってきた。文化大革命に伴い強制労働に借り出されていたのだ。母親(ジョアン・チェン)は夫の帰還を喜ぶが、9歳のシャンヤン(チャン・ファン)はあまりおもしろくない。

 父親は絶たれた画家への夢を息子に託すべく、厳しい教育をほどこしていくのだが、シャンヤンは必至に抵抗を試みるのだった。そうして中国の激動の現代史を背景に、シャンヤンと父親の30年にわたる葛藤の日々が始まる…。(allcinema&goo映画より)

感想
 とても長い映画でした。
 話は親子の葛藤で、今更新しい話ではありませんし、ごく普通の展開でした。胡同(フートン)の中の暮らしは、とても丁寧に描かれています。その点では見事な映画ですが、これほど長々と描いたわりには、話自体が典型的でした。
 
 細かいところまで丁寧なのには感心しましたが、リアルなだけとも言えます。



2008年7月13日(日)23:11 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

異常気象 地球シミュレータの警告

 異常気象 地球シミュレータの警告
    ▽ 台風巨大化の脅威

 去年、米国史上最悪の被害をもたらした巨大ハリケーン・カトリーナ。地球温暖化が原因ではないかと考えられている。将来、温暖化は人類に何をもたらすのか。

 世界屈指の計算速度を誇る日本のスーパーコンピューター「地球シミュレータ」は、私たちの未来に横たわる危機を子細に予測している。 
 
 地球の二酸化炭素濃度は産業革命以降、急速に上がり始め現在は370ppm。このままのペースで経済活動を行い上昇してゆくと100年後には960ppmになる。
 しかし、そこまでの悪化は想定せずに、人類がその危機を認識し、温室効果ガスの排出を削減し、最も努力した場合を想定して計算すると、大気中の二酸化炭素は700ppmの濃度になるという。その結果として気温は4.2℃上昇する。

 東京は奄美大島付近の気温になり、真夏日の日数は100日以上に増加。正月は紅葉の真っ盛り・・・。
 気温の上昇は世界中で熱波による死者の増加という突然の災害をもたらす。一昨年、ヨーロッパに3万人を超える死者をもたらした熱波は、まさにその予兆だったと考えられている。さらに温暖化は、極端な気象災害をもたらす。
 台風やハリケーンなどの熱帯低気圧は巨大化する。カトリーナ級の台風が本州を襲い、暴風による被害が激増。
 異常気象に翻弄(ほんろう)される現在の世界をルポしながら、「地球シミュレータ」の詳細な計算結果をもとに、コンピューターグラフィクスを駆使し百年後の地球の姿を映像化する。(NHKより)
 
 再放送ですが、きょうTVで観ました。
 かなり工夫しても、100年後には大気中の二酸化炭素は700ppmの濃度になるというのには、驚きました。アメリカ、中国は、京都議定書どころか今後の目標すら表明しません。
 これはもうどうやっても防げません。確実に気温4.2℃は上昇します。

 後進国は、先進国に今迄の責任を訴えるのは、当たり前ですが、もうそんな段階ではないようです。特にアメリカは責任が一番大きいのです。アメリカに、さらなるハリケーンが来て、中国には砂漠化と、高潮による被害が来るまでは、止めようがないのかも知れません。そんな事にならない内に、経済優先から環境問題を考えなければいけないでしょう。

 厄介なのは、少しずつ気がつかないような変化であること、時々現れることで、逼迫感が無いことです。

 こうなったら、日本でも新しく家を建てる人は、全て太陽光発電パネルを付けること、ドイツのように自家発電したら電化会社は高値で買い取ることは、すぐにでも始められます。

 世界的にも、宇宙にステーション作って喜んでいるようなお金で、世界中に太陽光発電パネルや、風力発電装置を無償援助することなどは、それほど難しいことではありません。

 石油エネルギーが豊富な内に、贅沢しないでパネルを沢山作っておくことです。車は全て電気自動車にします。基本は鉄道など公共交通手段の利用促進です。石油から作ったプラスチック系の物は、どんなに費用がかかっても再利用とします。火力発電禁止、製鉄所も全て電気で・・・無理かな?

 ヨーロッパではかなり浸透した考えです。このままだとアメリカ、中国が批判の的になるかも知れません。

 でも希望もあります。石油価格が上がり続ければ、自然に使えなくなります。多すぎる地球の人口も、住むところも減り、食料生産も減るだろうし、災害によっても人口は減るでしょう。

 えっ!石炭がある・・・天然ガスもある・・・う~~ん、やっぱり駄目か・・・



2008年7月7日(月)23:46 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

秘境駅へ行こう

 昨日の番組の前には「秘境駅へ行こう」シリーズがありました。

 
#1 小幌駅(室蘭本線)・白井海岸駅(三陸鉄道)
#2 田本駅(飯田線)・知和駅(因美線)
#3 田子倉駅(只見線)・南今庄駅(北陸本線)
#4 八ツ森駅(仙山線)・福島高松駅(日南線)
#5 金野駅(飯田線)・奥大井湖上駅(大井川鐵道)
#6 真幸駅(肥薩線)・白丸駅(のと鉄道)
#7 新疋田駅(北陸本線)・浅岸駅(山田線)
#8 鹿波駅(のと鉄道)・智東駅(宗谷本線)
#9 小和田駅(飯田線)・影待駅(高千穂鉄道)
#10 赤岩駅(奥羽本線)・下白滝駅(石北本線)
#11 一の渡駅(三陸鉄道)・長谷駅(三江線)
#12 大畑駅(JR九州 肥薩線)/中井侍駅(JR東海 飯田線)
#13 秘境駅の魅力をさぐる

 こちらの方がより厳しい駅が多いようです。殆ど観ましたが、どの駅も素晴らしい雰囲気でした。こうしてみても、飯田線には秘境駅が多いようです。

 飯田線は元々豊橋~大海間は豊川鉄道が、鳳来寺鉄道が、長篠(現在の大海駅)~三河川合間、三河川合~天竜峡間は三信鉄道によって、天竜峡~辰野間は伊那電気鉄道が開通させました。

 その後国有化されたため、国鉄時代も各駅の間隔が狭かったのです。

 険しい山の中を走り、道路も立派でなかったせいか、秘境駅のメッカとなったのです。



2008年6月16日(月)20:48 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

全国秘境駅ファイル

 MOND21で放映している「全国秘境駅ファイル」を録画しておいたのを、かなり観ました。一番組30分なので、時間がかかります。

 #1  坪尻駅(徳島県・土讃線)/生野駅(北海道・石北本線)
 #2  竜ヶ水駅(鹿児島県・日豊本線)/久我原駅(千葉県・いすみ鉄道)
 #3  男鹿高原駅(栃木県・会津鬼怒川線)/道後山駅(広島県・芸備線)
 #4  那良口駅(熊本県・肥薩線)/尺別駅(北海道・根室本線)
 #5  尾盛駅(静岡県・大井川鐵道井川線)/糠南駅(北海道・宗谷本線)
 #6  薩摩塩屋駅(鹿児島県・指宿枕崎線)/新改駅(高知県・土讃線)
 #7  新郷駅(岡山県・伯備線)/早戸駅(福島県・只見線)
 #8  佐久広瀬駅(長野県・小海線)/五十石駅(北海道・釧網本線)
 #9  土佐北川駅(高知県・土讃線)/矢岳駅(熊本県・肥薩線)
 #10 北星駅(北海道・宗谷本線)/特牛駅(山口県・山陰本線)
 #11 内名駅(広島県・芸備線)/海路駅(熊本県・肥薩線)
 #12 蕨岱駅(北海道・函館本線)/西大山駅(鹿児島県・指宿枕崎線)
 
 どの駅も人が居なくて、鄙びていてとても興味深く観られました。

 駅紹介の最後に、秘境駅を提唱した牛山隆信(うしやまたかのぶ)氏の面白い解説と、評価点が良い番組にしています。
 
 旅をしたくなりました。

 詳しくはこのサイトに出ています。
 http://www.mondo21.net/zenkokuhikyoueki



2008年6月15日(日)23:15 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理


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