Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



映画  ドラマ TV
~説明~
主に衛星放送で映画を観ます。時には映画館にも行きます。

ダイハード4.0

ダイハード4.0 観ました。

 
監督:レン・ワイズマン
出演:ブルース・ウィリス  ジャスティン・ロング  マギーQ  ティモシー・オリファント  メアリー・エリ    ザベス・ウィンステッド

  
あらすじ
 独立記念日の前夜。ワシントンDCのFBI本部に設置されたサイバー犯罪部に異変が起こった。交通、通信、原子力、水道などのあらゆる全米のインフラを監視するシステムに、何者かがハッキングを仕掛けてきたのだ。この部署を指揮するボウマン部長は事態を重く見て、FBIのブラックリストに乗っているハッカーたちの一斉捜査を部下に命じる。

 その頃、ニューヨーク市警統合テロ対策班のジョン・マクレーン警部補は、管轄外であるニュージャージー州の大学に立ち寄っていた。しばらく連絡を取っていない分かれた妻との娘ルーシーと会うためだった。ところが美しい女子大生に成長したルーシーは、ボーイフレンドと一緒にいるところに突然現れた父に猛然と反発。すげなく娘に立ち去られたマクレーンは、上司からの無線連絡で更に己の不運を思い知らされる。FBIからのお達しで、ニュージャージー州内に住むマットというハッカーの身柄を確保し、ワシントンDCのFBI本部に連れて行けというのだ。

 渋々マットのアパートを訪ねたマクレーンは、そこで謎の一味に襲撃される。一瞬の機転を利かせて敵の銃弾を潜り抜けた彼はマットとともに車に乗り込み、ワシントンDCを目指す。一味はガブリエル率いるテロ集団の傭兵部隊だった。

感想
 とにかく凄い、題名の通り、絶対死にません。(笑)

 凄い映像で、息もつかせないほどです。観ていて楽しい映画でした。

 もし本当にどんなパスワードでも解読できて、あらゆるコンピューターシステムのどこにでも入れる様な、能力が有れば、あんな面倒で危険なことしなくとも、銀行や、証券会社に入って、巨万の富が得られます。

 テロが目的だからと言うのに、最後はお金目当てという展開は、ちょっと不満でした。



2007年7月17日(火)23:56 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

升田幸三

 先日女性棋士の映画を見ましたが、今日ふとテレビを見ていたら、昭和の名勝負という番組でした。

 囲碁は趣味ですが、将棋は苦手です。将棋をさしたりはしません。もっぱら見るだけです。(笑)
 
 1951年木村義雄名人と、升田幸三の名人戦でした。升田幸三は一番好きな棋士です。羽生も一番好きな人といっていました。棋風は豪快で、攻めの升田、受けの大山という時代を築きました。

 若いころは大道の賭け将棋に手を出して、破門されそうになったり、囲碁も強くて、アマチュアの東京代表になったりちょっと変わった人でした。羽生は升田と囲碁を打って、ぼろぼろに負けて升田先生がとても機嫌よかったと言っていました。

 そういえば大山も、チェスは日本一だった時があると聞いたことがあります。

 解説を聞きましたが、素晴らしい将棋でした。名人戦は7番勝負なのですが、升田は殆どの勝負で圧倒的に優勢だったのに、単純なミスを何回も犯し、結局名人位を逃してしまいます。

 升田、大山の時代も、勝率は圧倒的に大山が上でした。けれども升田が勝つときは、その勝ちっぷりは素晴らしく、当時も圧倒的な人気がありました。

 囲碁の世界では、升田に匹敵するのは藤沢秀行でしょう。飲む打つ買うの三拍子で、アルコール中毒、莫大な借金など私生活はめちゃめちゃでした。しかしその棋風は豪快で素晴らしいセンスでした。今でも超一流棋士が教えを受けています。

 今日の放送でも、升田の素晴らしさに感銘を受けました。

 やはり天才とか、異常なセンスは、人並みの常識や、暮らしをしていたのでは身につかないのかと思いました。逆に言うと天才と呼ばれる人は、その世界以外ではどちらかというと、欠陥人間のような気がします。



2007年7月11日(水)23:40 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

「とらばいゆ Travail」

「とらばいゆ Travail」
          を観ました。

監督
大谷健太郎

出演
瀬戸朝香 (本城麻美)
塚本晋也 (宮前一哉 )
市川実日子 (本城里奈 )
村上淳 (矢島弘樹 )
山口美也子 (本城芳江 )
大杉漣 (村岡九段 )

あらすじ
 麻美と里奈は女流棋士の姉妹。同じ名人戦のBリーグに属している。だが、スランプ続きの麻美は自分の負けをエリート・サラリーマンの夫・一哉のせいにして口論が絶えず、一方の里奈も同棲中の売れないミュージシャン・弘樹の焼き餅にうんざりしていた。

 ふたりは、互いのパートナーが羨ましくて仕方がない。そんな中、麻美がこのまま負け続けCリーグに落ちるようなことがあれば一哉と離婚すると言い出し騒動に。しかもそれは里奈たちにも飛び火、4人の関係はこじれにこじれてしまう。

 そして、麻美がBリーグ残留を賭けた対局の日。相手は奇しくも里奈であった。取り引き無しの真剣勝負。果たして、熱戦の末、里奈に勝利した麻美はBリーグに留まることが叶い、インドネシア転勤が決まった一哉とも仲直り。里奈も弘樹とよりを戻すのであった。

感想
 とても面白い映画でした。気の強い女性を演じさせたら、瀬戸朝香以上の人はいないといえるくらい適役でした。
 夫婦喧嘩シーンは乱暴ではないけれど、精神的に追い詰められている女性の姿が見事に描かれています。里との関係、会社での立場、洋画には無い実に日本的なつながりも、写実的です。

 感心したのは、二人とも素人なのに、将棋の駒の扱いが素晴らしいことです。瀬戸朝香は左利きですが、対局シーンの気合いを感じさせる見事な手つきでした。やっぱり映画はこういった細かいディーテールも大事です。

 この話のなかで、山になる姉妹対決の一局ですが、こういった状況にならないように、リーグの早い時期に済ませるようにしているはずです。

 実際にあった話ですが、男性のA級リーグで、師弟対決で弟子は勝っても負けてもリーグ残留が決定していて、師匠はこの一戦で陥落か残留が決まる対局でした。結果は弟子が勝ち、師匠は陥落と言うことになりました。

 将棋界は一度A級から陥落すると、なかなか戻れない、容赦ない厳しい世界です。



 二人の対局シーンはとても見事でした。


 対局シーン以上に素晴らしいのが、夫婦喧嘩のシーンです。

 このシーンのだけでも、傑作といえる映画です。



2007年7月7日(土)15:08 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

映画ソフト

 友人から送られた、映画ソフトをダウンロードしたのですが、解凍方法が解らなくて・・・


2007年6月30日(土)20:50 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド

(Pirates of the Caribbean: At World's End) 2007年/アメリカ

 観ました。

監督:ゴア・ヴァービンスキー 
出演:ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ、ジェフリー・ラッシュ、 ジョナサン・プライス、ビル・ナイ、チョウ・ユンファ、キース・リチャーズ

あらすじ
 海賊の時代に終焉の時が訪れたーー。幽霊船フライング・ダッチマン号を操る “深海の悪霊”デイヴィ・ジョーンズが、彼の心臓を奪った東インド会社のベケット卿の軍門に下ったのだ。世界制覇をもくろむベケットは恐るべき力を手にして海賊たちを次々と撃破。

 いまや絶滅寸前の海賊たちが生き残る望みは、ただひとつ。世界各地の海を治める“伝説の海賊”たち9人を召集し、彼らのもとに結集し生死をかけた全面対決を挑むほかはなかった。

 ウィル(オーランド・ブルーム)とエリザベス(キーラ・ナイトレイ)は9人を召集すべく危険な冒険へと乗り出すが、最後の一人が誰か判明すると、その探索は絶望的なものとなった。

 9人目の男の名はキャプテン・ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)。ジャックは溺死した船乗りが沈められている海底“デイヴィ・ジョーンズ・ロッカー”に囚われているという。仲間たちは、ジャック奪還の手掛かりを握る海賊サオ・フェン(チョウ・ユンファ)を訪ねシンガポールへと進路を取った。はたして、ジャックを救うことはできるのか…。

 今、前人未到の“世界の果て”で、海賊史上最初にして最後の一大決戦が、始まろうとしていた。

感想
 前の2作品を観ていないので、面白さが半分くらいしか判りませんでした。とても複雑な話で筋を追うのがやっとでした。

 周りに聞いたら、既に第2作でもよく解らない人がいました。(笑)またこの作品を二回観に行った人もいるそうです。

 INであらかじめ、あらすじ(ネタバレあり)でも良いから読んでいくと良いかもしれません。

 前の2作品を観てある人には堪らなく面白いのでしょう。



2007年6月10日(日)23:28 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

その後のスパルタ

 スパルタが強い戦士を必要としたのは、奴隷制度が厳しく、領土もアテネなどより広かったため、常に紛争が絶えなかった所為です。

 当時は何処の国でも、負けた方は奴隷になったり、皆殺しになったりしていました。別段ペルシアが悪者というわけではありません。アメリカ映画なので、ギリシアは正義、ペルシアは悪人というのも身勝手な設定です。

 アテネに勝ったスパルタもテーベに破れます。結局アレクサンダー大王に統一され、その後ローマの支配を受けることになります。

 ギリシアはその後ローマの支配を受け続けますが、ギリシア人の思想、芸術はローマの中で生き続けました。ローマ人は戦争と、建築は得意でしたが、思想、芸術は全く駄目で、ローマの美術品、素晴らしい彫刻など全てギリシャ人が作っていました。



2007年5月30日(水)23:10 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

300<スリーハンドレッド

 300<スリーハンドレッド
             を観ました。
 世界中で記録的No.1ヒット続出の映像革命!300人 VS 1,000,000人、真っ向勝負!!
そこでは、戦えない子供は谷底に捨てられ、成人の儀式では飢えた猛獣に独り敢然と立ち向かわねばならない。生き残った者だけが一人前と認められる過酷にして厳格なルールのもと男たちは育てられ、世界史上類を見ないとてつもない国家を作り上げた――それが、スパルタだ。侵略をもくろむペルシア帝国100万の大軍を前にしても、ひるむことのないスパルタ魂。王レオニダスのもとに集まったスパルタ300人の屈強な男たちが、ペルシアの巨大軍を向こうに回し、空前絶後の壮絶なバトルへと挑み込む!
 
 100万対300。無謀すぎて荒唐無稽にさえ思えるこの戦いは、空想の産物などではない。それこそが、史上もっとも熾烈な闘いのひとつとして、ヘロドトスの「歴史」にも記されているテルモピュライの戦いなのだ。

 B.C.480以来、2500年にわたって世界の男たちの心を鷲づかみにし続ける、伝説的な史実。『シン・シティ』のクリエイター、フランク・ミラーのグラフィック・ノベルをもとに、古代ギリシア不滅の伝説を、今でしかありえない斬新な映像で、鮮烈に、そして強烈に描き出すアクション超大作『300<スリー ハンドレッド>』。まだ誰も観たことのない、男たちの新たなる伝説が、いまここに誕生する!

感想
 史実は映画とは少し違いますが、おおむね以下のようです。
 スパルタはペルシア戦争においてその真価を発揮した。紀元前480年、破竹の勢いで侵攻を進める30万のペルシア軍に対し、ギリシア諸都市連合軍の作戦立案を担当したアテネのテミストクレスは、山間のテルモピレーでペルシアの侵攻を食い止める作戦を立てた。

 この戦場は主にスパルタが担った。しかし地元民に内通者が出てペルシア軍に迂回路を教えたため、背後を突かれて窮地に陥ることとなった。そこでスパルタ王レオニダスは他の諸都市の兵4000を先に逃亡させた後、自ら300人のスパルタ兵を率いてペルシア軍を迎え撃つと、3日間持ちこたえて全員が玉砕した(テルモピレーの戦い)。

 この時間稼ぎが、アテネ海軍にペルシア軍を海上で迎撃する態勢を整えさせ、サラミス沖の海戦での勝利を可能にした。その勇敢な戦いぶりが全ギリシア人から称賛を受けた。

 その後ギリシアはデロス同盟を結びますが、アテネが主導権を握ります。その後スパルタと対立して行きます。

 映画は戦いシーンばかりで、それほど感動しませんでした。残酷なシーンばかりで、個人的には感心できませんでした。最近の映画はCGが凄くて、まるで歴史の中に居るような錯覚に陥ります。映像の凄さは目を見張ります。
 
 敵であるペルシアと、ギリシアの戦いは紀元前から続いていて、現在でもアメリカとイスラム諸国との戦いが後を絶ちません。この映画がアメリカでヒットしたのも、現在のイスラム諸国との不和を象徴しているようです。



2007年5月29日(火)00:53 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

スパイダーマン3

「スパイダーマン3」を観ました。

 監督: サム・ライミ

 出演:トビー・マグワイア キルステン・ダンスト ジェームズ・フランコ  
トーマス・ヘイデン・チャーチ

あらすじ
 スパイダーマンはいまやニューヨークの市民から絶大な信頼と賞賛を集めるヒーローとなり、恋人MJへのプロポーズも決意し、順風満帆のピーター・パーカー。

 ところがMJのほうは出演した舞台が酷評され気分はどん底。そんなある日、謎の黒い液状生命体がスパイダーマンに取り憑き、そのスーツを黒く染め上げる。黒いスパイダーマンの戦闘能力は、なぜかこれまでよりも格段に高まっていた。しかし同時に、ピーターの心にもある変化が生じていた。

 そんなスパイダーマンの前に現れる3人の敵。ピーターの伯父ベンを殺害した真犯人で物理実験場に迷い込んで“サンドマン”と化したマルコ、

 死んだ父の復讐に燃え“ニュー・ゴブリン”へと変身したハリー、

 そしてピーターへの激しいライバル心から黒い生命体に支配されついには最凶の敵“ヴェノム”となってしまった同僚カメラマンのエディ。

 三者三様のスーパーパワーを備えた彼らは、自らの内なる悪に苦悩するスパイダーマンに容赦なく襲いかかるのだった。(allcinema より)

感想
 今回スパイダーマンの敵は3人で、とても話がややこしく、描き方に説得力がありませんでした。活きているのやら死んでしまったのかも、全然判らなくて、やきもきしました。

 敵の数が多すぎたようです。その代わり迫力満点の戦いシーンはふんだんにあります。

 素晴らしいコンピューターグラフィックス技術による格闘シーンは、とても迫力があって、観客を理屈無しで圧倒します。

 あまり深く考えないで、単なる格闘映画と思えば楽しい映画です。まじめに話の筋を追うとして疲れました。まあアメリカ漫画のヒーローらしい話の運びでした。



2007年5月19日(土)23:10 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

ポータブルAVプレーヤー

 COWON D2 D2-4G-BL(COWON)を買いました。i-Pod はどうも好きになれないので、これにしました。
この写真はメーカーサイトの物です。とても小さくて、4Gの容量です。でもSDカードや、SDHCカードが使えます。ですから8GのSDHCカードを使えば、一気に12Gです。

 一本の映画を圧縮して350~450Mですから、カードを足せばいくらでも映画を持って行けます。8 Gだと16~20本の映画が入ります。



 この写真は自分で撮りました。手持ちのDVDを圧縮しました。小さいけれど字幕も読めて、大満足。
音楽も、写真ももちろんOKです。

 1GくらいのSD何枚かに、ジャンル分けして、音楽を入れようかと思っています。
CD一枚で60 M位だから、200曲として・・・1GのSD10枚で2000曲、そんなに聞くと難聴になっちゃうし・・・(笑)

 多分そのうち携帯電話でも、同じように出来るようになるでしょう。SDHCカードは32 G位にはなるそうです。映画にして70~80本にもなります。百科事典が6~8種類。切手サイズで32 G 恐ろしい進歩です。一体何を入れたら良いのでしょう。

 容量競争は止まるところを知りません。価格も1年で半額程度になっていきます。多分多くの会社が潰れるまで、続くでしょう。

 入れる物が無くなります。将来はっきりしていることは、ソフトが足りなくなることです。



2007年5月14日(月)20:21 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

コーデックス

 音楽に歌詞を付けるのもシンクロさせるのは大変です。

 映像ですが、さらに面倒です。友人から送られてくる映像ですが、様々な形式があって苦労しています。

 多くはAVIまたはWMVです。MPEGも良くあります。そのMPEGも1,2,4,7等沢山あります。

 時にISOであったり、DivxとかXvid とか MKVとにかく多すぎて・・・最近また種類が増えたような気がします。

 コーデックスはGOM-player を使っています。結構沢山の形式に対応していますが、他のプレイヤーなどでは観られないため、不便です。変換ソフトもありますが、時間はかかるし、上手くいかなかったりするし、とにかく不便。

 いい加減に統一して欲し~~~い!

 統一するような、話し合いが持たれればいいのにと思います。



2007年5月13日(日)14:10 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

クイーン

「クィーン」を観ました。

監督:スティーヴン・フリアーズ

脚本:ピーター・モーガン

出演:ヘレン・ミレン  マイケル・シーン  ジェイムズ・クロムウェル

あらすじ
 1997年8月、パリでダイアナが交通事故に遭い、帰らぬ人になった。王家においてダイアナはいつも頭痛の種で、民間人となっていたダイアナの死は本来関係のないことであった。

 女王はコメントを避けるが、ダイアナを称える国民の声は次第に高まっていく。やがてダイアナの死を無視し続ける女王に、国民の非難が寄せられるようになる。若き首相ブレアは、国民と王室が離れていくことに危機を感じ、その和解に力を注いでいく。

 誰も知らないが、できれば知りたいダイアナに対するロイヤルファミリーの本音。ダイアナの突然の悲劇からの一週間、良き君主であろうとしてきた女王は、人生を捧げてきた国民から怒りをぶつけられていることを知り、大きなショックを受ける。そんな女王の苦悩を救い、国民と和解させようとするのが、ブレア首相というのが面白い。

 威厳をたたえる女王だが、本作ではユーモアを失わないチャーミングな女性としての一面も強調している。女王はイギリス国民全員の「愛すべき母」なのだと言わんばかりに。この映画を観た後は、誰もが女王を好きにならずにはいられないだろう。2007年アカデミー賞でヘレン・ミレンが主演女優賞を受賞しました。(クィーン - goo 映画より)


感想
 とにかくヘレン・ミレンの容貌から仕草までそっくりなのに驚きます。歩き方も、後ろ姿は見分けが付かないほどです。

 元々個人的にはなぜあんなにダイアナ妃が、人気があるのか理解出来ませんでした。王室内のことを、暴露するような振る舞いや、行動、発言に知性が感じられませんでした。

 世間が悲しみに暮れると言うのも、一時のパニックだと思っていました。マスコミの騒ぎ方も大げさすぎるように思っていました。その意味では王室の対応はごく普通に感じられました。

 もちろん個人的には悲しみもあるのでしょうが、王室として葬儀を大々的にするとか、今までの伝統を変えてまで、哀悼の意を表する必要は無いのが普通でしょう。一般庶民でも、離婚した義理の娘の葬儀にどう対処するかは、微妙です。

 所が世論はそれを理解できず、女王を非難します。そこが微妙で、本来皇室反対の新任首相のブレア首相(マイケル・シーン)が実に的確で、巧みなアシストをします。
 
 皇室廃止論者ブレア夫人(ヘレン・マックロリー)には、笑えました。もともと人気のない彼女で、更に夫のブレア氏に口を出すと有名でした。


 女王は車が故障して出会った雄々しく、気高い鹿が追い詰められて、惨めな姿になったことにショックを受けます。悲しみながらも、仕留めた人に賛辞の言葉を忘れません。
 またブレア首相から国民の四分の一が、王室反対であるという世論調査を聞き、自分の思いが届いていないと嘆きます。大げさでなくて、なかなか良い場面でした。
 
 人気者とか、有名人はとても大変だと思いました。まして女王ではと・・

 女王の威厳と孤独を見事に演じています。皮肉なことにこれを観て、ダイアナ妃の言動はとても英国王室には向いていない人だったと思わせました。

 映画としても、世論、マスコミに対しても、女王の悲しみや、苦しみを良く描いていると、感心しました。

 なんと言っても、英国王室がこれを許可したことに驚きます。許可したことで、さらにこの映画の真実味が増しました。



2007年5月5日(土)03:12 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

ハンニバル・ライジング

 「ハンニバル・ライジング」を観ました。

監督
ピーター・ウェーバー
原作・脚本
トマス・ハリス
出演
ギャスパー・ウリエル  コン・リー  リス・エヴァンズ  ケヴィン・マクキッド

あらすじ
 1944年リトアニア。名門家の血を引くハンニバル・レクターは、ドイツ軍の爆撃により両親を失い、幼い妹とともに山小屋でひっそりと暮らしていた。そこへ、脱走兵のグルータスらがやって来て、山小屋を乗っ取り、妹を連れ去ってしまう。

 終戦後、ハンニバルは孤児院へ送られるが、そこはかつてのレクター家の古城で、難なく脱走に成功。長旅の末、パリの叔父を訪ねた彼を迎えてくれたのは、美しい日本女性レディ・ムラサキだった。

 トマス・ハリスが生んだ、映画史上最も凶悪で、最も人気の高いキャラクター、ハンニバル・レクターの若き日を描く、シリーズ最新作。

 彼がいかにして人喰い殺人鬼となったのかを描くとともに、高尚な趣味を持ち、類い希なインテリジェンスを誇るハンニバルのバックグラウンドに迫る内容になっている。

 ハンニバルはレディ・ムラサキと出会い、そのエキゾチックな魅力の虜となりながら、茶道や華道、武道など雅の心を学んでいき、それがのちのハンニバルに大きな影響を与えていたのだ。

 また、最愛の妹を失ったときのトラウマによって、彼の残虐性が呼び覚まされていく。これまでのシリーズとはテイストの違うサスペンスになっている。(ハンニバル・ライジング - goo 映画より)

感想
 人喰い殺人鬼になった理由が全く出来ていないと感じました。犯人も、ハンニバルも飢えから人肉を食べたのであって、むしろそれがトラウマになっているのに、人喰い殺人鬼になったのは納得がいきません。
 カルバニズムは宗教的であったり、性の倒錯であったりが基本にあるのに、これでは復讐だけです。

 話も単に殺された妹の復讐だけです。それ以外何もありません。殺し方が残酷なだけです。また変な日本武道が出てくるのも興ざめでした。個人的にはつまらない映画でした。



2007年5月4日(金)21:32 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

幸せのちから

「幸せのちから」

 原題 THE PURSUIT OF HAPPYNESS
 製作年度 2006年
 製作国 地域 アメリカ
 監督  ガブリエレ・ムッチーノ
 出演 ウィル・スミス 、ジェイデン・クリストファー・サイア・スミス 、タンディ・ニュートン 、ブライアン・ホウ 、ジェームズ・カレン

 あらすじ
 81年、サンフランシスコ。5歳の息子クリストファーを何より大切に思うクリス・ガードナーは、骨密度を測る新型医療機器を病院に売り込む日々。大儲けを見込んで買い取った機器は滅多に売れず、家賃も払えない生活が続いていた。そんなある日、彼は高級車から降りた男に成功の秘訣を尋ねたことをきっかけに、証券会社の養成コースに通うことを決意する。受講者に選ばれるように、クリスは人事課長のトゥイッスルへ自己アピールするのだが…。

 作品に登場するクリス・ガードナーは、シカゴなどに会社を構える実在の人物で、いわゆる“勝ち組”の人間。しかし一時は住む家を失い、息子と共にホームレス生活をするほどの極貧にあえいでいた。この『幸せのちから』は、そんなクリス・ガードナーの足跡を基に描かれた真実のドラマだ。とはいえ、単に成功を描いたアメリカンドリーム物語ではない。むしろ重きを置かれているのは、息子を想う父の愛情。息子を守ろうとする想いこそが、成功への原動力となるのだ。

 感想
 人はちょっとした失敗で、どうにもならない事態となってしまいます。そこからが大事なのだと言えます。決して諦めないで、努力をしていく様が素晴らしいと思いました。
 それも単に運などでなくて、努力の積み重ねです。アメリカ映画は、滅多にないラッキーで勝ち組になっていくような話が多いのに、この映画では情けないくらい、やりきれないほどの不運なのに、諦めないで努力していきます。とにかく地道です。

 更にその努力の源が、彼の子供に対する愛情です。最近まれに見るいい話でした。



2007年4月30日(月)20:10 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

将棋ソフトボナンザ

 2007年3月21日、ネット棋戦の創設の特別対局として、2006年の世界コンピュータ将棋選手権で優勝した最強の将棋ソフトボナンザが、トッププロ渡辺明竜王に平手で挑戦した多様子を、TVで観ました。

 今までの多くのソフトが、選択的探索なのにこのソフトは全幅探索です。つまり全ての手をある程度まで読探索法です。チェスのマスター(世界チャンピオン)を破ったIBMのPCもこの方法でした。

 ボナンザは特徴である全幅探索に、選択的探索も取り入れプログラムを強化、更に2CPU8コアの1秒間400万局面を読める強力なパソコンで対戦に臨みました。しかしそのソフトは、USB一個に入っていました。

 終盤までボナンザ勝ちになる手順もあると思われましたが、39龍切りが決めてとなり、一手違いで渡辺竜王が112手の熱戦を制しました。

 ボナンザは角を切る(捨てたがる)癖があり、渡辺竜王も事前にボナンザを研究し、対局中にボナンザの癖を見越したワナを仕掛けましたが、強化されたボナンザは仕掛けにのらず、強手を連発しました。プロも予想しない素晴らしい手を繰り出していました。

 殆ど最後までボナンザが優勢でした。一般にPCは終盤の詰めは完璧です。それは全て読み切るからです。最後の最後に時間の関係か、全幅探索しないで選択的探索で選んだ手が敗着になりました。桂馬が入らない限り詰めが無くなってしまいました。ボナンザは攻め好きで、自陣に角を引けば必勝でした。

 感想として、あと倍時間があれば、おそらくボナンザが勝っていたでしょう。少しPCが早くなれば、今のソフトででも勝てると思えるほどでした。

 しかし冷静に考えれば、一手先でも人間は頭の中で考えるのに対し、PCは自分の中で将棋盤を持っていて、ありとあらゆる手を並べて研究しているのです。言ってみれば打ち直しありみたいな方法なのです。隣の部屋でいろいろ並べ直して研究しては、一手さすような物です。これじゃあ勝てるわけありません。(笑)

 ボナンザ開発者の保木さんが紹介されていました。保木さんの棋力は素人レベルで、初段もない棋力と言うのが驚きでした。Bonanzaは元々大学の研究員である保木邦仁氏が仕事の合間に作った将棋用ソフトで、千葉県木更津市で開催された「第16回世界コンピュータ将棋選手権」で優勝しました。

 その後、ソフトメーカーの「マグノリア」と提携を結んでパッケージ販売されました。

 しかし、この「Bonanza」は少しは違うでしょうが、作者のページで今もフリーでダウンロードすることができます。Bonanza

 私は囲碁は少し打てます。お免状は4段ですが、実力は2段くらいです。(笑)まだPCに負けたことはありません。
将棋は全く駄目で、PCに付いてきたおまけのソフトにも勝てません。



2007年4月25日(水)23:28 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

HAZAN 1

「HAZAN」

監督: 五十嵐匠
出演: 榎木孝明, 南果歩, 康すおん, 柳ユーレイ, 中村嘉葎雄

あらすじ  -オフィシャルサイトから-
 
 炎が見える。夜を徹して焚き続けられる窯。その焚き口から這い出してくる妖しいまでの炎のゆらぎを、まっすぐな眼差しで見つめる一人の男がいた。板谷嘉七(榎木孝明)31歳である。

 学生時代、岡倉天心(益岡徹)に思想的影響を受けた板谷は、幼き頃に見た美しい陶磁器を自らの手で作ってみたいとの衝動に突き動かされ、経験を持たぬまま日本の新しい陶芸を開拓すべくその道を歩み始めようと決意する。故郷・下館から見える筑波山からとった『波山』という名前と共に。

 明治の気丈な女性・妻まる(南果歩)は夫の決断に覚悟を決める。
「子供たちだけは泣かさないで下さい」

 石川県工業学校陶磁科の教職を辞した波山は、東京田端に小さな新居を構える。わずかに残った退職金は75銭。東京高等工業学校の嘱託教師をし、粘土細工を作って生計を立てていかざるをえない。一方、友人平野(大鶴義丹)が設計した理想の窯・三方焚口倒焔式丸窯の完成を目指し、窯造りに明け暮れる日々。しかし、決して安くはない耐火煉瓦の費用は家計を圧迫し、まるは自分の着物を質に入れながら多くの借金をして回らなければならなかった。

 そんな苦労の末に完成した窯への初めての火入れの時、波山は薪の量を見誤る。「火がここで止まったら全てが終りだ」という夫の言葉にまるは走り、近所で廃材を調達それでも足りないと夫が叫ぶと妻は雨戸を壊し始める。

 初窯の作品を有名陶芸家・堀田(中村嘉葎雄)に「思想が無い」と評され貧困を憐れんだ親戚が子供を養子に出せと語気を強めてもそれを断り、波山は自分を信じ続ける。「突き進むことで何かを得られると信じています」

 二度目の窯焚き。ようやく火を落とそうとしたその瞬間、東京を地震が襲う。作品はほぼ全滅状態となった。借金の多さに傷を修正して売って下さいと懇願するまる。しかし波山は失敗作を世に遺すことはできぬと叩き割ってしまう。

 助手・深海(柳ユーレイ)の去った穴を埋めるべく波山は石川へ赴き、その後53年間共に作陶することとなる専属ロクロ師・現田市松(康すおん)と巡り会う。

 貧困はなおも続くが現田というパートナーを得た波山は、ついにその研究の集大成となる『葆光釉(ホコウユウ)』という釉薬を究める。そしてある日、波山の作品に魅せられたという若き実業家(加瀬亮)が波山の前に現れる・・・。



2007年4月7日(土)01:22 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

HAZAN 2

板谷波山 <いたや はざん>
 1872-1963茨城県下館市生まれ。東京美術学校(現東京藝大)に入学し彫刻を学び、岡倉天心らの薫陶を受ける。卒業後石川県工業学校(現石川県立工業高等学校)教諭、東京高等工業学校(現東京工業大学)嘱託教諭を経たのち陶芸家として独立、郷里の筑波山にちなんで「波山」を号とする。
 陶芸家として初の文化勲章を受章し、横山大観とともに第1号の茨城県名誉県民となるなど、その功績は広く伝わっている。
               
感想
 「波山の前に波山無く、波山の後に波山無し」と言われたとても有名な陶芸家の話です。陶芸が趣味なので、もちろん人物から作品まで良く知っていました。

 この映画の中で、何より感動を受けたのは、周りがなんと言おうとも自分の信じた道を進む一種の狂気です。ゴッホがそうであったように、誰にも評価されなくても、信じた道を進むには大変な苦労があります。ゴッホの唯一の理解者であったテオにあたるのが、妻のまる(南果歩)です。二人とも理解者であっても、その芸術を評価しているわけではありません。信じているのです。
 古き良き時代の、日本女性の凄さみたいな物も見事に描かれていました。

 陶芸の世界だけでなくて学問の世界でも、才能があるのに、あるいは情熱があるのに、家族のしがらみや、経済的なことによって、妥協せざるを得なかった人を沢山知っています。
 逆に家族も顧みないで研究に没頭したのに、大した成果が上がらなかった人も沢山知っています。師に恵まれなかったとか、時に利せずしてとか、残念ながら結構運もあるような・・・



2007年4月6日(金)01:19 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

コーラス

「コーラス」を観ました。とても現実的で、渋い映画でした。

2004年/フランス映画
監督:クリストフ・バラティエ
出演:ジェラール・ジュニョ、フランソワ・ベルレアン、ジャック・ペラン、ジャン・バティスト・モニエ、マリー・ビュネル、ほか

ストーリー
 1949年、フランスの片田舎。“池の底”という寄宿舎に新たに赴任してきたマチュー。そこでは、親をなくした子どもや、素行に問題ある子どもたちが集団生活をしていた。

 子どもたちは心に問題を抱え、校長はそんな彼らに容赦ない体罰を繰り返していた。マチューは子どもたちに本来の純粋さ、素直さを取り戻してもらおうと、“合唱団”の結成を決意する。やがてマチューは、学校一の問題児ピエール・モランジュが素晴らしい歌声の持ち主であることを知るのだった…。

 「天使の歌声」と絶賛された少年ピエールを演じるのは3000人の候補者の中から選ばれた新人ジャン=バティスト・モニエ。本作の合唱を担当したサン・マルク少年少女合唱団でも実際にソリストを務めているという。

感想
 日本やアメリカ映画のように、それほどハッピーエンドにもなりません。盛り上がりもそれほどありません。なのにフランスでは「アメリ」を上回る興行成績だったそうです。

 どうしようもない子供達に対して、新任の音楽教師マチューは校長の厳罰主義に嫌悪感を抱きます。生徒をかばったりします。しかし彼は子供達に決してへつらうようなことはしません。ごく普通の常識的な温かい人です。

 なんとか生徒の気持ちになり、生徒の目線で物を見ています。生徒を一人の人間として扱おうとします。

 何よりも音楽を通じて、触れ合いを持とうとします。その結果が賞を取るだのと言った大成功にもなりません。単に音楽を通じ心が触れ合って、ほんの少し子供達が明るくなって、大人に対する憎悪みたいな物が薄れていく。
 
 現代の問題の子供とのギャップは、こんな形でしか得られないかと思いました。良くあるスポーツ物などのように、何かを通じてみんな努力して優勝して、問題児が急によい子になって・・・そんな風に行くわけがありません。そんなときの先生は、決まってとにかく人格者で、理想主義者で、生徒には極端に優しく、いつも生徒を信じ切っていて、どうかするとへつらっているような態度で・・・実際にはなめられるだけです。そう簡単にいきません。

 問題児はそんなに簡単に良き子にはなりません。けれど何か一点でも大人と触れ合うことが出来れば、それがきっかけとなり、理解となり・・・そんな気がしました。
 
 そんなところがフランスで評価されたのでしょう。



2007年3月27日(火)22:58 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

墨攻

長い映画でしたが、頑張って観ました。

監督:ジェィコブ・チャン

出演:アンディ・ラウ 、アン・ソンギ 、ワン・チーウェン 、ファン・ビンビン 、ウー・チーロン 、チェ・シウォン

 解説: 2000年前の戦乱の中国を描いた同名の人気コミックを映画化した歴史スペクタクル。10万の敵に囲まれた落城寸前の小国の城が、平和のために戦うという目的で助っ人にやって来た1人の“墨家”に救われる伝説の戦を壮大なスケールで描く。頭脳明晰(めいせき)で優れた人柄の主人公を、アジアのトップスターであるアンディ・ラウが好演。敵方の武将を演じる『デュエリスト』などの韓国の名優アン・ソンギとの対決も見ものだ。日韓中が協力して作り上げた渾身のドラマに胸が震える。

 紀元前370年頃、巷淹中(アン・ソンギ)率いる趙の10万の大軍が住民わずか4千人の梁城に攻め入ろうとしていた。梁王(ワン・チーウェン)は墨家に援軍を頼んでいたが時間切れで、降伏しようとした時に墨家の革離(アンディ・ラウ)という男がたった1人で城に到着する。彼は1本の矢で趙軍の先遣隊を退けてしまい……。 (シネマトゥデイ)

感想
 以前コミックで読んだ作品です。映画にしてみると戦闘シーンが多く、残酷な場面が沢山現れます。中国物の残酷シーンは苦手ですが、迫力は凄い物がありました。人間の多さ(兵隊の数)は、中国映画の特徴の一つです。人件費がまだ安くて、エキストラが沢山使えるのでしょう。(笑)

 お話の筋は、一般的な物で、博愛主義の墨家の革離、我が儘で勝手な王、内輪もめ、裏切りなどハラハラドキドキの展開です。

 話の中ではそれほど重要でないのですが、革離に思いを寄せる、騎馬隊長役のファン・ビンビンは恐ろしく綺麗で、感動~~~~



すっごく綺麗でした。映画の中では綺麗すぎて、違和感がありました。(笑)


 本格的な美人です。歌手デビューしたとか・・


2007年3月16日(金)23:55 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

不都合な真実 その2

 ヨーロッパでは環境に対する考えが、ドンドン厳しくなってきているようです。
EU では二酸化炭素排泄量の30%の削減を打ち出したようです。日本も沢山排泄していますが、なんと言ってもアメリカが圧倒的です。そのアメリカで「不都合な真実」という映画がアカデミーショーを取り、この映画がヒットすることは喜ばしいことだと思いました。

 何かで読んだのですが、地球上の全ての国の必要電気量も、現在の技術の太陽発電のパネルをそれほど沢山でなくても相当量設置すれば、全てまかなえるのだそうです。

 資源の少ない日本は国力がある内に、道路やダムを造ったりしないで、国家プロジェクトで、太陽光発電パネルを全ての家に設置し、公共の場所にも出来る限りパネルを設置すれば、いつか電気料金がただみたいな国になるかも知れません。そうなれば自然に自動車も全て電気自動車になるでしょう。

 ふとそんなことを考えました。



2007年3月10日(土)23:41 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

不都合な真実

不都合な真実
AN INCONVENIENT TRUTH,

内容
 地球は人類にとって、ただひとつの故郷。その地球が、今、最大の危機に瀕している。キリマンジャロの雪は解け、北極の氷は薄くなり、各地にハリケーンや台風などの災害がもたらされる。こうした異変はすべて地球の温暖化が原因といわれる。年々、上がり続ける気温のせいで、地球体系が激変し、植物や動物たちは絶滅の危機にさらされる……。傷ついた地球を救うため、一体、今の私たちに何ができるのだろう?

 多くの政治家たちが耳を貸そうとしない“不都合な真実”。しかし、私たちが日々の暮らしの中で小さな努力を重ねることで、地球を変えていける、とゴアは訴える。それぞれの問題は日常生活の中でつながっており、車の排気ガスを減らしたり、自然エネルギーを取り入れることで、事態は確実に改善されていく。地球の未来を信じているからこそ、立ち上がった孤高のサムライ。「不都合な真実」はそんな男の勇気と希望に満ちた闘いを温かい視点で見せる異色作だ。

感想
 一番驚いたのは、アル・ゴアの講演が上手なこと。とにかく話が上手です。演説だけで大統領になれるわけではないのでしょうが、何でブッシュに負けたのか不思議です。

 とてもまじめな映画で、内容については知っていることが多かったのですが、講演の最後にゴアが話した、「真実と作り事を区別することが大事であること」「正確な関係と誤解を区別すること」
「警告が正確で、科学に基づいた物であれば、我々人類は、どの国に住んでいようと、その警告に耳を傾け、行動すべきなのです。」
この言葉には感動しました。

 正確な警告とは・・・
 過去10年間の地球温暖化が深刻な問題であることに対する、反対を唱えた論文は実際には殆ど無いのだそうです。科学者の間に意見の相違があると言う誤解は、ある少数のグループによって、意図的に作られた物だそうです。反対意見も沢山あるように、あるいは意見の相違があるような報道がされています。

 実際私達もそう感じていました。しかし巧みなマスコミ操作なのでした。科学者の発見は、不都合な真実として、迫害を受けているのです。

 この映画の素晴らしさの一つに、ややもすると、悲観論が先行しがちですが、とても前向きに解決しようとしていることがあります。矢っ張りアカデミー賞受賞作品です。素晴らしい~~~






2007年3月9日(金)23:25 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理


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