Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



映画  ドラマ TV
~説明~
主に衛星放送で映画を観ます。時には映画館にも行きます。

ガリバーは日本にも来ている

 あまり知られていないのですが、「ガリバー旅行記」は4話まであります。

 第一話は小人の、第二話は巨人の国、第三話は空飛ぶ島の国、亡霊の国、不死のの国を訪れ、日本からイギリスに帰ります。

 作者のスイフトは結構詳しく日本を調べていて、将軍謁見、踏み絵の話が出てきます。
 第四話は馬の国です。



2011年5月12日(木)23:15 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

ガリバー旅行記

 時間が出来たので「ガリバー旅行記」を観ました。

 話はスイフトの原作の通りですが、ガリバーの人となりはずいぶん現代的です。アメリカンそのものです。
 もう少しシリアスな感じの展開でも良かったとは思います。

 映像は素晴らしく、子供の時読んだ物語が、現実の映像になる凄さには感銘しました。

 近年本が売れなくなったと言うのも解ります。映像の持つ説得力には、何者も抗しきれません。


 やっぱり映画はすごい~~



2011年5月8日(日)23:40 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

ロルナの祈り

ロルナの祈り

原題:Le Silence de Lorna製作国:2008年ベルギー・フランス・イタリア合作映画

監督・脚本:ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ

キャスト:アルタ・ドブロシ、ジェレミー・レニエ、ファブリツィオ・ロンギオーヌ、アルバン・ウカイ

08年カンヌ映画祭では脚本賞を受賞。

あらすじ:
 アルバニアからベルギーへ渡ったロルナ(アルタ・ドブロシ)は、ベルギー国籍を取るためブローカーのファビオ(ファブリツィオ・ロンギオーヌ)の手引きで、麻薬中毒のベルギー人クローディ(ジェレミー・レニエ)と偽装結婚します。

 ファビオは、ロルナが国籍を取得したらクローディを殺し、国籍を必要とするロシア人と彼女を結婚させようとしていた。ロルナも、同郷の恋人ソコルとバーを開くという夢のため計画に乗ります。しかしクローディと暮らすうちに罪の意識が芽生え、さらに気づかないうちにクローディにも愛を感じ始めます。

感想:
 いつも衝撃的な映画を発表するダルデンヌ兄弟の作品です。1996年「イゴールの約束」、1999年「ロゼッタ」は観たことがあります。ロゼッタは当時かなり話題になった作品でした。

 そのほかに2007年「それぞれのシネマ 暗闇」、2005年「ある子供」、2002年「息子のまなざし」が有るようです。

 この兄弟の映画は音楽が無く、効果音だけで描かれていました。今回は少しだけ音楽が入っていました。

 揺れ動く女性の心を、迫真の演技で表現されています。彼の作品には無情なほどのリアリティーがありますが、いつも人の良心とか、愛情とかを、大げさでなく控えめに表現しています。

 観ているときはどんどん厳しい気持ちになりますが、観終わってきっちりと心に残る作品でした。



2011年5月7日(土)23:19 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

「大奥 男女逆転」

「大奥 男女逆転」

監督: 金子文紀
配役:
二宮和也 (水野祐之進) 柴咲コウ (徳川吉宗) 堀北真希 (お信) 大倉忠義 (鶴岡) 中村蒼 (垣添) 倍賞美津子 (水野頼宣) 竹脇無我 (水野の父) 和久井映見 (加納久通) 阿部サダヲ (杉下) 佐々木蔵之介 (藤波) 細田よしひこ (瀬川)

あらすじ:
 江戸時代、第七代将軍徳川家継の治世。男だけを襲う謎の疫病により、男性の人口が激減した日本では、全ての要職を女性が担い、数少ない男の価値は子種を残すことのみであった。

 そんな男女逆転した世にあって、水野祐之進(二宮和也)はもはや芸事と化した剣術に打ち込み、武士としての道を追い求めていた。だが彼は、困窮した旗本である家を救うため、大奥にあがることを決意。それは互いに恋心を抱きながらも、身分違いの叶わぬ恋の相手である大問屋の娘、お信(堀北真希)への想いを断ち切るためでもあった。

 意気揚々と月代を剃り上げ、髷を結い大奥にあがった水野は、これまで見たこともない程の数多の美男が集められている大奥に驚愕する。徳川の血を絶やさぬため一人の女将軍のもと、3000人の美男が集められたといわれる女人禁制の男の園。そこでは将軍の寵愛を求めて、日夜、才色兼ね備えた男たちの熾烈な競争が繰り広げられていた。


感想:
 主役の二宮和也以外は芸達者な俳優さんばかりで、想像した以上に良くできた作品でした。筋立て、ディーテイル、衣装どれを取っても手抜きがありません。時代考証的にも一応史実にのっとていて、笑えました。
 主演の二宮和也はよく頑張っていますが、言葉使いは江戸っ子でも江戸っ子らしさが見えてきません。武士であることはよく表現されていましたが、もう少しおっちょこちょいであったり、滑稽さが足りなかったのではと思いました。

 全体としてとても良くできた映画でした。
 



2011年4月20日(水)00:01 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

桜田門外の変

「桜田門外の変」

 観たかったのですが、どうしても予定が立たなくて見そびれた映画です。やっと見ることが出来ました。

監督 佐藤純彌

出演
大沢たかお (関鉄之介)
長谷川京子 (関ふさ)
柄本明 (金子孫二郎)
生瀬勝久 (高橋多一郎)
加藤清史郎 (関誠一郎)
西村雅彦 (野村常之介)
伊武雅刀 (井伊直弼)
北大路欣也 (徳川斉昭)


あらすじ
 安政7年(1860年)、尊王攘夷を唱えた水戸藩藩主・徳川斉昭は、開国派の幕府大老・井伊直弼より永蟄居を命じられていた。

 事態を憂慮した水戸藩士有志は、脱藩して井伊直弼を討つ盟約を結ぶ。そして安政7年3月3日、関鉄之介ら水戸脱藩士17名と、薩摩藩士1名が実行部隊となり、桜田門前にて井伊直弼を襲撃、首を討ち取った。

 その後、薩摩藩が京都にて挙兵し、朝廷を幕府軍から守る手はずになっていたため、関らは京都へ向かうが…。

感想
 この事件をきっかけに、幕府の権力は地に落ち明治維新のきっかけになっていきます。

 この題材の映画は他にもあって、いろいろ観たことがあります。この映画は良くできていると思いました。

 彦根城の資料で、この事件の詳細を見ることが出来ます。実際に大変凄惨な事件でした。


全員芸達者な俳優さんで、見事に決まっていましたが、「いね」役の中村ゆりは全くかみ合っていませんでした。配役的にもそれほど意味がありませんでした。 



2011年4月16日(土)23:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

ダーリンは外国人

 連日お気の毒な被災地の方々の映像ばかり見続けていました。あまりにも悲惨で、このままではトラウマになりそうで、ちょっと息抜きに軽い映画を見ました。

「ダーリンは外国人」


監督: 宇恵和昭

キャスト:
井上真央 (さおり) ジョナサン・シェア (トニー) 国仲涼子 戸田菜穂 國村隼 大竹しのぶ

あらすじ:
 漫画家を夢見るイラストレーター・さおり(井上真央)と、“漢字”の美しさに一目ぼれして来日したアメリカ人・トニー(ジョナサン・シェア)はひょんなことから出会い、つきあうようになった。ところが、“外国人なダーリン”トニーの言動は、さおりにとって理解できないことばかり

 交際を続けるうち、二人は日本とアメリカの文化の違いを実感します。結婚に反対の父の問題や、漫画の仕事がようやく認められるようになり、仕事に没頭するさおり、やがてお互いの心がすれ違い始める……。

感想:
 同名の漫画から映画化された作品です。文化の違いをコミカルに描いていてとても面白いのですが、二人の間に言葉による障害が有るようで、実はほとんど無いのです。

 日頃トニーはとんちんかんな言葉を使ったりしますが、肝心な話では日本語の表現が上手なのです。都合よく出来ています。喧嘩ともなると、普通外国語ではついついひどい言葉を使いがちですが、とても紳士的で、物静かで、思慮深く、信じられないほど優しいのです。

 しかしさおりの仕事が大変になるに従って、会話も無くなっていく様子はさすがに本職の体験から来ているのでしょう。リアリティーがありました。ごく普通の日本の家庭にある、夫は仕事ばかりで家庭を顧みない、というパターンです。

 国際結婚は最近では珍しくなりましたが、実際に外国の人と結婚すればこの映画以上に大変なことが多いのでしょう。

 仕事上ですが外国の方と話すとき、中途半端に話せる人とは、一見通じているようで微妙な点で通じていないことが有って、些細な事で誤解を招くことがあります 
 むしろほとんど話せない人は、一生懸命話すので、とても可愛く感じることもあります。

 気楽に見られる良い映画です。



2011年3月21日(月)01:46 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

遺恨あり 明治十三年 最後の仇討

藤原竜也/松下奈緒--スペシャルドラマ「遺恨あり 明治十三年 最後の仇討」


原作:吉村昭 「敵討」 (新潮文庫)
脚本:後藤法子、源孝志
演出:源孝志

出演:藤原竜也、松下奈緒、小澤征悦、戸田菜穂、石橋蓮司、豊原功補、岡田浩暉、相島一之、田口浩正、芦名星、松原智恵子、吉岡秀隆、北大路欣也 ほか

 明治6年(1873年)、明治政府が「仇討」を禁止する敵討禁止令を発布してから7年後の実話。

 その刃は「武士の美徳」か「殺人」かー 明治維新の激動期、「仇討」は単なる「人殺し」と見なされた… 実話を基に人間の誇りと愛を描く感動のドラマスペシャル

 明治に入り、それまで武士の美徳であった仇討は、殺人という憎むべき犯罪に変わってしまった。
 明治維新という変革期、主人公・六郎は信念を曲げずに仇討を成し遂げるが、果たして仇討は「美徳」なのか「殺人」なのか。そしてすべてが終わった後に残ったものは、いったい何だったのか… 人間の誇りと愛を描く感動のドラマ!

感想:
 良い話でした。時代の変化について行けない不器用な武士の意地を、見事に描いています。出演者も不自然さが無く、明治の舞台設定もよくできていました。
 
 このような話は大好きなので、感動しました。
いつも思うのですが、吉岡秀隆の出来が気に入りません。


 実話だけに嘘がありません。当時世間はこの事件をおおむね「美談」として取り扱ったようです。
 山岡鉄舟も我が弟子の快挙を讃え獄中に何度も差し入れし、義挙と讃えた書き付けも残っているそうです。

実話の詳細は↓
 http://blogs.yahoo.co.jp/garandou0/6293496.html



2011年2月26日(土)23:42 | トラックバック(0) | コメント(2) | 映画  ドラマ TV | 管理

南極料理人

南極料理人


監督: 沖田修一

キャスト (役名)
堺雅人 (西村淳/調理担当)
生瀬勝久 (本さん/雪氷学者)
きたろう (タイチョー/気象学者)
高良健吾 (兄やん/雪氷サポート)
古舘寛治 (主任/車両担当)
黒田大輔 (盆/通信担当)
小浜正寛 (平さん/大気学者)
豊原功補 (ドクター)
西田尚美 (西村の妻・みゆき)


あらすじ:
 1997年、南極。昭和基地から1,000キロ離れた高地にある南極ドームふじ基地では、8人の隊員が一年間の共同生活を送っていた。

 その1人、西村(堺雅人)は隊員たちの毎日の食事を用意する調理担当。だが、食材は冷凍、乾燥、缶詰が基本。凍ったらダメになるこんにゃく等ものは用意していない。特殊な場所だけに様々な制約を受ける中で、いかに隊員たちにおいしい食事を届けるか。それが彼の仕事だった。

 ある日の料理はみんなが強く希望するので、伊勢海老を使った特大エビフライを作りました。それを見た隊員たちは唖然とする。

 家族を日本に残してきた西村。妻のみゆき(西田尚美)と娘の友花(小野花梨)、赤ん坊の航。家族のことを想う西村だったが、家族から届くファックスを見て落ち込む。“お父さんがいなくなってから、毎日が楽しくてしょうがありません”。

 雪氷学者の本さん(生瀬勝久)の誕生日には、牛肉の丸焼きがテーブルに並ぶ。歓声を挙げた隊員たちは、飲めや歌えやの大騒ぎ。

 そして冬至には、全員が正装してフレンチのフルコースに舌鼓。時が経ち、次第に髪はボサボサ、髭も伸び放題。保存していた食材も次第に減ってゆく。

 夜食に勝手に隊員たちがラーメンを食べるので、底をついてしまいます。
 ラーメンがないと不満を漏らす気象学者のタイチョー(きたろう)。

 仕事をサボって遊んでいた主任(古舘寛治)は、平さん(小浜正寛)に追いかけ廻される。その騒動で揉み合う中、お守り代わりに持ち歩いていた友花の乳歯がなくなってしまう。
 フテ寝する西村だったが、自分で料理を作ろうと悪戦苦闘する隊員たちの姿を見て、再び厨房へ。嬉しそうに彼を迎え入れる隊員たち。

 ある日、意を決した西村は、ありあわせの材料で手打ちラーメンを作る。恐る恐る箸をつけたタイチョーが笑い出す。“ラーメンだ!”

 やがて訪れる帰国のとき。食堂をきれいに片付け、包丁をしまってキッチンを後にする。出迎えでごった返す空港。家族の姿を見つけた西村は走り出す。そして、すべてがごく普通の日常へと戻っていくのだった。
           (goo映画より)

感想:
 8人の男性ばっかりで、極寒の地で1年間観測をする大変な生活です。

 この料理人はとても気が利いていて、食べることが何より楽しみな隊員たちを、連日楽しませています。

 これといって事件もなく、隊員たちは仕事をこなしていきます。映画の中で一番の事件はラーメンが底をついたことくらいです。

 麺を打つことは出来るけれど、かん水が無いのでラーメンが出来ないのです。ところがあり合わせの材料から何とかラーメンを作ってしまいます。一同の喜は大変な物です。

 遠く離れている家族、恋人などとの電話によるやりとりも、ごくごく自然です。役者そろいの映画です。

 喜劇だから良いのでしょうが、組織として、もう少し上下関係があっても良いかと思います。1年ともなると、もめ事も起こるので、普通はある程度規律を保つためにも、命令系統などははっきり決まっているのが普通です。

 個人的にはとても好きな映画でした。



2011年2月22日(火)23:01 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

ヒア アフター

ヒア アフター

監督: クリント・イーストウッド
出演: マット・デイモン
   セシル・ド・フランス
    フランキー・マクラレン

あらすじ:
 パリで活躍するジャーナリストのマリー(セシル・ドゥ・フランス)は、恋人と一緒に休暇で訪れていた東南アジアで、津波に遭遇。波に飲まれて生死の境を彷徨ったものの、何とか一命を取り留める。
 だが、帰国した後も、呼吸が停止した時に見た不思議なビジョンを忘れることができず、仕事が手につかなくなってしまう。しばらく休暇を取ることになったマリーは、自分が見たビジョンが何だったのかを突き止めようと、調査を開始する……。

 一方、サンフランシスコでは、かつて霊能者として活躍したものの、死者との対話に疲れきったジョージ(マット・デイモン)が、過去を隠して工場で働いていた。
 彼は、人生を変えようと通い始めた料理教室で知り合ったメラニー(ブライス・ダラス・ハワード)に好意を寄せるが、自分の能力が原因で、彼女は彼の前から去ってゆく……。

 そして、ロンドン。母親と双子の兄と一緒に暮らすマーカス(ジョージ・マクラレン/フランキー・マクラレン)は、突然の交通事故で兄を亡くす。
 母と別れ、里親に預けられたマーカスは、もう一度兄と話したいと霊能者を訪ね歩くものの、本物の霊能力者には出会えない。だがある日、彼は、ジョージの古いウェブサイトに行き当たる……。

 調査の成果を本に書き上げ、ブックフェアに参加するマリー。すべてから逃げ出して大好きなディケンズの博物館を訪ねるジョージ。二人の行き先はマーカスが暮らすロンドン。3人の人生が交錯し、何かが起きようとしていた……。(goo映画より)

感想:
 始まりのツナミのシーンはとてもリアルで、迫力満点です。
 オカルト映画ではなく、とてもまじめな映画でした。生と死についてまじめに考えさせられます。
 双子の兄弟の絆を見事に描いています。心温まる素晴らしいラストでした。

 
 いつも思うのは、外国映画の子役の演技の見事さです。邦画でも大人の演技はさほど変わりないのですが、子役の演技段違いです。



2011年2月21日(月)00:53 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

「ザタウン」

「ザタウン」

監督:ベン・アフレック
キャスト:ベン・アフレック、レベッカ・ホール、ジョン・ハム、クリス・クーパー、ブレイク・ライブリー、ジェレミー・レナー、ピート・ポスルスウェイト

あらすじ:
 広大なアメリカのどこよりも強盗が多発する街。それが、ボストンの北東部に位置するチャールズタウン。そこに暮らす者たちは、愛と憎しみを込めて、その街を“タウン”と呼んでいた。

 タグ(ベン・アフレック)は、強盗を親から子へと家業のように引き継がれてゆくこの街から抜け出そうとしていた。しかし、その思いとは裏腹に、今では強盗一味のリーダーに収まり、狭い街角で家族のように血と骨を分け合って育った3人の仲間たちと、ひとつの証拠も残さない完全犯罪に命を張っていた。

 その日も綿密な計画に従って銀行を襲撃。だが、逃走するまでの間、予定外の人質を取る羽目になる。人質となった支店長のクレア(レベッカ・ホール)がタウンの住民だと知ったダグは、何を見たのかを確認するため、正体を隠して彼女に近づく。
 
 決して交わるはずのなかった2人の出会いは、やがてタウンの人々の運命をも変えてゆく。激しい恋に落ちたクレアとの新しい人生を願うダグ。だが、FBI捜査官フローリー(ジョン・ハム)は執拗な追求で一味を追いつめる。

 一方、タウンを出ていこうとするダグを許さない仲間のジェム(ジェレミー・レナー)。そして、クレアに忍び寄る裏社会の掟。仲間を裏切るか、愛という名の希望を失うのか……。ダグは大リーグスタジアムの襲撃という最も危険な最後の仕事へと向かう。人は生まれ持った宿命から逃れ、人生を変えることが出来るのか……?
                             goo映画より

感想:
 リアルな強盗シーン、ものすごいアクションは素晴らしい。筋立てもなかなか上手くいっています。特にラストシーンは見事でした。

 残念なのはタグが組織を抜けようとするとき、ボスが発する言葉です。あれではいけません。単純すぎます。恨みを買うに決まっています。

 ギャングのボスならもっと上手く言うに決まっています。そうでなければボスは務まりません。「仲間のことを考えろ!おまえが居ないと彼らは生きていけないんだぞ!」「女のために仲間が死ぬことになっても良いのか?」「将来俺の跡を継ぐのはおまえだ!」などと上手く言うのが普通です。

 抜けるタグも黙って姿を消すのが普通です。わざわざ抜けたいと言いに行くのは間抜けな感じです。その辺が単純な感じを受けます。



2011年2月18日(金)22:31 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

ちょんまげぷりん

「ちょんまげぷりん」

監督: 中村義洋

出演:
錦戸亮(木島安兵衛) ともさかりえ(遊佐ひろ子) 鈴木福(友也) 井上順 中村有志 佐藤仁美 堀部圭亮 今野浩喜 忽那汐里

あらすじ:
 遊佐ひろ子(ともさかりえ)は、子育てと仕事の両立に悩むシングルマザー。やんちゃ盛りの1人息子、友也(鈴木福)とわがままなクライアントに挟まれ、生活費も値上がり。四苦八苦の毎日を送っていた。

 冴えない毎日にストレスを溜め込んでいたある日、着物にちょんまげ姿の男に出会う。その男の名は木島安兵衛(錦戸亮)。180年前の江戸時代からやってきた本物の侍だった。なぜ、現代の東京にやってきたのか安兵衛自身も訳が分からず、江戸から東京、街の激変ぶりにただ呆然とするばかり。帰る方法は見つからず、行く当てもない安兵衛は、成り行きで遊佐家に居候することに。

 すると安兵衛は、恩返しに遊佐家の家事すべてを引き受けると宣言する。初めは俳優か頭のおかしい男だろうと思っていたひろ子も、一生懸命に家事をこなす安兵衛の姿を見て考えを改める。
 ハンバーガー店では大騒ぎする友也をたしなめて礼儀や男らしさを教え、熱を出せば心を込めて看病する。現代では見られない筋の通った男らしさは新鮮で、ひろ子は安心して仕事に打ち込み始める。父親不在に慣れていた友也もひろ子同様。大人の男と一緒に暮らして守られたり、キチンと叱られたりする安心感を初めて知るのだった。

 このまま3人でずっと暮らしていくことを考え始めた頃。秘められていた安兵衛の才能が開花する。それはお菓子作り。友也のために作ったプリンがきっかけだった。江戸時代ではお役目から遠のいていた安兵衛。刀をナイフに持ち替え、パティシエとしての実力を認められたことで、初めて働く喜びを知ることになる。だが、やがて手作りケーキコンテストに出場することが決定すると、3人の間に築かれた微妙なバランスが崩れ始める……。(goo 映画より)

 感想:
  この手の話は、ワープしてきた人物が時代錯誤を、笑いの材料にしがちです。この映画では、主人公は時代のギャップに驚くけれど、大げさでなく自然に現代に順応していきます。逆に順応しながらも武士としての誇りと、今では失われつつある親子の関係、子育ての信念は失いません。

 この物語の本質はそこにあります。作者は現代の共働きや、シングルマザーの問題を、江戸時代の親子関係で訴えようとしています。

 ともさかりえの演技はとても自然で、光っていました。友也役の鈴木福もすばらしい演技でした。

 エンディングも洒落ていました。

 興行成績が良かったのも頷けます。お勧めの一作です。



2011年2月14日(月)23:56 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

ドリフト

ドリフト

監督: 神野太

出演:
 柏原収史 遠藤雄弥 小橋賢児 長澤奈央 小阪由佳 小松彩夏

あらすじ:
 元プロボクサーの真一は、事故で最愛の妻子と黄金の拳を失った。すべてを失くした彼は、事故の原因となった黒い走り屋への復讐を胸に自らも走り屋となり、夜の公道を爆走するようになる。


感想:
 はっきり言って話はともかく、この手の映画は好きなのですが、肝心のドリフトシーンがほとんど無いし、迫力も足りません。ヒール・アンド・トウもブレーキの踏み込みと、アクセルのふかし方に疑問です。

 撮影技術も車を知っている人なら、もう少しましな撮り方出来るのではと思いました。少ないドリフトシーンをスロー再生でも見せるのですが、これがまた同じカットのスローです。タイヤから煙も見えないし、限界でもないし、感動できません。

 CGだそうですが『頭文字D』に比べると、まるで劣った感じが否めません。『頭文字D』のほれぼれするドリフトは血が騒ぎました。

 この映画はシリーズ化されるのですが、出演者の人気なのでしょうか?車好きには物足りません。



2011年2月8日(火)23:24 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

告白

「告白」

監督
中島哲也
キャスト(役名)
松たか子(森口悠子)
岡田将生(寺田良輝)
木村佳乃(直樹の母)


あらすじ: とある中学校。終業式後のホームルームで、1年B組の担任・森口悠子(松たか子)は、37人の生徒を前に語り出す。

 私の娘が死にました。警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです……。

 一瞬、静寂に包まれる教室。事件に関わった関係者たちの告白によって真相が明らかになっていく中、森口は、罪を犯して反省しない犯人に対し想像を絶する方法で罰を与える……。(goo映画より)


感想: 凄まじい話です。松たか子は良い演技していますが、話は評価が分かれると思います。

 娯楽映画では無く、子供の犯罪を問題にしているのですが、あり得ない話です。、現実の社会では子供はもっと複雑です。子供社会の問題は、大人社会の問題の縮図でもあります。

 やはり映画はもう少しリアルでないと、説得力に欠けます。評価が高かった映画ですが、今ひとつ納得できません。
 それに松たか子は、やっぱり可愛い役がお似合いです。



2011年1月18日(火)23:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

紅白歌合戦

 今年は親戚が来ていたので、ごく自然に紅白歌合戦を見ることになりました。

 演歌が少なくなったのは良いのですが、もう少し歌唱力のある歌手も選ばないと、番組が締まりません。司会もやっぱりどちらかはアナウンサーでないと、落ち着いた感じが出ませんでした。

 それとどこにでもAKBが出てきて、鼻につきました。

 たかが歌番組ですから、それほど拘るほどのことでもないのでしょうが・・・

 



2010年12月31日(金)23:59 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

死刑廃止論

 TVで死刑について論議がされていました。成熟した社会では、死刑は廃止の方向です。

 実際に死刑が無くなれば、犯罪が増えるという意見もあるし、変わらないという意見もあるようです。

 死刑の代わりに終身刑があればいいという意見もあります。現在の無期懲役は、かなり終身刑に近いのです。最低20年から25年経たないと釈放はありません。それもごく少人数です。実際には獄中で無くなる方が大部分なのです。けれども少しは希望があります。終身刑は希望がありません。これはこれでとても残酷な刑ではあります。

 犯罪は社会の責任という意見もあります。実際恵まれない環境で育った人が、凶悪な犯罪を犯すのです。

 難しい問題でTVでも結論は出ませんでした。どうなのでしょうかね~~



2010年12月29日(水)23:44 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

バーレスク

「バーレスク」

 監督: スティーヴン・アンティン キャスト

 スタッフ:
 クリスティーナ・アギレラ  シェール  クリスティン・ベル  スタンリー・トゥッチ

あらすじ:
 歌手になる夢を追い掛けているアリ(クリスティーナ・アギレラ)は、セクシーなダンサーたちが毎夜ゴージャスなショーを繰り広げているロサンゼルスのバーレスク・クラブで働くことに。

 オーナーのテス(シェール)のもと、たぐいまれな歌唱力と傑出したダンスの才能を花開かせていくアリは人気者となり、クラブは盛況を極める。(シネマトゥデイ)

感想:
 話は単純なサクセスストーリーです。歌唱力がすごい、圧倒されます。

 「バーレスク」とは色っぽいコントや性的な笑いの舞踊ショーだそうですが、その名の通りセクシーなダンスが披露されます。

 踊りの素晴らしさはアメリカならではの凄さです。

 以前パリで「ムーランルージュ」のショーを見たことがあります。トップレスでしたが、バーレスクはヌードはありませんが、それ以上にセクシーでした。



2010年12月26日(日)20:27 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

歌舞伎

 このところ海老蔵事件で賑わっていますが、江戸時代のスターは歌舞伎役者と関取でした。

 人気役者が贔屓(ひいき)客の相手を務めたり、副業で店を経営するあたりは、現在と同じでした。

 今のプロマイドに当たるのが、役者似顔絵の浮世絵でした。映画もTVも無かった時代ですから、大変な人気でした。

 照明が無いので昼間の興行(マチネー)でした。舞台照明も蝋燭ですから薄暗いものでした。役者が金ピカの衣装を着ているのは、蝋燭の照明でもきらびやかに見えるためです。 旧金毘羅大芝居(金丸座)での公演でその特徴がよくわかりました。

 歌舞伎の素晴らしさは、諸外国の演劇が貴族社会から発展したのに対し、武士の娯楽であった能から取り入れられた演目もたくさんありますが、庶民の娯楽が究極まで洗練された物であることです。

 元禄年間から続く歌舞伎ですが、親から子への継承では好い面もありますが、やっぱり競争が必要でしょう。

 市川家に生まれれば、自動的に団十郎では納得できません。しっかりした学校制度にして、成績順にするとか、オーディションを受けるようにするとか、努力すれば名跡を継げるようにしないと、保存するだけならともかく発展はありません。

 相撲社会もそうですが、歌舞伎社会も封建的で、古い体質のようです。



2010年12月9日(木)23:07 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

坂の上の雲

 第二部が始まり観ています。日露戦争になっていく日本が、描かれています。当時はとても日本が勝てるとは思われないほどロシアは強敵でした。

 この戦争のために日本は必死の思いで、軍事力を増強していったのです。国家予算の半分を軍備に当てていました。

 当時の世界の情勢は勝つか負けるか、戦争が弱いと植民地化されてしまう時代でした。



2010年12月5日(日)21:59 | トラックバック(0) | コメント(2) | 映画  ドラマ TV | 管理

全国チンチン電車紀行

 スカパーの旅チャンネルを見ていたら、都電荒川線が取り上げられていました。

 何時も「雑司ヶ谷」から「大塚駅」まで乗っていたので、とても懐かしく思いました。 最近は目白から副都心線の「雑司ヶ谷駅」から乗るので、都電は殆ど乗らなくなりました。

 大塚から先へは滅多に乗らなかったのですが、三ノ輪、荒川車庫など見所が一杯の様です。一日乗り放題切符もあるようです。こんど一度全部乗ってみようと思いました。



2010年11月10日(水)23:46 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

大脱走

 寒気がして・・・ 体調が悪くて、食欲もないし・・・

 一日中ブラブラしていました。明日から元気出さないとね~~

 夜になって少し元気になって、TVで「大脱走」を見ました。スティーブ・マックイーンは存在感のある役者です。実際にあった話だそうで、映画もとてもリアルでした。

 トンネルを掘るには、当然ですが大変な量の土が出ます。また落盤事故が起こるため、坑道の支えが必要になります。その辺りは実に詳細に描いていて、説得力がありました。

 実は悲惨な話ですが、特にスティーブ・マックイーンの行動がコミカルで、この映画を後味の良い物にしています。この映画の撮影時には、彼の意見が随分入っているそうです。

 やはり名画の一つです。



2010年11月7日(日)23:19 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理


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