Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



映画  ドラマ TV
~説明~
主に衛星放送で映画を観ます。時には映画館にも行きます。

ザ・インターネット

「ザ・インターネット」という、ちょっと古い映画を観ました。

原題 : The Net(1995)
製作年 : 1995年
製作国 : アメリカ

キャスト
Sandra Bullock サンドラ・ブロック (Angela Bennett)
Jeremy Northam ジェレミー・ノーザム (Jack Devlin)
Dennis Miller デニス・ミラー (Dr. Alan Champion)
Diane Baker ダイアン・ベーカー (Mrs. Bennett)
Ray Mckinnon レイ・マッキノン (Dale)

あらすじ
 L.A.に住む孤独なシングルウーマンのアンジェラ・ベネット(サンドラ・ブロック)は、フリーのコンピューター・アナリスト。ある日、彼女は得意先のカシードラル社のデイルから、インターネット・プログラムから偶然にも、政府関係の機密データを発見してしまったとの相談を受ける。アンジェラはそのデータをディスクで入手するが、直後、デイルは自家用機の事故で死亡。

 メキシコで、ジャック(ジェレミー・ノーザム)と知り合いますが、その男性から彼女は命を狙われることになります。彼女の個人情報は別人のものにすり替えられ、見知らぬ女性がアンジェラになりすましているという信じがたい事が起こります。

 警察に逮捕されたアンジェラは、ようやく事件の全貌が見えてきます。デイルがつかんだ機密データとは、カシードラル社が開発し、政府が導入を決めていた《ゲイトキーパー》なるハッカー防止プログラムを悪用することで国家をも脅かそうという何者かの陰謀の一端だったのでした。

感想
 ちょっと古い映画なので、フロッピーなどやや陳腐な感じがあります。話の運びはあっと驚くようなどんでん返しもなく、普通のサスペンスでした。

 しかし住基ネットで問題になっているように、個人の情報が覗かれたり、書き換えられたりする恐怖は現在も変わりません。

 何から何までコンピューターに管理される世界は、一度故障などが起これば、何が起こるか解らない恐怖を感じました。



2006年12月13日(水)00:05 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

ハイビジョン特集 「東大寺 よみがえる仏の大宇宙」

ハイビジョン特集 「東大寺 よみがえる仏の大宇宙」

 これを観て永年の疑問が解けました。

NHKの番組紹介から
 世界最大の木造建築、世界最大の鋳造仏・大仏を誇る東大寺。創建した聖武天皇は今年1250年の遠忌を迎え、盛大な法要が営まれた。東大寺のオリジナルの姿、極彩色の仏像が立ち並ぶ壮大な世界を、ミニ大仏の制作やデジタル技術を駆使してよみがえらせる。

 創建当時の大仏殿は、大きさが現在の1.5倍。黄金に輝く高さ16mの大仏の周りを、高さ12mの6体の巨大仏像が取り囲み、天井や柱には鮮やかな文様や仏画が描かれていた。伽藍には高さ100mもの七重塔二本がそびえていた。東大寺の造立には当時の総人口の半数に相当するのべ260万人が関わった。しかし大仏も建物の大部分も、戦火で焼失してしまった。
 当時の精練方法を再現し、30分の1のサイズのミニ大仏を天平時代と同じ工程で鋳造する。巨大仏が林立し鮮やかに装飾された大仏殿、そして壮大な伽藍をデジタル復元し、荘厳な仏の大宇宙を蘇らせる。

感想
 江戸時代に二回目の再建が行われたことや、金色だったこともよく知られたことです。出来てからすぐに首から折れちゃったことはあまり知られていません。
 以前から疑問に思っていた事がありました。実は大仏の顔立ちです。江戸時代に再建されたと言っても、顔は同じように作られたのかと思っていました。それにしては天平仏の顔ではないし、ずいぶん変な顔だと思っていました。もっともその時代の鋳造技術ではあんな物かとも思っていました。

 今回再現された大仏の顔は、正に天平仏の顔でした。白鳳仏などにも見られるふくよかさがあります。これで初めて大仏を見た時からの疑問が溶けました。やっぱり今の大仏の顔はおかしいのです。江戸時代に何の時代考証も無く作られた物のようです。現在の奈良の大仏の顔は好きになれません。天平時代に国を挙げて、命がけで作った迫力がありません。

 それにしてもCGの威力はもの凄く、実際にそのとおりだったのかは解りませんが、説得力がありすぎます。批判の余地がありません。ただ映像では光背が見られませんでした。特にふれられていませんでしたが、実際にはどうだったのでしょうか?

   NHKに質問出しました。



2006年12月12日(火)00:07 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

ディパーテッド

ディパーテッド
 2006年 米 を観ました。

出演
レオナルド・ディカプリオ(ビリー・コスティガン)
マット・デイモン(コリン・サリバン)
ジャック・ニコルソン(フランク・コステロ)
マーク・ウォールバーグ(ディグナム)
マーティン・シーン(クイーナン)

ストーリー
 マサチューセッツ州ボストン南部。州警察はこの街にはびこる犯罪組織を撲滅するべく、標的組織のトップ、フランク・コステロを捕らえようと、おとり捜査で一人の新人警官を潜入させる。
 
 また同じく州警察にコステロから内通者の別のエリート新人警官が配属される。
素性を隠してそれぞれが潜入先で情報収集。それに伴う悲劇を緊張感の連続で描いていく。

 2002年の香港映画「インファナル・アフェア」が原点のリメイクです。

感想
 緊張感のある映画でした。心理的に追い詰められていく二人が、観客をはらはらさせます。
 
 こういった映画は何かを訴えようという意味はそれほどありません。筋の運びの面白さは素晴らしいと言えます。

 ジャックニコルソンのコステロ役は、個性的な役者なのと、多くの映画での先入観がある所為か、少し人間的で、冷血な所が足りないと感じました。
 
 ディカプリオは思ったより好演していました。映像的にも結構似合っていました。

 最後の終わり方はどうかと思いましたが、それは観てのお楽しみと言うことで。



2006年12月8日(金)00:33 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

ネットワークメディアプレーヤー

 Buffalo のリンクシアターという接続器を購入しました。

 LANで繋がっていれば、PCの中の動画や、写真、音楽がそのままテレビで映し出されます。更に専用の外付けのHDからもそのままテレビで出せます。

 テレビでパソコンの動画・画像・音楽を楽しめるネットワークメディアプレーヤーです。大きな画面で見られるのでとても便利です。



2006年11月30日(木)21:39 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

椿山課長の七日間

「椿山課長の七日間」を観ました。

監督:河野圭太
原作:浅田次郎
出演:西田敏行 伊東美咲 成宮寛貴 桂小金治 須賀健太
志田未来 余貴美子 國村隼 市毛良枝

あらすじ
 勤務先のデパートで脳溢血により亡くなった椿山課長(西田敏行)。あまりの突然の死で仕事にも家族にも後ろ髪をひかれる思いの彼は、3日間だけ現世に戻ることを許される。ただしその容姿は他人に正体がばれないよう本人とは似ても似つかない人も羨むいい女に変身! 
 和山椿(伊東美咲)となった彼は早速、自分の周囲にいた人々となんとか接触するように。

 一方、椿山と同じく3日間だけイケメン美容師(成宮寛貴)となって現世に戻ることを許された元ヤクザの親分・武田も自分が殺された理由を探り出す。

 やがて椿山も武田もいままで気づくことのなかった家族の秘密や自分への想いなどを知ることになる。

感想
 面白い設定です。話が上手くできていて、思ったより良い映画でした。初めの部分に説明が多く、おやおやと思いましたが、設定が面白くつい引き込まれました。

 現世に戻ってみると、酷いことばっかりなのに、簡単に諦めがついたり、変に納得したり、最後はみんな良い人ばっかりなのはちょっと頂けませんが、ハッピーエンドに終わるのはこの設定からは仕方ないことでしょう。

 伊東美咲はとても綺麗ですが、演技力となるとやっぱりという感は否めません。個人的には成宮寛貴の演技はそれほど好きでないのですが、子役は全員素晴らしい演技でした。

 ちょい役でしたが、市毛良枝の場面は感動的でした。子供に対する親の愛情ですから、素直な演技で十分事足りました。

 3人とも生前の素性を隠すように言われているのに、気づかれてしまうと言う大きな矛盾を含んでいます。そこがこの話の苦しいところです。

 それと日本人は特にそうですが、死ぬとみんな神様に成り良い人扱いします。もう少し死者に対して鋭い突っ込みや、批判があったほうがリアルではないかと思いました。登場人物もやってることはひどいのに、変に物解りがよいのにも閉口しました。



2006年11月29日(水)23:11 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

プラダを着た悪魔

 プラダを着た悪魔 The Devil Wears Prada (2006/アメリカ)

 飛行機の中で観ました。

監督
デヴィッド・フランケル David Frankel

出演
メリル・ストリープ Meryl Streep (Miranda Priestly)
アン・ハサウェイ Anne Hathaway (Andy Sachs)

 大学を卒業し、ジャーナリストを目指してニューヨークへとやって来たアンディが就いた職業は、一流ファッション誌“RUNWAY”の編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタント。オシャレにとことん疎い彼女は、それが次へのステップになればという程度に考えていた。だから、ミランダが何者かもまるで分かっていなかった。彼女こそは、その絶大な影響力に誰もが恐れおののくファッション界のカリスマだった。

 朝も夜もなく四六時中浴びせられるミランダの理不尽な命令に、いつしかアンディの私生活はめちゃくちゃに。恋人ネイトともすれ違いが続いてしまう。こうして、早くもくじけそうになるアンディだったが…。

 で、結局恋人ともよりが戻ってハッピーエンド。

感想
 う~~ん つまらない話のようにしか思えませんでした。頑張って働いている女性を、男性のようにとか、男だったらとか、そんなことを言っているから、まだ差別があるのです。

 それにファッションの世界というのも、女ぽくってどうにもなりません。ばりばり働く女性を描きたいのなら、もっと男っぽい世界の女性を描いて欲しかった。(笑)
 心から男も女もないと信じているなら、性別などどうでも良いはずだから。



2006年11月28日(火)23:33 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

手紙

「手紙」
          を観ました。

 監督 生野慈朗
 出演もしくは声の出演 山田孝之 、玉山鉄二 、沢尻エリカ 、吹石一恵 、尾上寛之 、田中要次

あらすじ

 東野圭吾のロングセラー小説を映画化した社会派人間ドラマ。殺人という大罪を犯した兄のせいで、人生を狂わされる弟の受難の日々を追う。

 『電車男』の山田孝之が不運な弟にふんし繊細(せんさい)な演技をみせる。坊主頭で服役囚の兄役に挑んだ『逆境ナイン』玉山鉄二や、健気なヒロイン役の『シュガー&スパイス 風味絶佳』の沢尻エリカらの演技も素晴らしい。重いテーマでありながらも、随所に笑いを盛り込んだ見事な演出が光る。(シネマトゥデイ)

感想
 原作の素晴らしさを感じさせる映画でした。
 
 差別という問題を、真っ正面から取り上げています。きっと差別される側はドンドン卑屈になり、更に関係を悪化させていくのだろうと思いました。
 
 会長の「差別は当然であり、言ってみれば防衛反応」と言う言葉に、作者の安易な解決が無い厳しさを受け取ることが出来ました。
 「周りからコツコツと理解してくれる人を作ることだ。」と、まさにそれです。

 理解者も現れるのですが、彼自身が心を閉ざしているため、ドンドン孤独に追いやられます。そこの辺りの展開は実に見事です。

 実際には心を閉ざしても、表面はむしろ調子よく明るく振る舞う人の方が多いのが現実でしょう。お笑い芸人になる所などは、暗いだけの描き方でなくて、よりリアルな物を感じさせます。明るさの中に、閉ざされた暗さをバランス良く表現するのは、映画ではとても難しく、この映画は主人公がやや暗い方に偏っていると言えます。

 沢尻エリカは東京出身のようですが、見事な大阪弁で、大げさでなくて素晴らしい演技でした。暗い物を持っていながら、明るく強く活きようとする姿に、むしろ感動しました。この方がよりリアルに感じます。

 最後は見方によっては、感動物でしょうが、個人的にはややオーバーな演技と感じました。

 楽しいだけの映画が多い中で、とても良い映画でした。もう少し渋くと言うか、押さえた演技でしたら満点でした。



2006年11月22日(水)01:17 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

「ユナイテッド93」

「ユナイテッド93」を観ました。
製作年度 2006年
監督 ポール・グリーングラス
出演 ハリド・アブダラ 、ポリー・アダムス[女優] 等

解説
アメリカ史上最悪のテロ攻撃事件として記憶された2001年9月11日の出来事を、当事者の視点から再現した衝撃的作。

 『ボーン・スプレマシー』のポール・グリーングラスが脚本と監督を手がけ、4番目のハイジャック犠牲となった、ユナイテッド航空93便の乗員と乗客らが経験した未曾有の恐怖心をリアリスティックに描く。離陸からハイジャック、そして運命の瞬間までを時間軸にそって再構築し、悲劇の結末を臨場感たっぷりに伝える。

感想
 ドキュメンタリーと言って良いほどの、臨場感がありました。時に混乱している現場の雰囲気は、とてもリアルで、実際にもこんな具合だったろうと思わせます。
 
 アメリカ人でなくともこの映画を見れば、どんなに悲劇だったか十分すぎるほどです。

 しかし現在のイラク問題一つ取り上げても、アメリカの中東政策は問題視されています。確かに先進国のルールでは、中東諸国はルール破りかも知れません。けれどもこのルールでは、特許の問題、貿易のルール、重すぎる国の借財など、開発途上国はいつまで経っても、先進国のようには成れません。

 そういった醒めた目で見ると、飛行機の中の悲劇を見て、エイズに成りながら助かる可能性のある薬も買えずに死んでいく人達の悲劇も同時に考えてしまいました。



2006年11月17日(金)01:25 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

NHK 世界遺産の旅

 きょうNHKで世界遺産の旅で「ブリュッセルのグラン・プラス」という番組をやっていました。

 国 名 : ベルギー
 分 類 : 文化 遺産
 遺産名(英語) : Grand-Place, Brussels
 登録年 : 1998 年

 チョコレート、ワッフル、ベルギービール。グルメにとっては魅力一杯のベルギーに「世界一美しい広場」がある。首都ブリュッセルの旧市街にある世界遺産グラン・プラスだ。     
 
 サッカーグラウンドほどの広場を取り囲むのは中世から17世紀にかけて建てられた荘厳な建築群。金箔やレリーフで彩られ、広場は絢爛豪華な雰囲気にあふれる。パリやローマのようなかつての王国の中心都市でなく、なぜブリュッセルに世界一美しい広場が出来たのか。近郊で発掘された地下遺跡や京都祇園との意外なつながり、そして60万本のベゴニアで広場にフラワーカーペットを敷き詰める市民達の思いなどからその謎に迫る。

 グラン・プラスを取り囲む34軒の建物はほとんどが職人や商人の同業者組合、ギルドの建物である。ビール、タペストリー、レース、金細工…。豪華なギルドハウス誕生の謎を求め、伝統を受け継ぐレース職人やタペストリー職人を訪ねる。かつてブリュッセルのタペストリーには「B・B(ブラバント公領のブリュッセル製)」の文字が刻まれ、世界の王侯貴族垂涎の逸品だった。京都祇園祭の山鉾飾りのタペストリーからも「B・B」の文字が発見され話題となっている。
  レポーターは岡田理江(女優)

 以上の内容の番組でした。先日行ったばっかりなので、うれしくて見入りました。現地では、ついつい何となく見てきましたが、説明を聞いて改めて、納得いきました。どうかすると実際行った人より、テレビで観ただけの人の方が詳しくなりそうです。(笑)



広場の周りにはオープンカフェがたくさんあります。
ベルギービールや、ワッフルを食べながらコーヒーを飲んだりしています。



広場には、花を売る店、絵画を売る店などがでています。


2006年10月28日(土)23:47 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

父帰る

「父、帰る」
  
 ロシア映画
 監督: アンドレイ・ズビャギンツェフ
 出演: コンスタンチン・ラヴロネンコ, ウラジーミル・ガーリン


あらすじ
僕らが物心もつかないうちに出て行ったきりで、写真でしか見覚えのない父さん。
ある静かな夏の日に、その父さんが突然、帰ってきた。
初めての再会に、僕も兄さんも頭の中がひどく混乱している。
父さんは、今まで何をしていたのだろうか?
一体どこからやってきたのか?
言葉が少ない父さんが顎にたくわえた無精髭だけが、
12年という空白の時間を静かに語っている。
食事をしながら父さんは、明日からしばらくの間、僕たち兄弟と旅に出ると言い出した。
あまりに突然の出来事でうまく呑み込めない。
大きな期待と不安を抱えたまま、その日は兄さんと興奮して眠れない夜を過ごした。

旅をしながら、父さんは僕たちに男としての強さを
たたき込もうとしているようだ。
時にはあまりにも粗暴な教え方に歯向かったりもしたけれど、
その度に、力まかせに地面に叩きつけられるだけだった。
父さんがいないことを恨んだ時もあった。
でも、今となっては戻りたい気もする。

父さんを慕っている兄さんとは反対に、僕は素直に接することが出来ないままに旅は続いていく
目的地の縞に附く頃には、愛情のかけらも感じさせない横暴な振る舞いが、
どうしても我慢が出来なくなった僕は、
ついにむき出しの感情を彼にぶつけてしまう・・・

感想
 2003年ヴェネチア国際映画祭で絶賛された作品です。

 親と子の接し方、教育問題、確かに難しいことをうまく描いていますが、今ひとつ方向性が無いというか、悲劇的な結末に、あまりクリエイティブで無い所に、むなしさを感じさせます。

 観ている側には嫌と言うほど親の愛情が伝わるのですが、子供はここぞとばっかりに見事に反発します。描き方が両方とも極端で、観ている方もはらはらします。

 父親はにこりともしません。厳しいだけで、優しさどころか、愛嬌すらありません。それにしらけムード一杯の旅行。でもって案の定悲劇。

 これではね~~同じ悲劇でも、もう少し歩み寄るそぶりを見せて、少し希望を見せての悲劇という方が効果的でもあります。

 やや単純な運びで、後味の悪い作品になったような気がしました。
 
 個人的には 「24時間4万回の奇跡」のような物の方が好きです。



2006年9月13日(水)23:57 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

料理は見た目

 探偵ナイトスクープを観ていたら、超面白い話題がありました。
イチゴ味のカキ氷を、トンネルの中で食べると、メロン味になるという話です。

 トンネルの中はオレンジ色のライトが付いていて、赤色のイチゴ味のカキ氷は緑色に見えます。
 
 次に本当のイチゴをトンネルの中で食べると、キウイのような味になります。トマトは古いトマトのようになります。

 結論は当たり前ですが、見た目に左右されると言うことです。果物などは青いと渋いとか、酸っぱいとか、古いとかを脳が判定を下す為に起こるようです。

 それしても味が見事に変化するのに驚きました。料理は見た目も大事なのだと思い知らされました。
 



2006年8月28日(月)23:19 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

スーパーマン リターンズ

スーパーマン リターンズ
2006年 アメリカ
監督・製作:ブライアン・シンガー
キャスト
ブランドン・ラウス、ケイト・ボスワース、ケビン・スペイシー、フランク・ランジェラ

 観てきました。今回は少し遅れましたが、今までのスーパーマンは封切りの日か、直後にすぐに観に行っていました。
 
 以前の作品では、封切りの日には、最後のスーパーマンの活躍のシーンには、映画館なのに拍手が客席から起こったのを覚えています。

あらすじ
 5年前、地球から忽然(こつぜん)と姿を消したスーパーマン(ブランドン・ラウス)は、自分の過去を探して宇宙を旅していました。しかし、故郷の惑星、クリプトン星が放射能に汚染された廃墟になっていると知った彼は、第2の故郷であるスモールビルのケント農場に帰還。そのころ、スーパーマン不在のメトロポリスでは犯罪が急増していました。
 
 おりしも永遠の敵レックス・ルーサー(ケビン・スペイシー)が、終身刑のはずが、スーパーマンが裁判に欠席したため、無罪となって釈放となり、未亡人をだまし巨万の財産を手に入れます。
 
 レックス・ルーサーは北極のスーパーマンの隠れ家に行き、スーパーマンの秘密や、その故郷であるクリプトン星の知識、技術を全て手に入れてしまいます。

 5年ぶりに、古巣の新聞社デイリープラネットに、スーパーマンが一般人に扮装しているクラークケントとして復職します。そこで嘗ては恋人でもあった、ロイス・レイン(ケイト・ボスワース)にジェイソンという子供があり、婚約者まであることを知って、愕然とします。

 気を取り直して、スーパーマンは地球の平和のため、次から次へと人々を助けます。

 レックス・ルーサーはクリプトン星の技術を使い、新しい大陸をアメリカの東海岸に作ろうと実験を重ね、さらにスーパーマン対策として、スーパーマンの唯一の弱みであるクリプトンナイトを盗みだします。

 ロイス・レインは不可思議な停電の原因の取材をするうち、偶然これから東海岸に新しい大陸を作ろうとしている、レックス・ルーサーの船に乗り込んでしまいます。恐ろしい計画に助けを求めようとしますが、船は既に出航し、ロイスとその子ジェイソン共々監禁されてしまいます。助けを呼ぶためファックスを送ったロイスが、危機一髪と言うとき、偶然かジェイソンが弾いていたグランドピアノが突然動き、間一髪で助かります。

 ついに大陸を作る水晶が海に打ち込まれ、津波が起こり東海岸は大騒動になります。もちろんスーパーマンが助けに行くのですが、レックス・ルーサーの用意したクリプトンナイトで作ったナイフで刺され、瀕死の重傷を負います。

 果たして地球は救われるのか・・・・

 最後は次回作を予測させるような、展開になります。

感想
 今までの全てのスーパーマンを観ているので、つながりも全て解りました。ロイスがもう少しおっちょこちょいだったのも、落ち着きが出ていて、ある意味自然でした。おとぎ話のようであった二人の関係も、大人の雰囲気でした。微妙な三角関係も現代的で、現実的でした。
 
 荒唐無稽な話だったのに、少し人間的すぎるような気もしましたが、大人にも受ける話になっています。

 クラークケントの時の間抜けな仕草や、ロイスに馬鹿にされる、お決まりのシーンが無かったのは少し寂しい気がしました。もう少し日常のクラークケントが出てきても良かったのではと、思いました。
 
 以前の作品に比べ、映像の凄さはもう比較になりません。リアルで圧倒的な迫力です。長い映画ですが、凄いシーンが時間を取りすぎていて、話の展開が早すぎるような気もしました。



2006年8月22日(火)00:45 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

デンジャラスビューティー2

デンジャラスビューティー2
2005年

 監督: ジョン・パスキン
 出演: サンドラ・ブロック 、レジーナ・キング 、ウィリアム・シャトナー 、ヘザー・バーンズ 、アーニー・ハドソン

あらすじ
 「ミス・アメリカコンテスト」の爆破を阻止したFBI捜査官グレイシー・ハート(サンドラ・ブロック)は、今や全米中の人気者。ところが、有名になり過ぎて面が割れてしまい、潜入捜査には支障を来たしました。おまけに同僚との恋もあっけなく終わりとなり落ち込みます。デスクワークか、FBIのPR活動の選択を迫られ、PR活動の任務を引き受け、セレブ・ファッションに身を包んで“FBIの顔”として生まれ変わりました。
 そんな時、親友でもあるミス・アメリカのシェリルが誘拐され、犬猿の仲のサム(レジーナ・キング)を相棒に捜査に乗り出す。

感想
 前作がとても良かったので、すぐに観たかったのですが、見逃してしまい、早くもスカイパークで放映されました。
 
 今回は失恋という痛みから、変に素直な所がありPR活動を無難にこなします。犬猿の仲のサムとのもめ事以外は、実にまじめです。
 所が親友の誘拐から、だんだん元のグレイシーに戻っていきます。最後はコメディーらしくめちゃめちゃな大活躍です。
 無難で、上品そうなグレイシーから、元の黒服の捜査官になり、最後はおきまりの舞台衣装を着ての、アクションが一番の見所です。
 
 前回より恋愛に関しては落ち込んだままです。グレイシーの女性らしいところを見せたりします。失恋から立ち上がり、友情が生まれると言う雰囲気が強調されていていました。あっさりしていて、気分の良いコメディーでした。

 少し残念なのは、上司がグレイシーの捜査に首をつっこむことに反対の一辺倒で、邪魔をしすぎることです。誘拐犯人の方も単純で、知能犯でないことでした。コメディーですからあまりに残酷なのは問題ですが、もう少し複雑でも良いような気がしました。



2006年8月20日(日)23:08 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

「24時間4万回の奇跡」

「24時間4万回の奇跡」を観ました。
 [原題] les convoyeurs attendant
 1999年ベルギー・フランス・スイス
 [監督] ブノア・マリアージュ 
 [出演] ブノワ・ポールブールド/ジャン・フランソワ・ドヴィーニュ/モルガーヌ・シモン/ブーリ・ランネール 

あらすじ 
 ベルギーの工場の多い地方都市。そこの地方新聞社の記者であるロジェ・クロッセ(ブノワ・ポールブールド)は警察無線を傍受して、事件現場に駆けつけるという、典型的な地方新聞記者の仕事をしています。地方にありがちな古いヨーロッパの家族制をそのまま受け継いだような、亭主関白で、自分中心で、気が短い父親です。

 家族は妻と、15歳の息子ミシェル(ジャン・フランソワ・ドヴィーニュ)と、8歳の可愛い娘のルイーズ(モルガーヌ・シモン)の4人暮らし。

 カーニバルで町民が何かしら世界一の記録に挑戦し、見事記録を達成すると商工会議所からの商品として新車がもらえると言う企画が持ち上がります。
 
 ロジェはギネスブックで、24時間に41,827回というドアーの開閉記録を見つけ、こんな馬鹿馬鹿しい記録に挑戦する者はいないから、このぐらいの記録は軽くクリアできそうに思え、自分のアイディアーに酔いしれます。ロジェは専任のコーチ(ブーリ・ランネール)まで雇って、ミシェルにドアーの開閉を猛特訓させるのでした。
 
 自宅にドラえもんの「どこでもドアー」みたいな物を作って特訓します。家族は言い出したら聞かない父親に、渋々従います。
果たして記録は達成できるのでしょうか?

感想
 みんなまじめに、一生懸命生きています。そしてみんな純朴です。所がなぜか滑稽です。後半滑稽どころではなくなるのですが、何とか乗り越えます。「ふうてんの寅さん」みたいにみんないい人なのに、我が儘な父親が問題を起こすのですが、みんなの愛によって、幸せな結果となります。観終わって、とてもさわやかな気持ちになりました。
 
 父親も我が儘ですが、憎めない性格で、悪い人では無く、毎日の平凡な生活の閉塞感から、なんとかしようという焦りを感じさせます。娘のルイーズにはとても優しく、娘もとても父親になついています。親子の仕草がとても自然です。大げさでなく愛情を感じさせます。
 
 特に娘の演技、演出は素晴らしく、暗くなりがちなこの映画を明るくし、家族愛を見事に表現しています。
 
 最後の幸せも、2000年と紙に書いて、それを家族で一枚ずつ胸に貼って、写真を撮る。それだけです。

 押しつけがましくなく、実にしゃれている終わり方と思いました。



2006年8月18日(金)23:07 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

終戦記念

 テレビ番組で、戦争の事が多く取り上げられています。

 中東では、イスラエルとレバノン、パレスチナ、アメリカとイラクが泥沼化した状態です。

 北朝鮮は、核問題にも、拉致問題にも反応しません。

 日本は総理大臣の靖国参拝を、誰も止められません。

 何かとイスラム世界を非難していますが、日本の靖国参拝だって、宗教問題でもあります。

 世界中の宗教が一つになれば良いのにと、思うくらいです。世界中EUのように行き来も自由になって、通貨も統一して、好きなところで自由に働けて・・・

 そんな日が本当に来るのか、やろうと思えば何時だって出来るのに・・・

 



2006年8月14日(月)23:47 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

インサイド・マン

「インサイド・マン」 (2006) / アメリカを観ました。

 監督:スパイク・リー
 出演:デンゼル・ワシントン 
     クライブ・オーウェン
     ジョディ・フォスター
     ウィレム・デフォー

あらすじ
 NY・マンハッタン信託銀行の中に、ペンキ屋を装って侵入した4人組。彼らは人質を取り、地下に誘導すると、全員に犯人と同じ服装(グレイのジャンプスーツ・覆面)をするように命じました。

 犯人との交渉に当たるのは、NY市警のフレイジャー(デンゼル・ワシントン)と相棒のミッチェル(キウェテル・イジョフォー)。

 マンハッタン信託銀行の会長・ケイス(クリストファー・プラマー)は、女性弁護士マデリーン(ジョディ・フォスター)を呼び、銀行の貸金庫にある、重要なものについて、犯人達の手に渡らないようにするよう、依頼するのでした。

 人質の1人が、首にメッセージを書いた引き出しをぶら下げて釈放されました。
    『ケネディ空港にジャンボを用意しろ。夜9時以降1時間ごとに人質を殺す』

 フレイジャーは、主犯のラッセル(クライブ・オーウェン)との接触に成功しました。所が途中から降板させられてしまいます。

 警察は、食糧差し入れのピザの箱に盗聴器をセットして、銀行の中に渡す。しかし逆に警察の動向は完全に犯人に握られていたのでした。
 
 人質が射殺されたため、一斉に突入することが決まった。
犯人と人質、全員が同じ格好の中、見分けることは極めて困難。その時正面のドアが開き、中から同じ格好の人々が次々と出てきた。
    誰が犯人、そして誰が人質・・・?

感想
 途中から結果がある程度予測できます。アメリカならうやむやになる可能性が結構あるでしょうが、世間をお騒がせしたからには、許されない、日本では決してあり得ない結末です。
 
 アメリカ的と言ってしまえばそうですが、やや馴染めない結果です。日本では権力による介入も、あのようになってしまってからでは、無理なことと思われました。

 とても良かったのは、こういった映画では刑事がいつも、がなっていることが多いのですが、良くない冗談を言ったり、次々解放された人が取り調べられる時のやりとりも、問題発言したりと、とてもリアルで、実際はあんな物だろうと思わせます。フレイジャー(デンゼル・ワシントン)が好演でした。
 
 女性弁護士マデリーン(ジョディ・フォスター)は格好良く、巧みな弁護士でした。「貴男の給料では、私を雇えないわ・・」これもアメリカ的です。リアルな台詞です。(笑)物語としては中途半端な感が否めませんでした。 
 
 現在のアメリカでは、「無実なら適当な弁護士で良いけど、本当に自分が犯人なら、有能な弁護士を雇わない」と、言われます。有罪と思われても、弁護士次第では無罪になったと言われる判決が少なくありません。まさに地獄の沙汰も金次第、これが今のアメリカです。

 そんな意味で、日本人には馴染めない結末でした。
 



2006年8月9日(水)23:17 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

「きみに読む物語」

 今日はとてものんびりしていました。

 読みかけの本を読んだり、漫然とテレビを観たり、ぶらぶら過ごしました。

 「きみに読む物語」
出演: ライアン・ゴズリング, レイチェル・マクアダムス 監督: ニック・カサヴェテスアリーとノアの恋愛は、ひと夏の恋、身分違いによる別れ、そして再会…と、これまでも多くあったラブストーリーの流れを組む物語

 とても良い映画でしたが、あんまり真剣に観なかったので、感想を書けません。若い時代の女優さんがあんまり光ってなかったかな?逆にその他の出演者は見事な人ばかりでした。
バタリ (o_ _)o ~



2006年7月30日(日)01:33 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

セーヌ河畔

NHK の番組世界遺産セーヌ河畔を見ました。

NHKの紹介文
 セーヌ川でクルーズをしながら、花の都パリの成り立ちや今を見つめてゆきます。
 世界遺産に登録されているセーヌ河岸には、エッフェル塔、ルーブル美術館、オルセー美術館、ノートルダム寺院など貴重な建築物があります。そうした人類の文化遺産を紹介するだけでなく、セーヌ川の中洲、サン・ルイ島では、おしゃれなカフェやかわいらしい雑貨店など、パリの町歩きを楽しみます。歴史と最新流行が共存するパリの初夏をお楽しみください。

 ちょうど芸術橋でインタビューした画家の画いている絵が、お決まりのシテ島でした。

 私が画いた絵と同じ・・・ポンヌフです。新しい橋という意味ですが、ガイドさんから聞いたのですが、実はパリでは一番古い橋だそうです。今日も番組中で言っていました。



2006年7月17日(月)23:50 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

博士の愛した数式

 博士の愛した数式が映画化されていました。観ようと思っていたのですが、なかなか暇が無くて、やっと今日観ました。

 内容は本を忠実に、映画化しています。渋い演技が必要な内容で、出演者は子役も含め、良い演技をしていました。
       
出版社/著者からの内容紹介
記憶が80分しか持続しない天才数学者は、通いの家政婦の「私」と阪神タイガースファンの10歳の息子に、世界が驚きと喜びに満ちていることをたった1つの数式で示した…。頻出する高度な数学的事実の引用が、情緒あふれる物語のトーンを静かに引き締め整える。著者最高傑作の呼び声高い1冊。

あらすじと感想
 主人公は10歳の私生児を持つ家政婦で、年老いた元大学教授の家に派遣されます。その老人は天才的な数学者でしたが、交通事故に遭いそれ以来、80分しか記憶を維持することができなくなっていました。数字にしか興味を示さない彼とのやり取りはとても大変で、昨日のことは全て忘れてしまう彼は、毎日始めて会う人に対するように、同じ質問から始まるのでした。それでも彼は服にいろんなメモをつけていて、何とか日常生活に対応しようとしていました。

 そのうち10歳になる息子との出会いをきっかけに、彼との関係は緊密になり、彼は、息子を「ルート」と名づけ、異常に可愛がります。主人公とルートは彼を「博士」と呼ぶようになります。
父親を知らないルートも博士の愛情に答え、偶然にも二人は阪神ファンであり、実に良いコンビとなりました。博士の数学の講義は、単なる算数でなくて、数学のセンスをルートに教えました。この二人の愛は奇妙な関係の中で、素晴らしく描かれています。実に感動的です。

 ちょっとした誤解からいざこざが起きます。そのとき博士は eiπ + 1 = 0 オイラーの公式(厳密にははオイラーの等式)を示します。
  
 この式は、全く起源の異なる重要な2定数、円周率(π)と、自然対数の底として表されるネピア数(e)が、 極めて基本的な数、0, 1, i によって結びついている非常に重要な等式で、 この予想外の調和・連関を明らかにすることから、オイラーの等式は、"人類の至宝 " とも呼ばれる、博士も愛する公式でした。

 この式で、博士の義理の姉との和解が出来るのです。義理の姉は、その公式の素晴らしさを、過って博士から聞いていたことを暗示します。

 話の中で、さまざまな数学的な話が出てきますが、数学には無知であった主人公はそれを算数でなく、博士からの一種のメッセージのように、あるいは芸術的な作品のように受け止めます。特殊な意思の疎通法なのでした。

 とても感動しました。良い本でした。

 本を読んだ事のある私には、とても面白かったのですが、一般には、地味で、抽象的で、退屈な映画かもしれません。



 
 きっと内容が映画にしにくい、実態のない所がある為難しいのでしょう。

 寺尾聰、深津絵里、浅岡ルリ子、斉藤隆成、中でも寺尾聰、は好演でした。
 5人の出演者みんな渋いのですが、吉岡秀隆が一番難しい役回りでもあるのです。数学を語る先生にしては・・・もう少し何か工夫が欲しいところ・・・

 どちらかと言えば、映画より本の方が面白いかな・・



2006年7月13日(木)22:26 | トラックバック(1) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

カーズ

「カーズ」を観ました。

ディズニー/ピクサー最新作
『トイ・ストーリー』『バグズ・ライフ』
『トイ・ストーリー2』『モンスターズ・インク』
『ファインディング・ニモ』
『Mr. インクレディブル』などを製作した会社です。

あらすじ
 新人レーサーのマックイィーンは、その天才的な才能の為、他人をまったく信じず、勝利しか頭になかった。カリフォルニアで開かれる決勝レースに向かう途中、ルート66沿いにあるラジエーター・スプリングスという街に迷い込んでしまいます。・・・そこでスピード違反、事故の罪で、寂れたこの町の道路修復の使役の罰を受けることになります。

 反抗的だった彼も、だんだんと町の人たちの人情に、感銘を受け、友達が出来ます。そのうちこの町に彼が優勝を目指すピストンカップで三連勝した、伝説のチャンピオンにも出会うのでした。

 彼は人間的に成長していきます。うち解けてきたとき、マスコミが行方不明になっていた彼を見つけ出し、別れも言わないうちに、レース場に連れ戻されます。

 そしてついにレース、スタッフもいない彼に、ラジエーター・スプリングスの友達たちが、ピットクルーとして、さらに伝説のチャンプも、監督として現れます。レースは意外な結果に・・・・

感想
 話は子供にはちょっと高度な内容で、大人にはやや物足りない筋立てかもしれません。個人的には、『モンスターズ・インク』のような、きっちりおとぎ話のような世界好きです。

 しかしその映像たるや、目を見張る物がありました。リアルと言うことにつきます。

 最近のアニメの風景などは、もう実写と変わらない程です。しかし人間の表情などは、実写とは程遠いと言えます。
 このアニメでは、車が擬人化されているので、慣れてしまえば、実写のようなと言うかそれ以上のリアル感があります。むしろあえて、車によって、アニメを感じさせているようです。

 途中の話のテンポがやや中だるみというか、観ていてどうせレースに出ると解っているせいか、ややもたつき感はあります。もう一つ何かあっても良いような気もしました。

 子供にも楽しめる映画としては、とても良くできた映画でした。それにしても最近のCGと言うか、アニメは侮れません。

 「シモーヌ」と映画では、CGで作った架空の女優を大スターに仕立てるのですが、だんだん彼女が一人歩きしだして・・・

 映画はそう遠くなく、CGで作った役者が活躍すると言うことが、現実の事になるかもしれません。現在動画はまだまだ絵のように見えますが、近い将人間の役者と区別つかないようになるかも知れません。



2006年7月5日(水)23:01 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理


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