Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



書籍 (短歌、漢詩)
~説明~
万葉集から、俳句、短歌、漢詩なんでもあり。

日本史 意外すぎる、この結末!

河出書房 / 著者:歴史の謎を探る会 (レキシノナゾヲサグルカイ)

内容: 歴史の中に埋もれている“ドラマチックな歴史”を楽しむべく結成された、夢とロマンを求める仲間たちの集まり。学校では教わらない史実の裏側にスポットを当て、一風変わった視点からのアプローチには定評がある。

目次:(「BOOK」データベースより)
1章 教科書には載らないあの人の意外な後半生ー小野妹子は隋から帰国後、罪人扱いされていた!/2章 個性的な偉人たちの人生いろいろな晩年ー天才発明家・平賀源内は、のちに人を斬って獄中死!/3章 あの貴重な歴史遺物はその後、どうなったかー種子島に伝来した鉄砲は、誰の手に渡った?/4章 日本史を陰で支えた名脇役の数奇な運命ー坂本竜馬の妻・お龍は、横須賀で再婚していた!/5章 偉大な親の亡きあと有名子孫の生きざまはー薄幸の歌人・石川啄木の親族は、みんな薄幸だった!/6章 歴史の闇に葬られた英雄たちの奇妙な伝説ー天草四郎は「島原の乱」を生き延びていた?!

感想:よく知られている事もありますが、意外な結末が面白く書かれています。軽いタッチで書かれていますが、しっかりした内容で面白く読めました。



2017年2月15日(水)22:38 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

四大江戸前

 「杉浦日向子」の本を読んでいたら、四大江戸前の話が出てきました。

 寿司、蕎麦、うなぎ、天ぷらを言います。江戸前は江戸スタイルのことです。

 江戸っ子にとってうなぎはご馳走でした。うなぎを食べて、駕籠に乗って、仲(吉原の仲見世)へ行くのが最高の贅沢でした。

 寿司は今のように高級な食べ物ではなく、回転寿司以下のスナックでした。ちょいとお腹が空いたとき、屋台で一個か二個食べる物でした。今の寿司の4倍くらいの大きさでした。

 寿司屋でお酒を飲むことはなく、お酒を飲むのはうなぎ屋か蕎麦屋でした。

 蕎麦は米が採れないから蕎麦を食べる地方もありましたが、江戸では趣味の食事でした。お腹を膨らませるより、蕎麦屋で一杯やると言った物でした。

 天ぷらも寿司と同じで、スナックでした。


 これら4品とも大好きです。蕎麦は少なくとも一週間に2~3回は食べます。寿司も一週間に一度は食べます。

 うなぎは一ヶ月に一回程度、天ぷらは好きだけれど純粋な天ぷら屋が殆ど無いので、蕎麦屋で天ぷらを一緒に食べます。

 良い蕎麦屋と、良い寿司屋、良いうなぎ屋、それにお気に入りの喫茶店が有ればそれ以上は何も要らない。

 あっ!それに「井川遥香」のようなママが居る癒し系のスナックが(笑)



2017年2月7日(火)23:02 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

エジプト

 「Pen」の2017年1/15号 「古代の美を探して、エジプト」を読みました。

 雑誌ですが詳細に書かれており、さらに写真、図も多く入門編にはとても良い本でした。何しろエジプト文明は3000年続いたので、どの時代を取り上げると言ってもきりがありません。

 本書では第4王朝、18王朝、19王朝が取り上げられております。またエジプト考古学博物館、大英博物館、ルーヴル美術館、メトロポリタン美術館、ベルリン新博物館のそれぞれの至宝を紹介しています。

 中でも大英博物館ロゼッタストーンは、ヒエログリフの解読への鍵となった奇跡の石です。以前解読に至るまでの各国の競争のTV番組を見たことがありますが、本書でも詳しく書かれていました。

 



2017年1月20日(金)23:50 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

夕されば

「夕さればもの思ひ益る
       見し人の
         言問う姿面影にして」





          笠女郎(かさのいらつめ)
読み方:
ゆうさればものおもいまさる
  みしひとの
 こととうすがたおもかげにして

訳:
夕方になると思いが増してきます。
以前会った貴方が言葉をかけてきた姿が面影に現れます。

万葉集の笠女郎の、大伴家持(おおとものやかもち)に対する恋の歌です。この「夕されば物思い・・」の一節は女性歌人には共感を呼び後の時代までよく使われています。

 現代でも夕方になると女性は物思いに更けがちです。男性は夕されば赤提灯が恋しくなる人が多いようです。



2016年9月22日(木)23:03 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

先天的に片付けが出来ない

 どんなに片付けても、一週間ほどで部屋がメチャメチャになります。

 雑誌を見ていたら「机の上にはPCと電話しか置かない!」と有りました。目から鱗が落ちるような名言です。


  出来そうにありません。(キッパリ)

 片付けが苦手ですが、唯一利点があります。片付けないので、書類なども間違って捨てることは決してありません。探すのは大変ですが必ず部屋の中にあります。

 ただし出てくるとは限りません。大掃除の時にふと出てくることがあります。

 そもそも郵便物が多すぎます。とても全て目を通せません。さらに重要書類ほどさりげない封筒に入っています。税務署などは薄い何の変哲もない封筒です。

 豪華な封筒は多くの場合DMです。さも重要そうな書き出しにつられて目を通すと時間の無駄です。

 相当に重要な書類でも経験からは、再度申し込むと再送してくれます。返事が必要な書類は、返事を出さなくても、本当に重要なら電話が来ます。

 秘訣は郵便物は目を通さないで、順に山積みしておく。催促の電話が来たら今から出そうと思っていましたと答えて、書類を探して出す。

 メールは迷惑メール設定やメール送信を希望しない等出来ますが、郵便物は難しくて増えるばかりです。規制して欲しいとさえ思っています。

 



2016年9月6日(火)23:20 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

七夕の漢詩

 昨日の「迢迢牽牛星」は有名な漢詩です。
  http://catschroedinger.btblog.jp/cm/kulSc29c74C34B3DA/1/


 七夕と言えば杜牧の有名な漢詩があります。

 中国では七夕は早秋の行事でした。牽牛星と織女星の伝説は古くからあったようです。漢の時代には牽牛星よりも織女星の方に重点が置かれ、恋に悩む女性のイメージでした。

 杜牧の描いた「秋夕(しゅうせき)」は宮殿の奥深く愛を失った宮女の憂いを歌っています。

秋夕 (しゅうせき)    杜牧
 銀燭秋光冷畫屏,
 輕羅小扇捕流螢。
 天階夜色涼如水,
 臥看牽牛織女星

読み方
銀燭の秋光(しゅうこう) 画屏(がへい)冷ややかなり
軽羅(けいら)の小扇(しょうせん) 流蛍(りゅうけい)を撲(う)つ
天階(てんかい)の夜色 涼(りょう)水の如し
臥して看る 牽牛織女星(けんぎゅうしょくじょせい)

意味
 精製された白いロウソクで照らし出された秋の光が、絵屏風に冷たく照り映え、
 宮女がひとりうすい絹の 団扇(うちわ)で螢をうち捕まえました。
 天上の夜空のようすは、水のように涼しくみえて、その宮女は寝ながら牽牛(けんぎゅう)星と織女(しょくじょ) 星をみつめつづけてばかりいる。


 また七夕には「乞巧(きつこう)」と言う行事がありました。若い女性が庭に机を出してお供えをし、針に糸を通して月に向かって裁縫の上達を願う行事です。もちろん織女に因んだ行事です。

 乞巧奠 (キコウデン)
 7月7日の行事。女子が手芸・裁縫などの上達を祈ったもの。もと中国の行事で、日本でも奈良時代、宮中の節会(せちえ)としてとり入れられ、在来の棚機女(たなばたつめ)の伝説や祓(はら)えの行事と結びつき、民間にも普及して現在の七夕行事となった。

林傑の「乞巧(きつこう)」という漢詩もあります。



七夕今宵看碧霄
牛郎織女渡河橋
家家乞巧望秋月
穿尽紅糸幾万条


読み方
七夕 今宵 碧眼を看れば
牛郎と織女は河橋を渡る
家家 乞巧して秋月を望み
穿ち尽す 紅糸幾万条



2016年7月9日(土)00:43 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

BAR レモンハート (31)

 「BAR レモンハート」は1巻から30巻まで全て持っています。

 久しぶりに31巻が出たので、早速ゲットしました。酒の話のコミックで、31巻ですからもちろんマンネリ気味ですが、その都度新しい酒の話が出てきて楽しく読めます。

 ちなみに題名の「レモンハート」はラム酒の製造メーカーです。

 



2016年7月1日(金)23:47 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

禊の祓 (みそぎのはらえ)

 島田の大井神社では例年6月30日には「禊の祓 (みそぎのはらえ)」のお祭りがあります。今は「みそぎの祓い」とか「夏越(なごし)のはらい」と呼ばれます。

 紅白の紙で出来た人形(ひとがた)に半年の罪穢(つみけがれ)を移して、拝殿前の参道に建てられた大茅(おおち)の輪(直径約3.5m)をくぐり、神前に納めます。

 参道に設けられた「茅の輪」をくぐれば、けがれが落ち、心身が清められるといわれます。島田市の大井神社では、16時からの大祓式の後、多くの参拝客でにぎわいます。

 今宵は天気も良くて大変な人出でした。露店も沢山出て歩けないほどの賑わいです。祭りの夜は浮き浮きします。祭りが終わるとあっという間に人通りが無くなり寂しい町に戻りました。

 島田の町もいつもこのくらいの賑わいがあると楽しいのにと思いました。多くの町で条例のため8時か9時には祭りが終わります。なんだか余情が無い感じです。色々問題はあるけれど1年に一度くらいは、せめて深夜0時頃まで祭りをやりたい物です。

 古くから有る祭りは15日とか30日が多いのです。江戸時代は陰暦でしたから毎月15日は満月で明るく、30日頃は新月で真っ暗闇でした。陰暦では立春の頃から新年が始まるので、1~3月が春で、4~6月が夏でした。6月30日は夏の終わりだったので、「夏越(なごし)のはらい」となります。
 お正月に新春と書くのはまさに春の初めだったのです。

 陰暦では月の満ち欠けで日にちを決めていたので、一ヶ月は小の月は29日、大の月は30日でした。例年変わるので、暦を見ないと大の月か小の月かは全く解りませんでした。一年が354日くらいなので、3年に一度閏月(うるうつき)を作って調整していました。

 実は日本では暦を作る科学力が無くて、中国の暦をそのまま使っていました。地方により暦が違っていて、江戸と上方では日にちが違うこともありました。

 
 暦の話は尽きませんが、岡田准一主演の映画「天地明察」は実に良く暦を扱っています。暦を作るには天体観察が必須なのです。

 古代エジプト時代から暦を作るのは王様の仕事でした。日本でも暦は形式上は天皇の仕事でした。一度だけ織田信長が勝手に暦を作ろうとしました。天皇を蔑ろにする行動が、本能寺の変の一因と言われています。



2016年6月30日(木)23:59 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

「ウォーカームック 姫路城 Walker」

 先日訪れた姫路城ですが、全体の構造がどうなっているのか解らないところが一杯でした。そもそもお城は防御を目的に造られているので、歩いていると方向感が失いやすい作りとなっています。

 そこで簡単な本を探しました。色々検討して新しくなった姫路城を徹底紹介したムック「姫路城ウォーカー」がをゲットしました。
 
 実際に歩くルートに沿って一つ一つの見どころを解説しているので、その魅力を漏れなくチェックできます。

 この本を見て初めてお城の全体像や、沢山ある門の場所を確かめることが出来ました。訪問前に見ておいた方が良いに決まっています。バタリ (o_ _)o ~



 「菱の門」は一番立派な初めての門です。


「いの門」「ろの門」を通り「はの門」の手前の階段で天守が見える有名なところです。


「はの門」を通ると小さな「にの門」となります。鉄板張りの門です。


「ほの門」を過ぎると「水の門」が一門から六門迄あります。

この写真は「水の三門」です。

 どの門も小さくて防御のための門となっています。  「水の六門」を通り抜けるとやっと天守にたどり着けました。

 このほかに「ほの門」「への門」「との一門」「との二門」備前丸の「備前門」「りの門」「ぬの門」「るの門」など沢山の門があります。


 今まで訪れた城の多くは、かっては有った門はなくなり、石垣だけが残っています。何もないグランドにぽつんと天守だけが有るのは可哀想です。本当の城は大きくて高い天守の権威付けと、強固な守りを目的とした多くの櫓、塀、門から成っていました。

 姫路城は多くの門がそのまま残っており、本当の意味で当時の城と言えます。



2016年6月1日(水)00:38 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

京都鉄道博物館

 日曜とあって大変な混雑でした。天気が良くて写真を撮るには絶好でしたが、室内は冷房されていて快適でしたが、外は大変な暑さでぐったりです。

 いろんな催しがされていました。



 最上階からは鉄道を見ることが出来て、良い雰囲気です。

 東寺の五重塔が見られます。



 展示場が吹き抜けになっていて、展示物を上から見ることが出来ます。


 外ではSLが運行されていて、乗ってみました。ごく短い距離でしたが、気分満点。


 以前からある梅の小路の扇形車庫と転車台。

 車庫には沢山のSLが保存されていて、動態保存されているSLも沢山あるそうです。



2016年5月22日(日)17:08 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

NHK「漢詩紀行」~江守徹の「読み」

昔NHKの漢詩紀行で「江守徹」が朗読をしていました。その後他の人に変わりましたが、なんと言っても彼の朗読が一番好きでした。

 面白いサイトを発見しました。朗読を聞くことが出来ます。

 http://kiyo-furu.com/kanshi.htm

 目次をクリックしてから再生をクリックすると聞くことが出来ます。Part2に行くには一度Homeに戻ってから各Partに行きます。
 
 Part2 の18.李白 「月下独酌 其の一」 は酒好きの江守らしい素晴らしい朗読です。

 花間、一壺の酒
 独り酌んで相親しむ無し
 杯を挙げて明月を迎え
 影に対して三人と成る
 月、既に飲を解せず
 影、徒に我が身に随う
 暫く月と影とを伴いて
 行楽、須く春に及ぶべし
 我歌えば月徘徊し
 我舞えば影繚乱す
 醒時は同に交歓し
 酔後は各おの分散す
 永く無情の遊を結び
 相期して雲漢邈かなり


 



2016年4月30日(土)23:55 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

BARレモン・ハート その後

 話はたわいもない物もありますが、読み進んでいる内に徐々にバー好きの雰囲気になってきました。

 先日も新しく開業したバーに行きました。男性一人でやっている店です。知らなくて行ったのですが、以前違う店でバーテンをやっていて、顔見知りでした。

 漫画を読んでいる所為か、カクテルについて少し教わりました。すっかり雰囲気に酔いました。



2016年3月29日(火)20:42 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

30冊もあるので

 漫画「レモンハート」を読んでいますが、30冊もあるのでなかなか読み切れません。

 やっと10冊ほど読みました。とにかく酒の話ばっかしの漫画です。


 それほど沢山飲めないので、沢山飲める人がうらやましいと思います。ちょっと飲むと陽気になり、すぐに眠くなります。

 周りの飲める友人達は沢山飲めるけれど、乱れる人が比較的多く、出来れば静かに飲める人になりたいなと思います。

 初めにビールを一本軽く飲み、マティニーみたいなカクテルを一杯。最後に気に入ったウイスキーダブルをロックでゆっくり2杯ほど飲む感じ。それでいて乱れないのが理想です。
 



2016年3月27日(日)23:03 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

BARレモン・ハート

 「BARレモン・ハート」は20年以上前から不定期に掲載されたコミックです。

 レモン・ハートと言う名前のBARでマスターと客の酒についてのやりとりが、メインになっています。
 

 掲載誌が何度も変わっていて、完読したことがなかったので、中古ですが一気に購入しました。

 
 ここのマスターは酒のことなら何でも知っているという設定になっています。酒にまつわる話も渋くてとても好きなコミックでした。



2016年3月25日(金)21:39 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

大三元

 経済学者高橋洋一氏の話の中に、角谷正彦氏(かどたに まさひこ1936年2月14日--)の話が出てきました。

 初めて知りましたが、国家公務員採用上級試験(法律)首席合格、東大法学部首席卒業、司法試験首席合格のいわゆる三冠王と言われる人だそうです。優秀すぎてそれほど出世しなかったようです。

 藤木 英雄(ふじき ひでお、1932年2月20日 - 1977年7月9日)も三冠王です。



 中国は長期間「科挙」という制度がありました。貴族の子弟であれ、農民であれ試験に受かれば高級官僚が約束されました。

 試験制度は地方試験の「郷試」、事実上本試験の「会試」、最後に天子による直接口頭試験「殿試」からなります。


 この三回の試験で全て主席だった人を「三元」と呼びました。大変な名誉でした。これは、各試験での首席合格者を郷試で「解元」、会試で「会元」、殿試で「状元」と呼んだことに由来しています。

 麻雀の役万である大三元はこれに由来します。

 もっとも多くの場合「殿試」の成績は「会試」の成績順のことが多かったようです。
 
 成績が優秀は人は、一度読んだ本など一瞬にして記憶できる力(瞬間記憶)がある人が多いようです。しかし必ずしも創造性があるとは限らなくて、単に記憶力が優れているだけという場合もあるようです。

 先日東大生の4人に1人は「アスペルガー症候群」というツイートが話題になりました。

 アスペルガー症候群(アスペ)は自閉症の一種で、他人とのコミュニケーションや周りの空気を読むことを苦手とする一方で、高い集中力や優れた記憶力を持つ例も多いといわれる。

 言われてみれば、個人的にもそのような疑いのある人を何人か知っています。 



2016年3月12日(土)23:21 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

出版業界

 小さな出版会社がどんどん潰れています。さらに町の本屋さんも少なくなっています。

 ネットによる影響が大きく、さらに雑誌の広告収入も減少しています。

 新聞も同様になりましたが、ネットでニュースを有料にすることで生き残りを図っています。


 一番困るのは専門誌です。内容を読んで、ネットに書かれると多くの読者はその本を買うことなく、ネットで調べて終わってしまいます。

 出版も電子化される物も増える可能性があります。雑誌などはそれで問題ありませんが、専門書などは発行部数が少なくて先の見通しが立ちません。

 本が無くなるとは思えませんが、ネット環境についても、著作権を厳しくしていかないと大事な本が発行できなくなりそうです。



2016年3月8日(火)23:36 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

15日の祭り

 江戸時代の風習の本で、祭りの記載を読んでいるうちにふと気がつきました。

 現在では連休とか、土曜、日曜日のお祭りが増えましたが、本来は15日の祭りが多く見られます。太陽暦になってから15日は意味がありませんが、江戸時代は太陰暦であったので、毎月15日はほぼ満月です。

 照明がなかった時代、新月では真っ暗で夜まで祭りをすると帰りは危なくて帰れません。

 だから祭りは15日に行われていました。太陰暦になって、その日付だけが残ったのだと気づきました。

 自分で発見したので、とても嬉しい気になりました。

 



2016年2月24日(水)23:55 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

幕末

 幕末はとても苦手な分野です。イデオロギーがはっきりしないし、敵味方もはっきりしません。

 そもそも初めから終わりまで、尊皇と言う意味では根本的には誰も違いはありませんでした。

 攘夷に関しては幕府方が最良の選択をしたのであって、非難されるべき事は全くありませんでした。討幕派も次第に攘夷は不可能であって、幕府の選択を認めざるを得ませんでした。

 混沌とした中で外国唐の圧力での本中が盛り上がり、倒幕のエネルギーになっていった気がします。

 その倒幕も幕府方は日本の中で争うのは、諸外国のように植民地化されたり、英仏の代理戦争になるのを避けて、大政奉還の道を選びました。

 結果としてアジアで唯一植民地化を免れた一つの要素でもありました。その選択も素晴らしかったと言えます。討幕派はさほどに本の置かれた危機的な状況を知らないで、明治維新へと進んでいきました。

 このような混沌を理解することは到底不可能と思っていました。幕末に詳しい友人達と話すと、体制を離れ個々に個人プレーが発揮されたまれに見る面白い時代だと思えるようになってきました。

 そう思ってみると当時の人達の理解しがたい行動も、少しずつ理解できるような気がしてきました。、



2015年12月24日(木)23:16 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

岩瀬 忠震(いわせ ただなり)

 先日のオフ会で幕末に詳しい友人からいろんな話が聞けました。。

 ペリー艦隊との交渉にあたった、林 復斎(はやし ふくさい)。日露和親条約締結および、アメリカの総領事タウンゼント・ハリスと交渉して条約締結に臨み、日米修好通商条約に井上清直と共に署名した岩瀬 忠震(いわせ ただなり)等の話が出ました。幕府はアヘン戦争から、清国の状態をかなり正確に知っていました。

 彼等はとても優秀で、当時の状況を考えると、最良の選択でした。

 幕末尊皇攘夷を唱えていた長州藩などは幕府の持つ情報にはとうてい及ばなくて、攘夷はそもそも不可能でした。

 尊皇という意味では、幕府も討幕派もさほどの違いはなく、思想的にも混沌とした中で、倒幕だけになっていきました。

 後から振り返ってみると、幕府の官僚は大変優秀で幕府内の派閥争いが悪く作用しましたが、立派な人達でした。

 討伐に成功した薩摩、長州、土佐、肥後の立派だった人の多くは明治政府までに生き延びれなかった人も多く、政府の要職に就いた人達の中には私腹を肥やしたり、官位を欲しがったりいわゆる田舎侍だった感が否めません。

 明治維新後も下級官僚は、江戸幕府の官僚を採用しました。とても優秀だったのと、自己にも規律正しかったのでした。身分社会が無くなり日本は近代化の道を進み大いに発展しましたが、幕府方の優秀な人達の功績がないがしろにされている感があります。

 そんな話で盛り上がりました。



2015年12月23日(水)23:12 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理

プレカリアート―

「プレカリアート ― デジタル日雇い世代の不安な生き方」
 
 著者:雨宮 処凛

内容:
 日本のフリーター数は四〇〇万人を超え、非正規雇用者数は一六〇〇万人を突破した。

 若年フリーター層の平均年収は、一〇六万円である。ネットカフェ難民や若年ホームレスに転落した者が正規雇用者となる道は、なぜ閉ざされてしまったのか

感想:
 2007年初版の新書です。既に廃版になっていて統計も少し古いけれど、内容は今と変わらない、いやむしろ悪くなっている気がします。

 ワーキングプアーの問題を捕らえた名著です。
 以前から感じていましたが、派遣社員の問題は社会問題です。若者が低賃金で働かせられているのは、世界中の傾向です。

 以前の日本では正社員の身分は手厚すぎた嫌いはあります。しかし派遣社員の身分はあまりにも不安定です。
 
 どんなに頑張っても一生不安定な生活を送る可能性があります。貧乏が遺伝のように、次の世代まで続きます。本当に何とかしないと希望のない国になってしまいます。
 



2015年10月20日(火)23:50 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理


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