幕末 |
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| 幕末はとても苦手な分野です。イデオロギーがはっきりしないし、敵味方もはっきりしません。
そもそも初めから終わりまで、尊皇と言う意味では根本的には誰も違いはありませんでした。
攘夷に関しては幕府方が最良の選択をしたのであって、非難されるべき事は全くありませんでした。討幕派も次第に攘夷は不可能であって、幕府の選択を認めざるを得ませんでした。
混沌とした中で外国唐の圧力での本中が盛り上がり、倒幕のエネルギーになっていった気がします。
その倒幕も幕府方は日本の中で争うのは、諸外国のように植民地化されたり、英仏の代理戦争になるのを避けて、大政奉還の道を選びました。
結果としてアジアで唯一植民地化を免れた一つの要素でもありました。その選択も素晴らしかったと言えます。討幕派はさほどに本の置かれた危機的な状況を知らないで、明治維新へと進んでいきました。
このような混沌を理解することは到底不可能と思っていました。幕末に詳しい友人達と話すと、体制を離れ個々に個人プレーが発揮されたまれに見る面白い時代だと思えるようになってきました。
そう思ってみると当時の人達の理解しがたい行動も、少しずつ理解できるような気がしてきました。、
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2015年12月24日(木)23:16 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理
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