Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



ハイビジョン特集 「東大寺 よみがえる仏の大宇宙」

ハイビジョン特集 「東大寺 よみがえる仏の大宇宙」

 これを観て永年の疑問が解けました。

NHKの番組紹介から
 世界最大の木造建築、世界最大の鋳造仏・大仏を誇る東大寺。創建した聖武天皇は今年1250年の遠忌を迎え、盛大な法要が営まれた。東大寺のオリジナルの姿、極彩色の仏像が立ち並ぶ壮大な世界を、ミニ大仏の制作やデジタル技術を駆使してよみがえらせる。

 創建当時の大仏殿は、大きさが現在の1.5倍。黄金に輝く高さ16mの大仏の周りを、高さ12mの6体の巨大仏像が取り囲み、天井や柱には鮮やかな文様や仏画が描かれていた。伽藍には高さ100mもの七重塔二本がそびえていた。東大寺の造立には当時の総人口の半数に相当するのべ260万人が関わった。しかし大仏も建物の大部分も、戦火で焼失してしまった。
 当時の精練方法を再現し、30分の1のサイズのミニ大仏を天平時代と同じ工程で鋳造する。巨大仏が林立し鮮やかに装飾された大仏殿、そして壮大な伽藍をデジタル復元し、荘厳な仏の大宇宙を蘇らせる。

感想
 江戸時代に二回目の再建が行われたことや、金色だったこともよく知られたことです。出来てからすぐに首から折れちゃったことはあまり知られていません。
 以前から疑問に思っていた事がありました。実は大仏の顔立ちです。江戸時代に再建されたと言っても、顔は同じように作られたのかと思っていました。それにしては天平仏の顔ではないし、ずいぶん変な顔だと思っていました。もっともその時代の鋳造技術ではあんな物かとも思っていました。

 今回再現された大仏の顔は、正に天平仏の顔でした。白鳳仏などにも見られるふくよかさがあります。これで初めて大仏を見た時からの疑問が溶けました。やっぱり今の大仏の顔はおかしいのです。江戸時代に何の時代考証も無く作られた物のようです。現在の奈良の大仏の顔は好きになれません。天平時代に国を挙げて、命がけで作った迫力がありません。

 それにしてもCGの威力はもの凄く、実際にそのとおりだったのかは解りませんが、説得力がありすぎます。批判の余地がありません。ただ映像では光背が見られませんでした。特にふれられていませんでしたが、実際にはどうだったのでしょうか?

   NHKに質問出しました。



2006年12月12日(火)00:07 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

コメントを書く
題 名
内 容
投稿者
URL
メール
添付画像
オプション
スマイル文字の自動変換
プレビュー

確認コード    
画像と同じ内容を半角英数字で入力してください。
読みにくい場合はページをリロードしてください。
         
コメントはありません。


(1/1ページ)