Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



映画  ドラマ TV
~説明~
主に衛星放送で映画を観ます。時には映画館にも行きます。

プロジェクトX 最終回スペシャル

プロジェクトX最終回スペシャル
「地上の星たちへ」

第1部:19:30~20:43 | 第2部:21:15~21:58
 2000年3月から始まったプロジェクトXの最終回スペシャル。6年間、240回のテーマをふんだんに振り返りながら、戦後を築いた日本人の姿を見つめ直す。
  特に印象に残るリーダーたちに光を当て、スタジオに招き改めて番組を振り返る。
  その他、これまでの出演者の珠玉のインタビューを一挙紹介。その晴れがましい表情は、どの方たちを見ても胸がつまる内容である。
 さらに、木村拓哉さん、橋田壽賀子さんが、プロジェクトXについて熱く語る。
 そして、番組と共に大ヒットした「地上の星」にまつわる物語をお送りする。
 地上の星を人生の応援歌にする人たちの姿、あの紅白、黒部ダムでの熱唱秘話も盛り込みお送りする。

感想
 製作していくうちに、ネタ切れになって、やらせがあったとか、企業から協賛金があったとかいろんな批判がありましたが、やっぱり感動的でした。
 
 昔の日本では、とても有能であったり、大変な功績があっても、それほどお金になることも無かったり、それほど名誉を受けることも無かった。見返りを期待するのでなくて、黙々と努力してきた先人の偉大な努力に、頭が下がります。最近の研究、開発などはすぐお金になるとか、すぐに成果が現れないと見捨てられがちですが、当時はほんとに素晴らしい気持ちで挑戦していたのだと、感動させられました。

 あの番組を観ていると、すばらしい結果の話ばかりですが、実際はあの10倍100倍の失敗があるのです。何の成果も残せない失敗です。それでも挑戦し続けた人たちがいると思うと、胸が熱くなりました。

 そそ以前漫画で見た面白い話を思い出しました。確かビックコミックのC級サラリーマンという4こま漫画でした。

 社内一の切れ者で、やり手の社員が社長に折り入って話があると呼ばれます。「極秘特別プロジェクトを社内一の君に頼みたい。」と、それで「社史編纂室勤務を命ず!」
 社史編纂質といえば、どの会社でも一番の左遷場所です。あせりまくる社員に、社長はそっと耳打ちします。

 「プロジェクトXに出られるような、我が社の社史を捏造してくれたまえ。」

 どの会社もあのような番組に取り上げられたいと思うのは、無理も無いことですね~~

 



2005年12月28日(水)22:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

ウエールズの山

一寸古い映画を観ました。

ウエールズの山 ‘95英

 監督:クリストファー・マンガー
 出演:ヒュー・グラント、 タラ・フィッツジェラルド

あらすじ
 自分たちの村に誇りを持ち、実直に日々暮らす人々のいる田舎の村。村の背後には小高い山がありました。その「山」を村人は誇りにし、自分たちのものであると思っていました。だが、ある日、辺りの地形を調査するヒュー・グラント(が演ずる測量士)がやってきました。その測量の結果は大変なことになりました。今まで村人が毎日誇りにしていた「山」が、僅か6メートル足りないために、「丘」だと判定されてしまう事になりました。
 
 そこで村人たちは、宴会を開いたり、魅力的な女性を使ったりと、測量隊を引きとめ再測量をしてもらうことにします。その間に村人全員が土木作業をして、山のかさ上げをします。なかなか全員の協力が得られなかったり、雨が降って、せっかく盛り上げた土が流れたり、牧師が過労で亡くなったり、そのうち測量士自身も土木工事を手伝ったりするようになり、とうとう山と認定されます。

感想 
 イギリス人だけでなくウエールズ人スコットランド人みんな山をあがめます。聖書の中に山を拝めという記述があるからのようです。また山は戦争の時かなりその土地を守ってくれます。ウエールズ人はかつて、山があるから自分たちはイングランド人に征服されずにすんだと思っているのでした。派手な映画ではありませんが、同じ英国でも地方の誇りを面白く扱った映画です。実在の話ですから、お決まりの筋だけに、出演者の演技が見ものです。

 実は日本でもそういった傾向はあります。東京に対して、大阪は何かと張り合います。現に日本で一番低い山は、大阪の「天保山」4.53メートルです。日本ではイギリスのように高さによる認定靖はないのですが、あまりに低いので、地名か本当の山かの認定では、その地域の強力な運動があったようです。
 
 「天保山」は人工の山です。自然の山では徳島の「弁天山」6.1メートルが日本で一番低い山です。



2005年12月23日(金)23:22 | トラックバック(0) | コメント(2) | 映画  ドラマ TV | 管理

ロゼッタ

ロゼッタ
 1999年  仏=ベルギー合作
 出演: エミリー・ドゥケンヌ, その他
 監督: ジャン=ピエール・ダルデンヌ, リュック=ピエール・ダルデンヌ

あらすじ
 キャンプ場のトレーラーハウスで酒浸りの母親と暮らす毎日。そこから抜け出すためには、まず働かなくてはいけないロゼッタは、突然向上を首になります。ロゼッタは必死に抵抗しました。しかし懇願してみても、暴れてロッカーに閉じこもってみても、やはり仕事を取り戻すことはできませんでした。怒りと絶望をはっきりと表情に刻みながらも、ロゼッタは涙を見せません。新しい仕事を見つけるために、大きく息をつくと、怒ったような早足で歩き始めるのでした。

 仕事を手に入れるため、やっと出来た友人を裏切って、密告し仕事を手に入れます。その後の絶望感の後、友情と言うか、愛に目覚めたところで、ドラマは終わります。

感想
 目が回るほどの、接写の連続、音楽が一切無く、足音や息使い、ロゼッタを中心と言うか、ロゼッタ一人中心の映像。台詞も非常に少なく、生活が説明も無く流れます。

 ロゼッタはどんな状況でも涙を流しません、仕事を得るために、とにかくがむしゃらに挑んでいきます。プライドがあって、生活保護は受けたくないのです。キャンプ場のトレーラーハウスに住んでいることも嫌なのです。自分だけの専用の入り口を作っています。そこで外用の靴から、キャンプ場用の長靴に履き替えます。このシーンが何度も、何度も現れます。

 空瓶でつくった仕掛けで魚を釣ったり、おでこでゆで卵を割って食べたりするほほえましい様子、厳しい生活の中にも楽しみを見いだす姿は、観ていていたたまれないほどです。実に写実的です。現実感があります。観ていると、何時の間にやら彼女にエールを送っています。
 
 友達が出来て喜ぶロゼッタ、所が自分の仕事が無くなり、せっかくのこの友達を裏切り、職を得ます。所が、友達を裏切った罪悪感と、アルコールに浸りきった母親の姿を見て絶望感にさいなまされ、自殺しようとしますが、プロパンガスはガス欠。そこに裏切ったにも拘らず、友人のリケが来て、ロゼッタは初めて涙を流しました。その顔には愛とか友情の大事さに気づき、希望の顔が読み取れるのでした。

 ヨーロッパでは就職が本当に大変なのです。町には仕事の無い若者が昼間からごろごろしています。反面生活保護や、失業手当は結構充実しています。当然働くものに対する税金も馬鹿高いのです。この映画の後、町で仕事の無い若い女性をロゼッタと呼ぶようになったそうです。
 
 撮影の手法、社会問題をドキュメンタリーのような、新たな手法で描いたこと、新鮮で写実的で素晴らしい映画でした。



2005年12月5日(月)21:56 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

「Mr. & Mrs.スミス」

「Mr. & Mrs.スミス」‘05 米 

いち早く観ました。

あらすじ
 灼熱の国で運命的な出会いの後、電撃結婚をし、Mr.&Mrs.スミス(スミス夫妻)となった二人。しかしお互い明かせない、重大な秘密を持っていたのでした。
 
 実は二人とも、凄腕の暗殺者でした。直感的に無計画な殺し屋のMr.スミス(ブラッド・ピット)に対して、緻密な計画と周到な準備をするMrs.スミス(アンジェリーナ・ジョリー)二人は違う組織に所属していました。

 お互い相手に知られぬように、用心深く仕事をしていました。ある日それぞれの組織から出た指令が、同一人物を、同一の場所で暗殺すると言うものでした。とうとうお互いに相手の正体を見抜きます。ここから戦いになります。

 ここからはネタばれになるので書けませんが、二人は両方の組織からも狙われるようになり、大きな戦いになっていきます。

感想
 なんと言ってもブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー、この二人の魅力に尽きる映画です。二人の息のあった演技が素晴らしく、お互い秘密を持っている、どこと無くぎこちない夫婦生活。そして夫婦喧嘩の続きのような死闘は、リアルなのに、面白いコメディーになっています。愛し合っているのにお互い強情で、本気で殺し合います。

 とにかく面白い話でした。最後のどんでん返しの話は、やや無理があります。そんなにしなくても、お互い自分の組織の中で解決できるはずなのに、手が込みすぎです。(笑)まあそれでも面白いから合格!娯楽映画としては最高の出来です!
 
 あっという間に2時間が過ぎました。



2005年12月3日(土)22:33 | トラックバック(3) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

 映画観ました。あらすじは、もういろんな所で紹介されていますので、感想だけを・・・

 さすがに4作目となると、今までの話しや、セットと矛盾しないような配慮が目立ちました。
 
 ご存知のように学校対抗の試合がメインの話になっています。途中ダンスパーティーに誰を誘うかと言う所は、アメリカのハイスクール生活そのものです。話のテンポも良くて、退屈しません。画面はとても迫力があり、とても面白く観られました。



2005年12月1日(木)23:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

Missレティと私

衛星放送で「Missレティと私」と言う映画を観ました。

Missレティと私

 監督:イアン・バリー
 出演:メアリー・タイラー・ムーア ホリストン・コールマン

あらすじ
 トラビス(ホリストン・コールマン)と言う少女は、母親のアリソンが男を追って家を出たきり、歌手になる夢を持ち続け、新しい男が出来て、トラビスは姉の家に預けられる事になりました。姉のレティ(メアリー・タイラー・ムーア)は両親を無くし、妹も飛び出して、愛する人を次々失って、ここを閉ざしていました。

 レティは一人きりで農場を経営しており、トラビスにも心を開きません。二人は次々とぶつかります。黒人の使用人の人たちが、とても純粋で素朴で、家族愛の大事さをレティに進言したりします。恋愛に関してはオシャマなトラビスで、レティを昔なじみの元恋人に結び付けます。そうのうちレティの心も徐々に開けていき、暖かい絆で結ばれるまでを描いた物語です。


感想
 なんと言っても、二人の役者が抜群の演技力でした。単純な話が実にリアルに思えるのは、レティ役のメアリー・タイラー・ムーアが、リアルなオールドミスを演じています。またその心が開かれていくさまも、用心深く、少しずつです。はにかみや、てれなども、実にリアルで、観ている人を納得させます。
 一方トラビス役のホリストン・コールマンは、美人ではないが、とても可愛く、立ち振る舞いがまるでそこに居るような現実感で演じられます。親に邪魔にされて、心冷たい叔母さんの家に預けられ、寂しさの中に、明るく生きていこうとする複雑な心境を見事に演じきります。実に素晴らしい子役です。

 筋は単純なありきたりの話ですが、実にリアルで、わざとらしさが無く、観終わってほのぼのした感じがする良い映画でした。

 日本の映画で、つい先日観た、「ALWAYS 三丁目の夕日」では、吉岡秀隆演じる小説家の茶川竜之介の人物設定のお粗末なこと。子役の演技は素晴らしいのですが、やはり設定が悪く、いなか芝居のような、平凡な筋立てで、観ている方がしらけます。

 外国映画は子役の演技が素晴らしいと思います。聞いたことがありますが、それは映画を作る時間に関係するのだそうです。日本人は器用で、短時間に上手に映画を作って行きます。アメリカ映画などでは、日本映画の何倍も時間かけて作るのだそうです。そのしわ寄せは、子役の演技に現れるのだそうです。日本では子供の演技に対しては、何度も駄目だしは出来ず。そこそこでOKにするのだそうです。向こうでは子役でも駄目だしすると、何日も、時間をかけて何度でも頑張るから、良い演技になるのだそうです。



2005年11月14日(月)23:25 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

ウォルター少年と、夏の休日

衛星放送で観ました。
ウォルター少年と、夏の休日

監督・脚本:
ティム・マッキャンリーズ(アニメ「アイアン・ジャイアント」)
出演:ハーレイ・ジョエル・オスメント、マイケル・ケイン、ロバート・デュヴァル

あらすじ
 父親のいないウォルター少年が母親から離れて預けられた田舎の家。テレビも無く近所の友達もいない。あるのは広い大地と、無愛想で頑固者のおじいさん二人と6匹の動物だけ。田舎の生活に馴染めないウォルターはある晩、屋根裏部屋で古い女性の写真を見つけた事から、おじいさん達の謎めいた過去に繋がるとてつもない冒険の話が始まります。

 「海を越えアフリカに渡り幾多の危機を乗り越えて砂漠の王女と恋に落ちた」  このアラビアン・ナイトのような世界観を作り出したのは「タイタニック」でアカデミー賞を独占したデジタル・ドメインの最高峰技術。次から次へと紡ぎだされる昔話をきっかけに、おじいさんと少年、それぞれの人生が大きく変わり始めていく―。

 一人でも信じる人がいれば、それは真実になる。
夢見る事が出来たなら、後の人生は何倍にも輝くだろう。

 この信じるということがこの映画の大きなテーマになっています。母のことを信じられない孤独な少年が、頑固者のおじさんと共に生活していくうちに、とてつもない話をだんだん信じるようになっていきます。というか現実的な少年は、ある程度ホラ話と思って、面白がって聞いていますが、少しずつ心が開かれていきます。
 40年間も同じ場所に住み続けているハブとガースは、自分たちが役に立たない存在なのだと思い込んでいます。だが彼らはウォルターに何かを信じることを教えるうちに、少しずつ希望が芽生えていくのを感じはじめます。死を待つためだけにテキサスへ戻ってきた二人の老人が、少年に貴重な経験をさせることができ、彼らが少年を変え、少年が彼らを変えていきます。やがて彼らは、自分たちがまだ何かの役に立てると実感するのでした。

 作品のラストに、成人したウォルターはハブ&ガース兄弟の天敵だった族長のひ孫が現れて、おじさんたちの話が真実だったのを知ります。

 とにかく、3人の役者の演技があまりにも素晴らしく、舌を巻きます。何も無い荒野で、色気も何にも無い無骨な二人の老人と、孤独な少年。どちらも社交的でなく、ギクシャクした関係から、とてつもない冒険の話を聞くうちに、だんだん二人がすごい人だと思っていく少年と同じように、見ているほうもどんどん引き込まれていきます。作品の筋立てが架空の話のようなことを話すし、聞くほうも半信半疑でと難しいので、演技も大変です。映画では、冒険の物語を、映像で見せますが、むしろ話だけの方が、いいのかもしれません。
 しかしそれではあまりにも地味になるから、観客へのサービスで、冒険の映像が、漫画のように現れます。地味ですが、素晴らしい作品でした。



2005年11月12日(土)23:42 | トラックバック(1) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

ALWAYS 三丁目の夕日

ALWAYS 三丁目の夕日
原 作 西岸良平
『三丁目の夕日』(小学館ビッグコミックオリジナル連載)
監 督 山崎貴
出 演 吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、三浦友和、もたいまさこ、薬師丸ひろ子、須賀健太  他

あらすじ
  昭和33年、東京タワーが完成するこの年、東京下町の夕日町三丁目には、人情味あふれる住民たちがにぎやかに暮らしていました。鈴木則文(堤真一)と妻・トモエ(薬師丸ひろ子)、息子・一平が暮らす自動車修理工場・鈴木オートに、集団就職で上京した六子(堀北真希)がやってきます。ところが、立派な会社を期待していたらしい六子は、あまりにも小さい修理工場でがっかりします。則文と反発しあう駄菓子屋の店主で、しがない小説家の茶川竜之介(吉岡秀隆)。一杯飲み屋のおかみ・ヒロミ(小雪)に恋心を抱く茶川は、彼女の元に連れられてきた身寄りのない少年・淳之介の世話をすることになります。

感想
  漫画で長期にわたって連載されていたものの映画化です。原作では茶川竜之介は老人ですし、ろくさんは男性です。当時の再現はとても良く出来ていて、目を見張るほどでした。漫画に忠実なのは良いのですが、茶川竜之介と身寄りの無い少年の淳之介との愛情の表現は、筋立てが古臭く、もう一ひねりして欲しい気がしました。本当の親も出てくるのですが、子供を目の前にして、あまりにも無神経で、到底あり得ない演出。原作が泥臭い話なので仕方ないのですが、漫画ならあれで良いのでしょうが、映画にするにはもう少し自然に・・・

  全体に達者な役者が多いなかで、原作どおりの筋立ての所為か、茶川竜之介役の吉岡秀隆がいけません。相変わらず怒鳴るような台詞の言い回し、大げさな演技が不自然です。老人ならあの台詞でも良いでしょうが、比較的若い作家にしてはあまりにも大げさで、全体を台無しにしているような気がしました。原作の茶川竜之介老人はしっかり者で、飄々としていている、一人暮らしの老人で、老人の寂しさと、哀愁があります。それで、身寄りの無い子供に愛情を持つようになるのです。映画ほど単純な性格ではありません。

  対照的に、大げさで芝居じみていても堤真一の演技はさすがでした。漫画のキャラクターなのに、不自然さがありません。薬師丸ひろ子も渋く、飾らない自然な演技が好感をもてました。
  
  渋い人が多い中で、堀北真希は東北の田舎出の役をとても良い感じで演じていて、華がありました。

  小雪ははまり役というか、似合っていました。テレビを買ったという堤真一とからむ、もたいまさこの「呼ばれなくても行くよ!」というシーンは素晴らしく、下町情緒を見事に再現していました。

  映像が原作に忠実で素晴らしいだけに、茶川竜之介を原作どおり老人にしなかったのは失敗。一寸惜しい作品。



2005年11月11日(金)02:50 | トラックバック(5) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

将軍の食事

 チャングムの誓いで王に出される食事ですが、もちろん毒見がありますね。
 日本の江戸時代の将軍の食事も、とても大変でした。記録が残っています。

 将軍の料理は、50人以上の男の台所役人の手を経て、10人分の食事が作られます。

 2人の役人が1人分を毒見として慎重に食べます。10分くらい待って、毒の無いのを確認します。
 
 残りの9人分の料理を、長い廊下を30分くらいかけて、丁寧に運びます。料理完成から40分くらいたっているので、炭火で暖め直します。もちろん電子レンジではないので、表面しか暖まりませんし、香りは無くなります。
 
 完成から1時間たって、女役人が再度毒見のため、1人分食べます。ここで30分かかります。
 
 残りの8人分に対して、盛り付けの再検査や、ごみなどを点検します。10分くらいかかります。
 
 長い廊下を10分かけて、また運びます。8人分にするのは、最後まで、将軍がどれを食べるか判らないようにするためです。
 料理完成から、1時間50分位して、将軍の座敷に到着します。下座の小姓2人が先に2人分箸をつけます。10分くらい待って、毒が無いことを確かめ、料理完成から約2時間たって、ようやく将軍の口に入ります。
 
 残りの5人分?それは役人が食べます。

 このように、毒殺を恐れ、それはそれは厳しい検査と、毒見の制度がありました。
 
 食事の内容は、時代によってずいぶん違いますが、吉宗の頃には、質素倹約が勧められ、将軍の食事も質素だったそうです。
 遺体を調べて結果では、歴代の将軍の歯は少年のように磨耗が少なく、柔かいものばかり食べていたようです。



2005年11月5日(土)23:24 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

「チャングムの誓い」 NHK出版

  NHK出版の「チャングムの誓い」前編、後編、全二巻、各定価1050円を購入しました。

  ドラマの細かい筋が書いてあります。興味深いのは、裏話でした。ハン尚宮役のヤン・ミギョンさんは実際にも口数が少なく、物静かな方だそうです。

  チェ尚宮役のキョン・ミリさんはドラマの中では恐ろしい人ですが、出演者の多くが「もう一度共演したい」と口を揃えるほど、気さくな人柄だそうです。みんなの衣装を直したり、冗談を言って皆を和ませたりと、ドラマの中とはまったく違う人柄だそうです。それに彼女は悪役に入れ込み、人を傷つけると、自分も傷つき、ドラマなのに体調を悪くしたそうです。それになんと言っても、面白いのはヤン・ミギョンさんと、キョン・ミリさんはとても仲良しだそうです。(笑)

  同じように、ヨンセン役のパク・ウネさんと、適役のヨンノを演じたイ・イプセさんとは大の仲良しだそうです。

  ドラマの中でつまみ食いばかりしているチャンイ役のチェ・ジャヘさんは、実際にも食べるのが好きで、ドラマが終わると料理を食べたりしているうちに、5キロ近くも太ってしまったそうです。料理対決のシーンなどがあるときは、本物の料理が沢山用意されるので、「料理が冷める前に早く撮影が終わりますように」と、祈っていたそうです。

  一緒につるんでいた、一緒につるんでいた細く長くがモットーのミン尚宮役のキム・ソイさんも食べることが大好きで、ヨンセン役のパク・ウネさんと3人で、撮影に使った料理をこっそり食べちゃったこともあったそうです。(笑)

  とても可愛い顔の、医女ヨリ役のイ・セウンさんは単に悪役というのではなくて、恩義を受けた人に尽くす役柄です。顔から受けた印象どおり、なかなか悪役になりきれなくて、苦労しましたが、それでも恩義を受けたからそれに報いると思って、役に徹したそうです。本人も親切そうにしていて、36話で「恥をかかせてくれたわね」と言い放つシーンが印象的だったそうです。観ていても可愛い顔のヨリが、突然の変身でビックリさせられましたね!



  チェ尚宮役のキョン・ミリさんと、医女ヨリ役のイ・セウンさんを除いては、おおよそドラマの中の役柄と、実際の人柄は結構似ている様でした。このドラマは、話も面白いのですが、それぞれの個性を上手く引き出すような、キャスチングでも成功していました。


2005年11月4日(金)22:21 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

チャングムの誓い  第54話 「我が道」(最終話)

 とうとう最終回でした。最後までどきどきする展開でしたが、やっと大団円となりました。あれほど反対だった大臣たちも、王様の意思を理解し、快くチャングムたちを受け入れ、めでたしめでたしです。

 それにしても言い出したら聞かないチャングムは最後まで、頑固でしたね(笑)王様に対しても、手術させろ、させろと言い張りますし、チョンホに手術を止められても、絶対承諾しません。・・・この物語の素晴らしさは、無鉄砲なチャングムの人物像の設定にもあると思いました。

 ドラマの途中までは、宮廷内の権力争いで頼りない王様でしたが、死を覚悟した王とチャングムとの会話は素晴らしい場面でした。きっと王はチャングムが手術すれば助かると信じていたのでしょう。それでもチャングムを宮廷から逃し、最愛の男のもとへ遣るという最高の愛でした。感動的でした。

 王の手術は、単に癒着を剥がすだけなら、上手く行っていたかもしれません。もちろんお話ですから、厳密なことを言ってもなんですが、チャングムが最後に帝王切開をしますが、記録的には微妙な時代でした。母親の死なない帝王切開は1500年になるまで記録例がありません。中宗(在位1506~1544)。の時代には、ある程度帝王切開は存在したようです。いろいろ調べましたが、荒唐無稽な話ではないようです。

 1500年にスイスで帝王切開を行い成功した、という記録があるそうです。 1540年にはイタリアで行われた記録もあります。 1571年にかけて、フランスでもツールズで2人の女性の帝王切開があったそうです。1610年には、ドイツの外科医の行った詳細な手術の記録があります。

 日本で始めての帝王切開は、遅く嘉永5(1852)年でした。医師伊古田純道(いこだじゅんどう)と医師岡部均平(おかべきんぺい)によって、我が国初の帝王切開手術が行われました。患者は、本橋常七の妻「みと」で当時33歳でした。この手術には麻酔が使われていませんでしたが、「みと」は手術によく耐え胎児を取り出すことができました。彼女は2ヵ月ほどで回復し、その後88歳の天寿を全うしました。1987年に「帝王切開発祥の地」の記念碑が飯能市大字坂元に建てられています。


 有名な話ですが、ローマの皇帝、ジュリアス・シーザーが帝王切開で生まれた。というのは間違いです。まず皇帝に成ろうとして暗殺されたのですから、皇帝には成っていません。(笑)もちろん初代皇帝はアウグストゥス(Augustus Caesar, )オクタウィウスです。

 その頃の帝王切開は、死にそうあるいは死亡した妊婦から生きている胎児を取り出すのが、帝王切開でした。ユリウス・カエサルが青年になるまで生きていた母親(54歳頃)が,彼を帝王切開で生んだはずがありません。帝王切開の元になったラテン語はsectio caesarea(切って分けるという意味)で、sectio caesareaにあたるドイツ語がKaisershinittという語なので、Kaiser"に「分離する」という意味だったのですが、和訳するときに「カイザー=帝王」と訳してしまい、「帝王切開」となりました。英語ではc(a)esarean section とラテン語のままです。

 でも「分離切開」より「帝王切開」のほうが、なんだか将来王様に成れるような響きで、良い手術名のような気もします。



2005年10月27日(木)23:57 | トラックバック(1) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

チャングムの誓い  第53話「ふたつの愛」

今日の話は医女として進むか、チョンホの愛を貫くか、側室になるかという選択でした。結局チャングムは王と、チョンホとの話し合いから、両男性が、譲り合った形で解決しました。二人の男性の暖かい愛情なのでした。王という立場からすれば、最大の譲歩でした。医女であればともかく、女官の恋愛はご法度なのは言うまでもありません。ドラマの中の台詞にもありましたが、チョンホにしても、立場上宮廷内の女性との恋愛は、問題外なのです。ある意味良い解決でした。

恋を捨て、ますます医学に邁進するチャングム、しかしとうとうその時が来ました。王が腸閉塞です。当時開腹手術などはとんでもないことだったでしょう。大変な展開です。王が病死すれば、当然のことながら主治医は、死をもって責任を取るのは常識でした。予告編からは、王がチャングムを密かに、宮廷から亡命させチョンホと一緒にさせるようです。長い話でしたが、来週はいよいよ最終回。ハッピーエンドになるようです。



2005年10月20日(木)23:50 | トラックバック(1) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

ミサンガ

 探偵ナイトスクープで観たのですが、小学校5年生の時好きな女の子に、ミサンガを作ってもらいました。その後すぐ転校してその子と音信がなくなったけれど、彼はそのミサンガを付け続け、とうとう20歳になってしまいました。彼女を作ろうとしても、ミサンガが気になって、どうすることも出来ません。

 自然に切れればいいのですが、これがまたえらく丈夫で、10年もの間色は変色して、ねずみ色になったけれど、切れる気配がありません。この際彼女を探し出して、これを切ってもらうという話でした。

 いろいろ探し回って、ようやく彼女を探し出したところ、彼の名前は覚えていましたが、ミサンガのことはすっかり忘れて、覚えていませんでした。無理も無いことですね。小学校5年生の遊びごとですから仕方ありません。彼にとっては切ってもらうことも重要ですが、彼女に会うことも大事な目的でした。

 彼女はなかなかの美人で、彼女にミサンガを切ってもらい、その呪縛から逃れ、涙の開放でした。これから付き合えると話的には面白いのですが、すでに彼氏も居るということで、それで終わりでした。

 その後彼も解放され、合コンなどに気楽にでられるようになって、楽しくやっているようです。

  一寸良い話に感動!



2005年10月17日(月)20:27 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

「プリティ・ガール」

マーサー・クーリッジ監督
主演:ジュリア・スタイルズ ルーク・マブリー

デンマークの皇太子であるエドヴァルド(ルーク・マブリー)は、周囲の期待とは裏腹に気ままな生活を繰り返し、タブロイド誌の紙面を賑わすのが日常茶飯事。この辺は実際にはイギリス王室の様で、名前も似せています。

そんな彼はある日、テレビを見ていて開放的なアメリカに行きたいと思いつき、国をお忍びで抜け出すことにしました。反対を押し切り側近のソレンを従え、留学生としてエドと名乗りアメリカのウィスコンシンに来ました。彼はとても綺麗なクイーズイングリッシュを使います。いい加減な彼ですが、所々礼儀正しかったり、シェークスピアなどについては、とても詳しかったりします。きっと本物の王子というものはこんなものと思わせます。側近のソレンも、もし側近ならばこんな風だろうと思わせる、なかなか良い演技です。

一方農場育ちのペイジ(ジュリア・スタイルズ)は、医者になって、国境なき医師団に入ろうとするまじめな学生で、バイトも頑張っています。男兄弟の中で育ち、現代のアメリカの女性そのものです。

  出会った二人は、かみ合わないことばっかりですが、ペイジは彼がお金持ちのお坊ちゃまということを見抜き、軽蔑したりしますが、努力する彼に惹かれていきます。第一エドヴァルドはアメリカ人には無い雰囲気で、なんと言っても物凄く美男子です。エドヴァルドは、そんなに綺麗でもない彼女の真摯な所に惹かれていきます。

すったもんだの末に、ハッピーエンドになります。たわいも無い話でしたが、王子での彼の言葉使いや、実際に王子ならこうなると思わせるシナリオは巧みですし、ペイジが題名と違って、プリティーじゃなくて、普通の女子大生というのも面白い所です。アメリカでの題名は、Prince and Meです。こちらの方が話しに合っています。王室に行っても、とことんアメリカンで通します。起工式の土を掘る儀式で、スコップに足をかけて、山盛り掬って、「ウィスコンシンの農場育ちよ!」と言ったりします。もちろん自分の夢や、独立心は、失いません。こんな所はアメリカ人には受けるのでしょう。

 お決まりの単純なシンデレラ物語ですが、設定や、英語の使い方、人物設定などは巧みで、王室の雰囲気も、現代ならきっとこんな風だろうと思わせる、なぜか納得できるような内容でした。

 映画は訴えるような物も大事ですが、ディーテールがしっかりしたものは、観ていて説得力があります。単純で、有りそうも無い話ですが、観ている内はその気になるような、楽しい作品でした。



2005年10月16日(日)23:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

チャングムの誓い  第52話「誤解」

チャングムが数々の病気を治したことから、中宗がチャングムを主治医にすると言い出して、大臣たちは大騒ぎ。中宗は夜、医女の部屋にチャングムを訪ね、チャングムは中宗を散歩に誘い、王ゆえの緊張と心痛を解きほぐすべく、アドバイスする。チャングムは、心許せる相手と語らうことも勧めるが、中宗にはそんな相手が思い浮かばないのでした。そんなことで、知らず知らず中宗もチャングムに心を惹かれていくのでした。

 中宗とチャングムが治療の一環として行っている散歩は、宮中でうわさとなります。皇太后はいっそのことチャングムを側室にするよう、中宗に進言。チョンホとチャングムの仲を知ったヨンセンは、中宗にチャングムの気持ちを尊重するよう嘆願。また皇后はチャングムに、中宗にその気がないから側室になる心配はないと告げますが、実は王自身も気づかなかったのですが、皇太后の進言の通り王はチャングムに心を惹かれていたのでした。さすが親心です。事情を知らなければ実に良い解決に思えます。

 所が、チャングムはチョンホを慕っているし、医道を全うしたい気持ちで一杯です。チャングムノ周りのネイウォン(内医院)の人たちも、またヨンセン、チャンドク、ミン尚宮等もチャングムに医療を続けさせたいと願います。さらにミンジョンホとの関係を心配します。今やチャングムの良き理解者となった、皇后も同様です。

 一方皇太后始め、大臣たちはチャングムが、側室になることに大賛成です。宮廷内の勢力争いから、一気に恋愛問題となって来ました。次回はついに三角関係がぶつかり合うようです。最後まで目が話せません。

 
 話は日本の江戸時代の大奥の事になりますが、将軍から声がかかると、実際には取り巻きが、これはという女性を将軍にお奨めするのですが、映画のように泣く泣くということは無かったそうです。殆どの女性は名誉なこととして、さらに一族に対して多大な恩恵があるため、とても喜んだそうです。

 中には側室になるのを拒否する人もあったそうですが、別にお咎めも無かったそうです。もちろん準備というか、取り巻きが本人に承諾を得る段階ですから、それに将軍の方も恋愛というより、気に入るかどうか程度の問題で、代わりはいくらでも居たのですから、問題なかったのでしょう。吉原など公娼があって、人身売買が普通だった頃の話ですから、現代の感覚では語れませんが、結構人権は守られていたようです。
 
 大奥のことは、江戸幕府が倒れてからも、そこに居た人たちは、なかなかそういった事を話したがらなかったそうです。



2005年10月14日(金)00:19 | トラックバック(1) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

チャングムの誓い 第51話「医術の心」

  今日のチャングムの活躍は、実に素晴らしかったですね!医女が主治医になること、官位を受けることは、現代でしたら何の問題も無いのでしょうが、当時の階級社会、男性社会を考えると、とんでもない事だったのでしょうね。チョンホも大活躍でした。彼は科挙試験一番の秀才だったとは、条件が良すぎます。(笑)

  天然痘は古代から人類を悩ませてきた伝染病です。エジプトのミイラにも、感染の跡が残っているそうです。唾液や濃厚な接触で感染します。死亡率も高く、ドラマでもあったように、治ってもひどい跡「あばた」が残るためとても恐れられていました。一度天然痘にかかると生涯感染しないことは良く知られていました。

  鼻乾苗法といって実際に発病した人のかさぶたをすりつぶして、鼻の中へ吹き付けることによって、感染させ免疫を得る方法が考え出されました。また実際にわざと感染させる方法もありました。天然痘には重い天然痘と、軽く済む天然痘があります。出来るだけ軽い人を選んで感染させるので、結構上手く行ったようです。しかし人間の生のウイルスを感染させるので、とても危険な方法でした。

  その後ジェンナーが牛の乳絞り達が牛痘 (牛の天然痘) にかかるとヒトの天然痘にはかからないという話を耳にし、長年にわたって研究し、1796年近所の少年に牛痘を接種しまた。

日本の小学校教科書では、「息子フィップスに」と改変し、美談として教えていて、私も信じていました。だってそういう絵が大きく書かれていたから、普通誰でも信じます。嘘ばっかしでした。(笑)

  天然痘は1980年5月、WHO(世界保健機関)により根絶宣言がだされるまでに至りました。



2005年10月6日(木)23:49 | トラックバック(1) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

チャングムの誓い 第50話「波紋」

チャングムとチョンホの道行と言いますか、駆け落ちシーンはとても素敵なシーンでした。さらに、チョンホがチャングムに宮廷内の権力争いを、つまらないことと言い、歴史を変える医女から王の主治医になることを、辞退しないように諭す場面は、このドラマの根幹を成すもので、本当に素晴らしく感動的でした。

妊娠中毒症のヨンセンを見事に救い、さらに評価は高まりますが、権力争いと、慣わしを重んじる宮廷内は大波乱です。今までやや頼りなかった王様の発言も、日増しに重みがまして来ました。

ヨンセンの症状は、妊娠中毒症、早産、さらに産後出血による出血性ショックでしょう。現代でしたら、輸液、輸血といったところでしょうが、そのような治療が無かったころは、出産はとても危険なことでした。出産時の母体死亡は珍しいことではありませんでした。



2005年9月30日(金)01:26 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

チャングムの誓い 第49話「つかの間のなごみ」

チョンホ様とのやり取りはほほえましく、楽しいひと時でした。その名の通り、つかの間の和みでした。宮廷に良くある、暗殺の依頼。当時ならきっと当たり前のことだったのでしょう。しかしさすがチャングム、命を懸けて断りました。
最後にチョンホに駆け落ちを願う、チャングムの場面は素敵でしたね!

お隣中国では、王子が帝位を継ぐと、兄弟はみな死ぬことが当たり前の時代もありました。

ヨーロッパでも、毒殺は一時期大変流行りました。乾杯のときグラスを当てるのも、実はお互いの酒を混ぜあったところからきていると、言われています。

銀の食器も砒素などを使うと、黒く変色すると言う言い伝えから、使われていました。ですからこのドラマの中でも食器はすべて銀食器が使われています。



2005年9月22日(木)23:49 | トラックバック(1) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

[イニシャル] 頭文字D

       
[イニシャル] 頭文字D
2005年/香港映画
コミックでは全部読んでいたのですが、今回香港で映画化されたので、早速観に行きました。ストーリは以下です。殆どコミックと同じでした。
“藤原とうふ店”を営む父・文太(アンソニー・ウォン)と2人暮らしをする、藤原拓海(ジェイ・チョウ)。友人の樹(チャップマン・トウ)と一緒にガソリンスタンドでアルバイトをし、自分の車を買うことを夢みる普通の高校生である彼だが、毎日水に浸された豆腐を、父のハチロク(AE86)に乗せ、それを迅速に、そして正確に配達することで、完璧なドライビング・テクニックをモノにしていた。それもそのはず。父・文太は過去に、秋名最速の走り屋と言われた伝説の男。つまり、拓海は知らぬ間に父の英才教育を受けていたのだ。ある日、チーム「妙義山ナイトキッズ」のリーダー、中里毅(ショーン・ユー)が拓海と樹が働く、スタンドにやってきた。中里の挑戦を威勢良く受けた樹は、拓海を助手席に乗せてバトルに挑むが、あえなく惨敗。だが、その晩、中里は峠で信じられないドライビング・テクニックを見せるハチロクに遭遇する。

題名のDとはドリフトのDです。
映画の始めから、素晴らしいコース取りでドリフトする映像に興奮しました。映像はコンピュターグラフィックスも使用しているので、ものすごい迫力でした。フェイントモーションから慣性ドリフト、ブレーキングドリフト、実際にあのように走れたらと、興奮。

映画観ていても、自分で走っている気になって「やばいオーバースピード!」と感じさせますが、鮮やかにドリフトしていきます。ヒール&トゥ や カウンターの映像も写実的です。拓海の親父文太が運転する途中からの映像に、これはいくらなんでもと言う速さが出てきました。早すぎて、本物らしさがありませんでした。あれは時速300キロくらいです。
拓海と恋愛関係の「なつき」の部分は陳腐で、もう少し描き足りない気がしました。どうでもいい話の感が否めませでした。

  映画館の大部分は男性の一人客で、結構中年の人が多かったのにはびっくりしました。帰りの運転がやや乱暴になって、スピードが出ました。



2005年9月19日(月)23:41 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

チャングムの誓い 第48話「チェ一族の崩壊」

チョンホの見事な裁きで、鮮やかな解決となりましたね。

それにしても、悪役でしたがチェ女官長は素晴らしい演技でした。一族のためと言う立場から、だんだん悪事に手を染めていき、大好きな同僚のミョンイを殺す結果になって、どんどん深みに落ちていった哀れさがにじみ出ていました。特に最後の、ミョンイの墓の前での懺悔は、哀れを誘いました。韓国ではなかなかの人気で、とくに男性のファンが多いようです。
 
クミョンの宮中を去るときの、チャングムとの会話、チョンホとの会話、名場面でした。チャングムと好対照で、いつも言葉が少なく、暗い彼女でしたが、悪人にもなりきれない、苦しみがチャングムとの最後会話に語られていました。見習いの時から圧倒的な優等生で、チェ女官長に逆らったり、チェ女官長に批判的な目つきをしたり、女官でありながら、チョンホを慕い、チョンホの命乞いをしたりするクミョンはとても魅力ある女性だと思いました。

   ミョンイとチェ女官長とハンサングン、同じようにチャングムとクミョンとヨンセン、幼いときから、料理の修業に励み、友に研鑽した仲間のライバル心と、友情がたくみに表現されていました。

   悪人も一掃され、これからのチャングムの活躍が楽しみです。



2005年9月15日(木)23:57 | トラックバック(1) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理


(27/29ページ)
最初 20 21 22 23 24 25 26 >27< 28 29 最後