Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



ちょんまげぷりん

「ちょんまげぷりん」

監督: 中村義洋

出演:
錦戸亮(木島安兵衛) ともさかりえ(遊佐ひろ子) 鈴木福(友也) 井上順 中村有志 佐藤仁美 堀部圭亮 今野浩喜 忽那汐里

あらすじ:
 遊佐ひろ子(ともさかりえ)は、子育てと仕事の両立に悩むシングルマザー。やんちゃ盛りの1人息子、友也(鈴木福)とわがままなクライアントに挟まれ、生活費も値上がり。四苦八苦の毎日を送っていた。

 冴えない毎日にストレスを溜め込んでいたある日、着物にちょんまげ姿の男に出会う。その男の名は木島安兵衛(錦戸亮)。180年前の江戸時代からやってきた本物の侍だった。なぜ、現代の東京にやってきたのか安兵衛自身も訳が分からず、江戸から東京、街の激変ぶりにただ呆然とするばかり。帰る方法は見つからず、行く当てもない安兵衛は、成り行きで遊佐家に居候することに。

 すると安兵衛は、恩返しに遊佐家の家事すべてを引き受けると宣言する。初めは俳優か頭のおかしい男だろうと思っていたひろ子も、一生懸命に家事をこなす安兵衛の姿を見て考えを改める。
 ハンバーガー店では大騒ぎする友也をたしなめて礼儀や男らしさを教え、熱を出せば心を込めて看病する。現代では見られない筋の通った男らしさは新鮮で、ひろ子は安心して仕事に打ち込み始める。父親不在に慣れていた友也もひろ子同様。大人の男と一緒に暮らして守られたり、キチンと叱られたりする安心感を初めて知るのだった。

 このまま3人でずっと暮らしていくことを考え始めた頃。秘められていた安兵衛の才能が開花する。それはお菓子作り。友也のために作ったプリンがきっかけだった。江戸時代ではお役目から遠のいていた安兵衛。刀をナイフに持ち替え、パティシエとしての実力を認められたことで、初めて働く喜びを知ることになる。だが、やがて手作りケーキコンテストに出場することが決定すると、3人の間に築かれた微妙なバランスが崩れ始める……。(goo 映画より)

 感想:
  この手の話は、ワープしてきた人物が時代錯誤を、笑いの材料にしがちです。この映画では、主人公は時代のギャップに驚くけれど、大げさでなく自然に現代に順応していきます。逆に順応しながらも武士としての誇りと、今では失われつつある親子の関係、子育ての信念は失いません。

 この物語の本質はそこにあります。作者は現代の共働きや、シングルマザーの問題を、江戸時代の親子関係で訴えようとしています。

 ともさかりえの演技はとても自然で、光っていました。友也役の鈴木福もすばらしい演技でした。

 エンディングも洒落ていました。

 興行成績が良かったのも頷けます。お勧めの一作です。



2011年2月14日(月)23:56 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

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