Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



映画  ドラマ TV
~説明~
主に衛星放送で映画を観ます。時には映画館にも行きます。

万引き家族

 今話題の映画です。映画館は平日なのにとても混雑していました。
監督:是枝裕和

配役:リリー・フランキー、安藤サクラ、松岡茉優、 池松壮亮、 城桧吏

あらすじ:
 初枝(樹木希林)の年金を頼りに暮らす一家の話です。家計の足しに治(リリー・フランキー)と息子の祥太(城桧吏)は万引きをしています。

 治と息子の祥太は、寒さに震えるじゅり(佐々木みゆ)を見掛け家に連れて帰えりました。。見ず知らずの子供と帰ってきた夫に困惑する信代(安藤サクラ)は、傷だらけの彼女を見て世話をすることになります。

感想:
 万引きを繰り返し、貧しく、薄汚い家で血も繋がっていない家族が、和気藹々と暮らす姿は家族という物を考えさせられます。

 この家族は上昇志向は全くなくて、その日暮らしです。しかし息子の祥太は親代わりの治の行動に疑問を持ち始めます。

 何よりこの映画を素晴らしい物にしているのは、各役者の素晴らしい演技です。暗い映画になりそうなのに、貧しい暮らしの中でも明るく、楽しい一家が極々自然に描かれています。

 1997年の「うなぎ」以来21年ぶりとなる、第71回カンヌ国際映画祭最高賞のパルムドールを受賞しました。それだけの価値のある流石の映画でした。
 



2018年6月11日(月)18:49 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

「神と仏のゴチャマゼ千年 謎解き!ニッポンの信仰心」

 昨日に続きNHKヒストリアから

「神と仏のゴチャマゼ千年 謎解き!ニッポンの信仰心」

 御朱印集めが流行していますが、神社だったりお寺だったりとゴチャマゼです。初詣も明治神宮であったり、成田山新勝寺であったりします。

 古来日本では原始宗教である生物、無機物を問わないすべてのものの中に霊魂、もしくは霊が宿っているというアニミズム、日本では八百万の神」(やおよろずのかみ)

 それとシャーマンが祈祷、預言などをするシャーマニズムが神でした。邪馬台国女王の卑弥呼が代表です。


 6世紀 日本に仏教が伝来して以来200年は、神と仏は別々でした。奈良時代に神が仏教に帰依するという「神仏習合」が起こりました。地方の豪族も仏教にしたかったからだそうです。

 平安時代になると、今度は仏が神様に変身して日本に来た「本地垂迹(ほんじすいじゃく)説」となります。だから神様は仏であるとなりました。ここで完全に仏教と神道はゴチャマゼになりました。

 他の国では宗教対立などが有りましたが、当時の日本では争うこともなく見事に融合したのです。それでも僧侶が神社にお参りし、経を読んだ入りしても、神聖な社の中には入れなくて神主だけが入られるような、仏教と、神道の区別も幾分かはありました。神には仏と違って、祟りなど幾分怖い面が有るとされていました。


 1000年も続いた神仏習合も、明治になってから「廃仏毀釈(はいぶつきしゃく)」が起こり、寺社分離が行われました。それでも密かに神社の中に仏像が隠されたりしていました。

 以上のような内容でした。



 1000年も続いたのだから、日本人の心の中では、今でも神社とお寺は区別が無く、神様と仏様の区別も有りません。

 幕末日本に到来した外国人達は武士のような支配階級の人達が、仏教を信じていなくて、もっぱら朱子学のような儒教中心であり、神を信じていないことに驚いています。

 居住地とされたお寺などを観察していると、お参りに来るのは年寄りと女性だけで男性の姿を殆ど見ないと記述しています。さらに宗派に関係なく神社でも、寺院でも、道端の地蔵でも何にでも手を合わせて拝んでいると。

 神社、仏閣のお祭りでも見せ物小屋が出たりで明らかにマーケットに過ぎないと、巡礼と称してお参りに行くのもレジャーであると見抜いています。確かに御伊勢参りなどは、ついでに京都、大阪見物したりといい加減なものでした。

 しかし唯一ラフカディオハーンは一見無宗教に見える日本人は、心の中に神を恐れ敬う敬虔な気持ちを持っていると述べています。

 仏教以上に神と一体化した信仰が、何でも受け入れ寛容で穏やかな日本人を作り上げたと思っています。



2018年6月8日(金)20:28 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

伊能忠敬

 NHKの「ヒストリア」で日本地図に捧げた情熱を観ました。

 伊能忠敬よく知られている事なのですが、仲間が忠敬が亡くなったことを完成時まで秘して、彼の功績を保とうとしたことに、日本的ではありますが感動しました。

 番組では詳しくは紹介されませんでしたが、この地図はその後長崎オランダ商館の医師シーボルトが伊能図を持ち出す事件、いわゆる「シーボルト事件」があります。
 持ち出された地図は、刊行され、当時のヨーロッパでは日本の技術に驚嘆しました。
 

 幕末イギリス海軍が幕府の勧告を無視して測量をしようとしたとき、幕府役人が所有していた伊能小図を見てあまりの正確さに驚き、幕府から写しを貰うことで測量を中止しました。

 当時イギリスの測量技術は世界一でしたが、伊能小図の正確さには及ばず、自分たちの地図を修正しています。

 これは小図でした。もし原本の大図であったらさらに驚愕したのではと思います。

 明治になっても、日本の地図はこれが元になりました。この時初めて20万分の1の地図に、大図が使われました。

 忠敬は非常に厳格でかなり変わった人でもありました。もっとも普通の人では、このような大事業を完成させられません。

 有る意味狂気と言えるほどの情熱に驚かされました。
 

 

 



2018年6月7日(木)23:09 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

夜中の3時に

 ラジオで聞きました。運転中でしたが面白くて大笑いしました。




 「昨日夜中の3時に、うちのチャイムを鳴るらしまくる奴がいたんだ。」

 「ひどい奴だね~」

 「ドア窓から見たら、隣の奴なんだ。面倒だから無視したよ。」

 「夜中の3時に起こされて何とも思わなかったのかよ?」

 「それがちょうどドラムの練習していたから、起きてたんだ。」



2018年5月29日(火)23:18 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

TATSUMI マンガに革命を起こした男

 HULUで観ました。暗い感じの重いアニメでしたが、劇画が生まれる様子を丁寧に描いています。


あらすじ、内容:
 昭和30年代、当時はまだ子ども向けでしかなかった漫画を、大人向けの読み物として昇華させ、「劇画」を生み出した伝説的漫画家・辰巳ヨシヒロの半生を映画化した長編アニメーション。

感想:
 いくつかの短編からなっていますが、話が暗すぎて独善的な感じがしました。漫画に新しい分野を開こうとした経過などは十分に伝わります。

 ただかなりオタク的な話は、必ずしも共感できません。



2018年5月19日(土)22:39 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

NHK 歴史秘話 ヒストリア

 4月25日放送の「生きた、愛した、ありのまま 日本人 さまざまな心と体の物語」

 以前のNHKなら考えられなかった、男色、トランスジェンダーなどを、歴史的な考察を加えて紹介した番組でした。

 戦国時代、江戸時代は男色は普通のことだったことは、いろいろな記録から知っていましたが、ポンペイの遺跡とか、恋の和歌を詠みあう万葉の男たち、平安の男性貴族社会など沢山の記録があることを知り驚きました。

 不思議なのは女性同士の話は、記録に残されている物がとても少ないようです。

 「男性が出産」の話は過酷な処罰を受けたように見られますが、三度、四度と再三逮捕され厳重注意にもかかわらず、男装を改めなかったことに依るもので、男装自体より御上の権威をないがしろにした罪と思いました。

 この話とは対照的に、与力の弟で子供の頃から女装していて、「おんなおとこ」と呼ばれていたそうですが、奉行所は全くお咎め無しだったようです。

 旗本のそれも与力の弟では、奉行所も手出しできなかった様です。

 トランスジェンダーはあまり理解されなかったようですが、男色は殆ど問題にされなかったようです。
 
 僧侶の間では男色は常識だったようです。あまりの多さにフランシスコザビエルも驚いています。

 井原西鶴の「男色大鑑(なんしょくおおかがみ)」は、色物ではなく、男性同士の究極の愛を描いているそうです。
 
 平和だった江戸時代は、性に関しても実におおらかでした。

 ただそこには日本独特の、恥の文化が垣間見られます。おおぴらに自己主張することは御法度でしたが、こっそりとすることに関しては問題なかったようです。

 さらに日本の宗教観は大乗仏教で、江戸時代はとても寛容になっていました。性に関しては、宗教的な縛りは殆ど無かったようです。

 



2018年4月26日(木)20:44 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

野党も

 ブログで政治の話はどうかと思いますが、長期政権の弊害が目立ってきました。所が総理の支持率は下がっても、与党の支持率は一向に下がりません。

 今の野党の与党時代の失敗から、政権交代を望む人がいないと言うことです。

 野党は少数だから、揚げ足取りばかりをやっています。

 どちらも、どうしようもない状態と思っています。

 奢りのない与党、正々堂々と国会討論できる野党の両方を願っています。

 現在野党はバラバラです。与党の緊張感の無さは、一重に野党の責任です。



2018年4月20日(金)23:06 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

道行初音旅

 文治元年(1185)頼朝に追われた源義経と静御前は、弁慶らと共に吉水院に隠れ住みました。ここが義経と静御前が過ごした最後の場所となりました。

 歌舞伎と人形浄瑠璃にも有名な「義経千本桜」という演目があります。とての長い話で五段目まであります。平家と源氏の争いのあと、源義経が兄源頼朝から追われる事になり、生き延びていた平家の武将達持も絡んだ話です。

 四段目の「道行初音旅(みちゆき はつねのたび)」は舞踊となっています。静御前は三段目で義経とはぐれてしまい、静を守る義経の家来、「源九郎忠信(げんくろう ただのぶ)」と共に義経に会いに行きます。

 道行きは普通恋人同士なのですが、忠信は家来なので厳密には道行きではありませんが、二人は恋人のような踊りを繰り広げます。忠信は時々居なくなったりしますが、静がいつも持っている「初音の鼓」(つづみ)を打つとかならず姿を見せます。実は忠信は狐なのです。

 歌舞伎では背景に満開の吉野桜が描かれます。最後の狐六法(きつねろっぽう)は見所の一つです。宙づりの演出もありますが、個人的には普通の狐六法が好きです。

 そう言えば門前町のお店に「初音」の店名がありました。



2018年4月12日(木)13:56 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

NHK杯テレビ囲碁トーナメント

 今日のNHK杯テレビ囲碁トーナメントは第一回戦ですが、王銘エン 対 趙治勲でした。解説は井山裕太という豪華な組み合わせでした。

 良い試合で、戦況は一進一退でした。終盤趙治勲の頑張りすぎと思われる一手に対し、出る一手と直感しました。短い時間でしたが、一本道のように思いました。所が王銘エンは外から押さえる無難な手を打ちました。

 解説の井山裕太も出る一手かと、その後の変化は私の読みとかなり一致し、とても嬉しく思いました。

 案の定その手が敗因になりました。今日は直感と、読みが当たって大満足。素人でも、極々稀には良い手が浮かぶのだと内心驚きです。

 もちろんプロはそれ以外の複雑な変化と、形勢を考えて打っています。無難な手で勝てるのが一番なのですから、その手を選んだのでしょう。素人の読みとは全然違う世界の話です。

 阪神は負けたけれど、ジュビロ磐田が勝ったから、こちらの方は引き分け。



2018年4月2日(月)00:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

オリンピックを観るので

 仕事も、読書も全く進みません。(笑)

 結果が解っていると不思議に面白さ半減だから、なるべくライブで観ようとしています。

 小説やドラマと違って、あっけない結果になったり、ビックリするような結果になったり。本当にスポーツは筋書きの無いドラマです。



2018年2月21日(水)00:01 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

「プール」

監督・脚本:大森美香
出演:小林聡美、加瀬亮、伽奈、もたいまさこ

あらすじ:
 さよ(伽奈)はタイ北部、チェンマイのゲストハウスで働く母(小林聡美)を訪ねます。

 4年前、祖母にさよを預けて旅立った母は小さなプールのある場所で、オーナーの菊子(もたいまさこ)や手伝いの市尾(加瀬亮)らと過ごしています。

感想:
 個人的には評価できない映画でした。「かもめ食堂」「めがね」と同じような作りですが、似て非なるものでした。

 まず第一に、重要な役の伽奈が全くの素人で、演技になっていませんし、演技をするような状況もありません。笑いも無ければ、悲しみも、怒りも有りません。のっぺらぼうです。

 題名のプールも存在の意味がありません。日常を描くにしても、科白の意味も全くありません。

 違う見方があるのでしょうか?
 
 個人的には超苦手な作品でした。
 



2017年10月19日(木)01:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

田崎史郎氏

 「ひるおび」でもよく見かけますが、選挙が近づき、この所いろいろ出演が増えています。

 あまりにも与党寄りで、メチャクチャな理論展開の話をしています。

 2013年、自由民主党に割り当てられた政党交付金から組織活動費名目で資金提供を受けているし、内閣総理大臣安倍晋三と度々会食しています。明らかに与党の宣伝マンです。

 こんな人をTVで出演させるのは、いくら何でも酷すぎます。どんな仕組みに成っているのか、とても不思議です。



2017年9月29日(金)23:02 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

おんなは赤で輝く 北斎の娘・お栄と名画のミステリー

 平成29年9月22日NHKの歴史秘話 ヒストリアで包装された「北斎の娘・お栄」は素晴らしい放送でした。

 葛飾北斎はもちろん天才画家でしたが、三女の娘の「お栄」も天才でした。画号は葛飾 応為(かつしか おうい)

 お栄は3代目堤等琳の門人・南沢等明に嫁したが、父譲りの画才と性格から等明の描いた絵の拙い所を指して笑ったため、離縁されてしまいます。その後は出戻って晩年の北斎と起居を共にし、ひたすら作画を続け、北斎の助手をしました。

 「応為」の画号は北斎を「オーイ、オーイ親父ドノ」といつも呼ぶので、名付けられたそうです。

 北斎も美人画を描かせたら、お栄に適わないとと認めていました。

 助手であり、自分で書いた者も北斎としていたりしましたが、個性も発揮しています。何よりも当時の浮世絵には全くない、光を取り入れています。日本のレンブラントとさえ言われています。

 あまり詳しくない人でも葛飾応為『吉原格子先之図』は見かけたことがあるかと思います。放送ではいろいろな光と陰を描いた絵が紹介されました。

 また赤色の使い方、更に着物姿の裏地、下着の描写についても紹介されて、とても勉強になりました。
 
 10月8日再放送があるようです。 



2017年9月28日(木)23:19 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

不倫騒動

 もうずいぶん前になりますが、「鶴瓶上岡パペポTV」の中で言っていたことを思い出しました。

 上岡 龍太郎は「芸能人なんてもともとろくでもない者がする商売だから、芸能人に人間性とか、道徳心などを求めるのは初めから無理!」と言っていました。

 「芸能人はそもそも落ちこぼれが多く、更に芸能人から政治家に成る人もいるのだから、そんな人達に道徳を求めるのも無理。」



 もちろん極端な皮肉ですが、政治家は政治がしっかりしていればそれで良く、芸人は芸がしっかりしていればそれで良しかもしれません。

 何から何まで完璧な人の芸が面白いかは疑問です。性格破綻者だから面白い面もあります。

 小説家の中にも変わった人が沢山いました。週刊誌が書き立てるは良いとしても、私生活の問題で議員生命を失うのは疑問です。

 面白い芸人も私生活の問題で出演できなくなるのは、どうなのでしょう。



2017年9月21日(木)21:25 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

「君の名は」

 「君の名は」をようやく観ました。流石に評判通り良く出来た映画でした。

 何より画像の美しさ、背景のリアルさは抜群でした。やっぱり映画は細かいところも大事だと痛感しました。

 非現実的な事なのに、映像がリアリティーを増しています。話は良くできていますが、娯楽性が強く訴える物はあまり感じませんでした。

 入れ替わるのは面白いけれど、むしろ単に夢を見るとかの方が良いのではと思いました。入れ替わるし、記憶は薄れるしでは、ご都合主義です。必然氏が全くありませんし説明もありません。

 それでも美しい風景はアニメを超えていると言っても過言ではありません。

 総合的には人気だけのことはある、素晴らしい作品でした。



2017年9月16日(土)00:37 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

NHK杯テレビ囲碁トーナメント

 先日放映された小林覚九段と結城聡九段の一戦の録画を見ました。

 解説は石田芳夫九段二十四世本因坊でした。やや結城聡九段が打ちやすい状況から、危ない大石を攻められるも、悠然と手抜きしてしのぎ勝負に出ました。

 解説の石田九段も「これはかなり危ない」と驚いていました。小林覚九段は結城聡九段の大石を取るしか無い形となりました。

 見ている限り取るか取られるかのギリギリの勝負となりました。一般にプロは大きな石を取られることは滅多に無く、攻める方も取るよりは損害を与える程度で満足し、無難な別れになるのが普通です。

 解説の石田九段も取られそうと言っていましたが、しのぎの筋を発見しました。ところがその筋でないところに打ち、あわやとなりましたが、小林覚九段が攻めそこなって投了となっりました。

 ところが両者とも、しのぎの筋があるのを読み切っていました。だからこそ攻める方も複雑な形にして攻めたようです。

 解説の石田九段は攻めそこなったと、解説していましたが、局後の検討では完全にしのぎ筋があったようです。

 解説より対局者が一番読んでいると言われますが、まさにその通りの展開でした。

 それにしても、形が決まっていない時点で、しのぎの筋を読み切っていた結城聡九段の読みの深さには驚愕するものがありました。プロでさえ驚きの読みの力です。

 アマチュアが見ている世界とは、かけ離れた世界での戦いなのを改めて思い知らされました。

 普通のアマチュアには、本当の試合の凄さを感じ切れていないのです。

 スポーツ放送なども、見ていると単純に見えることもありますが、実際には様々な要素があることはおおよそ想像できます。


 最近北朝鮮問題で、各国がいろんな交渉をしています。一見子供の喧嘩のように見えますが、水面下では想像もつかない駆け引きが行われているのでしょう。

 各国が結末を読み切っていると良いのですが、ひょっとすると囲碁で言う指運(ゆびうん:読み切れないので指先がどう打ったかの運まかせ)のような状態になっているのではと心配しています。



2017年9月7日(木)23:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

JIN-仁-

 この所TVドラマの「JIN-仁-」をHULU で観ています。11回見終わったら、更に完結編がありまだ視聴中です。

 初めの頃はとても面白くて、どんどん引き込まれました。映画と違って毎回事件が起こり解決となっていくので、段々マンネリの傾向が出てきました。

 主人公の南方仁 は江戸時代に現代医療を持ち込むことで、未来の歴史を変えてしまうことを悩みます。毎回見ていると何度も何度も悩みすぎで、次第に飽きてきました。

 出演者が皆素晴らしい演技ですが、中でも坂本龍馬役の内野聖陽が素晴らしい演技をしています。

 タイムスリップ物は最後の整合性が問題です。仮に子供が過去に遡って、親を殺してしまった場合。親が死んだのだから子供は生まれません。生まれていない子供が親を殺すことは出来ません。

 もちろんタイムスリップは起こらないから、このようなことは起こりません。SFではパラレルワールドの概念を持ち込み、現代と別な世界が平行して存在すると言う仮定で話を進めるのが普通です。

 最後はどうなるのか少し楽しみです。

 

 



2017年6月28日(水)22:17 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

続・深夜食堂

 コミック、TVドラマ、劇場版「深夜食堂」と全て見ました。今回劇場版「続・深夜食堂」です。

 雰囲気は同じだけれど、葬儀の話、年上の女性との結婚問題、オレオレ詐欺のどの話も、偶然が多すぎて違和感がありました。話の設定が安易です。

 小林薫演じるマスターの演技が、とても好きです。とても好きな作品ですが、全体に健全な人達になり、以前のもっと訳ありの人物が出てきません。吹きだまりの場末の雰囲気が不足気味でした。

 第一作を越していないように思いました。



2017年6月14日(水)20:49 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

大量に

 GEOで大量にDVDを借りてきました。最近は一度に50枚まで借りられるようになったそうです。

 アニメなど40枚ほど借りました。旧い物は沢山借りると、2週間の貸出期間となるので安心です。

 VIDEOレンタルもネット配信が盛んになりつつあり、先行きは明るくありません。

 Huluを契約してから、GEOに行く回数が減りました。

 日本は比較的遅れている方で、諸外国ではネット配信ばかりだそうです。レンタルショップはどんどん無くなっているようです。


 



2017年6月8日(木)23:33 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

苦役列車

 何気なく見ましたが、素晴らしい映画でした。後で調べたら、2012年映画芸術日本映画ベストテン 1位、第86回キネマ旬報ベスト・テン 5位など沢山受賞していました。

 主演の森山未來も、キネマ旬報ベスト・テン 主演男優賞、日本アカデミー賞 優秀主演男優賞など受賞していました。

監督:山下敦弘
配役:森山未來、高良健吾、前田敦子

あらすじ:
 1980年代、父親が性犯罪を犯したことで家庭は崩壊し、将来への希望をなくした中卒の青年の、港湾での荷役労働で日雇いの生活を描いています。

感想:
 稼いだ給料を、酒と風俗に使うだけの生活。唯一の楽しみは読書。 描写が凄まじくショックを受けました。

 特に森山未來の演技は恐ろしいほどリアルで、受賞したのも頷けました。

 原作者の西村 賢太の私小説的な面もあり、日雇い労働の現場の雰囲気も超リアルです。

 上品な映画ではありませんが、いたく感動しました。

 



2017年5月21日(日)23:40 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理


(8/29ページ)
最初 4 5 6 7 >8< 9 10 11 12 13 最後