おんなは赤で輝く 北斎の娘・お栄と名画のミステリー |
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平成29年9月22日NHKの歴史秘話 ヒストリアで包装された「北斎の娘・お栄」は素晴らしい放送でした。
葛飾北斎はもちろん天才画家でしたが、三女の娘の「お栄」も天才でした。画号は葛飾 応為(かつしか おうい)
お栄は3代目堤等琳の門人・南沢等明に嫁したが、父譲りの画才と性格から等明の描いた絵の拙い所を指して笑ったため、離縁されてしまいます。その後は出戻って晩年の北斎と起居を共にし、ひたすら作画を続け、北斎の助手をしました。
「応為」の画号は北斎を「オーイ、オーイ親父ドノ」といつも呼ぶので、名付けられたそうです。
北斎も美人画を描かせたら、お栄に適わないとと認めていました。
助手であり、自分で書いた者も北斎としていたりしましたが、個性も発揮しています。何よりも当時の浮世絵には全くない、光を取り入れています。日本のレンブラントとさえ言われています。
あまり詳しくない人でも葛飾応為『吉原格子先之図』は見かけたことがあるかと思います。放送ではいろいろな光と陰を描いた絵が紹介されました。
また赤色の使い方、更に着物姿の裏地、下着の描写についても紹介されて、とても勉強になりました。 10月8日再放送があるようです。
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Sep.28.2017(Thu)23:19 | Trackback(0) | Comment(0) | 映画 ドラマ TV | Admin
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