寒い夜は啄木の歌が・・・ |
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| やはらかに積れる雪に 熱(ほ)てる頬(ほ)を埋うづむるごとき 恋してみたし
忘れ来(き)し煙草(たばこ)を思ふ ゆけどゆけど 山なほ遠き雪の野の汽車
さいはての駅に下(お)り立ち 雪あかり さびしき町にあゆみ入(い)りにき
よりそひて 深夜(しんや)の雪の中に立つ 女の右手(めて)のあたたかさかな
小奴(こやつこ)といひし女の やはらかき 耳朶(みみたぼ)なども忘れがたかり
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2005年12月20日(火)23:36 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理
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