水戸黄門 |
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| 「水戸黄門」が放映中止になることに、反対の署名がたくさん来ているようです。
確かに面白いし、痛快ですが、水戸黄門こと徳川 光圀は隠居後に水戸藩領内を巡視した事はありますが、全国を漫遊した事実は全くありません。全くの作り話です。
『大日本史』完成までには光圀の死後250年もの時間がかかり大変な財政の無駄を招きました。年間収入の3割を事業にかけました。光圀の死後財政を立て直すため水戸藩は大変な苦労をしました。光圀は重税を科し、農民は苦労しました。
若い頃は刀を振り回し、放蕩三昧、辻斬りまでした噂もあります。元禄7年、幕閣や諸大名を招いて行われた能舞興行の際、人払いをした密室で重臣の藤井紋太夫を刺殺しました。
何処をどう取り上げても、水戸黄門は名君でも何でもありません。
光圀の勤皇思想が、倒幕の一因になったため、明治以降光圀の評価が高くなりました。
娯楽とはいえ、人気があるからと史実に基づかない時代劇を流し続けるのは、良くないことのような気がします。
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2011年11月8日(火)21:04 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画 ドラマ TV | 管理
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