Cat Schroedinger の 部屋
 
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2007年7月11日を表示

升田幸三

 先日女性棋士の映画を見ましたが、今日ふとテレビを見ていたら、昭和の名勝負という番組でした。

 囲碁は趣味ですが、将棋は苦手です。将棋をさしたりはしません。もっぱら見るだけです。(笑)
 
 1951年木村義雄名人と、升田幸三の名人戦でした。升田幸三は一番好きな棋士です。羽生も一番好きな人といっていました。棋風は豪快で、攻めの升田、受けの大山という時代を築きました。

 若いころは大道の賭け将棋に手を出して、破門されそうになったり、囲碁も強くて、アマチュアの東京代表になったりちょっと変わった人でした。羽生は升田と囲碁を打って、ぼろぼろに負けて升田先生がとても機嫌よかったと言っていました。

 そういえば大山も、チェスは日本一だった時があると聞いたことがあります。

 解説を聞きましたが、素晴らしい将棋でした。名人戦は7番勝負なのですが、升田は殆どの勝負で圧倒的に優勢だったのに、単純なミスを何回も犯し、結局名人位を逃してしまいます。

 升田、大山の時代も、勝率は圧倒的に大山が上でした。けれども升田が勝つときは、その勝ちっぷりは素晴らしく、当時も圧倒的な人気がありました。

 囲碁の世界では、升田に匹敵するのは藤沢秀行でしょう。飲む打つ買うの三拍子で、アルコール中毒、莫大な借金など私生活はめちゃめちゃでした。しかしその棋風は豪快で素晴らしいセンスでした。今でも超一流棋士が教えを受けています。

 今日の放送でも、升田の素晴らしさに感銘を受けました。

 やはり天才とか、異常なセンスは、人並みの常識や、暮らしをしていたのでは身につかないのかと思いました。逆に言うと天才と呼ばれる人は、その世界以外ではどちらかというと、欠陥人間のような気がします。



2007年7月11日(水)23:40 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理


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