Cat Schroedinger の 部屋
 
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2016年6月4日を表示

35mmフルサイズカメラ

 昔はカメラのフィルムは様々なサイズがありました。ライカが映画に使う35mmのフィルム(縦3.6 cm×横2.4 cm)を切って使い始めこれが世界の標準になりました。

 その後APS(アドバンストフォトシステム幅が23mm×高さが15mm)サイズのフィルムカメラも普及しました。

 デジタルカメラになってからもこのサイズが引き継がれ、撮像素子の大きい方から35mmフルサイズ(36mm×24mm)、APS-Cサイズ(23.6mm×15.8mm)、フォーサイズ(17.3mm×6.6mm)、 1型(13.2mm×6,6mm)、1/2.3型(5.9mm×4.4mm)、1/3型(4.3mm×3.6mm)となっています。

 35mmフルサイズはプロやハイアマチュア用です。普通の一眼レフ、ミラーレスはAPS-Cサイズで、35㎜フルサイズの2/3の大きさです。フォーサイズは1/2の大きさです。
 サイズでは1/2ですが面積では1/4になるのでとても小さいサイズとなります。

 ごく普通のコンパクトカメラは1/2.3型で、スマホのカメラが1/3型です。さほどサイズに違いがなく、スマホの技術が上がってきたので、コンパクトカメラの必要性がなくなってきました。

 ブログ、SNS、メールに使う程度ならばスマホのカメラで事足ります。このブログに載せている写真も、APS-Cサイズで撮った写真はサイズが大きすぎるので、リサイズして載せています。


 35mmフルサイズ(36mm×24mm)とスマホの1/3型(4.3mm×3.6mm)を比べると、7~8倍のサイズです。面積では50倍となります。デジタル技術をどんなに駆使しても撮像素子の大きさには適いません。

 写真の世界には一種のヒエラルキーがあって、35mmフルサイズを持つ方の前ではAPS-Cサイズの持ち主は一歩後方に控えるのが常識でした。(笑)写真は腕もありますが、かなりカメラの性能が左右する世界です。年金を貰いすぎていると思われる老人が35mmフルサイズを首から提げていると,、日本の年金制度の矛盾を感じます。

 今までAPS-Cサイズで写真を撮っていたのですが、以前は30~50万円もした35mmフルサイズがかなり安くなり欲しいな~~と思うようになりました。

 所が35mmフルサイズは当然大きく重くなります。レンズも大きく重くなり、さらにとても高額になります。APS-Cサイズ用のレンズは3万円くらいから高級な物でも10万円くらいですが、35mmフルサイズのレンズは販売量も少なく、性能を発揮できるレンズとなると10万~20万円となります。

 車で移動なら大きくて重くても持って行かれますが、三脚も必要で普通の旅行では大変です。

 カメラ防湿庫の置物になる可能性が高く、本当に必要なのか悩んでいます。もう何ヶ月も悩んでいるのです。(笑)



2016年6月4日(土)00:05 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気紛れ写真 | 管理


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