Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



2019年11月8日を表示

敦煌

 西安から飛行機で1時間半、敦煌に到着しました。

 シルクロードの実際の出発地である敦煌は、西安から河西街道で900Kmの西端です。

 敦煌の北西90Kmには玉門関、南西70Kmには陽関があります。

 「春光不度玉門関」春光〈しゅんこう〉度〈わた〉らず 玉門関とか、

 「西出陽関無故人」西の方陽関を出づれば 故人無からん、など漢詩にもよく歌われました。

 両方とも現在は見る所が少ないそうです。

 ここから西へ進みトルファンから楼蘭を通る天山南路、ウルムチへ向かう天山北路となります。

 敦煌の観光は莫高窟と、月牙泉(げつがせん)・鳴沙山(めいさざん)です。



 今日の午後は月牙泉・鳴沙山で、明日は莫高窟となっています。

 敦煌の南5Kmほどにある月牙泉は背後にある鳴沙山(めいさざん)と共にとても有名な観光地です。思っていたより道は整備されていましたが、周りは圧倒的に砂です。

 



 月牙泉の横には寺院が建てられています。これはのちに建てられてた歴史の浅い寺院でしたが、文化大革命の時破壊され近年再建されました。現在はお寺もなく僧侶は少し離れた寺院にいるそうです。

 中に御土産物店もありました。

 それでもこの建物は、泉にとてもマッチしていました。



 ゴビ砂漠の端にあるオアシスで、2000年以上砂に埋もれることもなく形を保っています。

 実に不思議な光景です。砂漠というものを見たことが無かったので、圧倒されました。とても来たかった所なので感動しました。



 鳴沙山(めいさざん)は 風化が激しくサラサラの砂で、音を立てることから命名されました。この砂山は東西40Km南北20Kmですが、年中風が南北に吹くので、山は決して崩れることがありません。

  砂丘へ登るには簡単な縄はしごのような階段が作られていて、上まで登ることができます。降りる時は有料の木製のソリで降りることもできますが、ガイドから怪我をすることもあるので普通に降りるように言われました。

 砂まみれになりしかも取り除くことが大変なので、有料の黄色い足袋を借りさせられました。小さなものを砂の中に落とすと、絶対に出てこないそうです。

 少しだけ登ってみました。万歳している方はツアーで御一緒の愉快な方です。



 観光客が登った足跡も、すぐに風で消されてしまいます。

 観光用のラクダに乗ることも出来ます。遠くから見ると平山郁夫のようにはなりませんが、まあまあ絵になります。、



2019年11月8日(金)15:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気紛れ写真 | 管理

漢陽陵博物館

 西安市渭水の北側の咸陽原にあります。空港の近くなので敦煌に行く前に寄りました。
 
 漢陽陵博物館は広大な敷地の中に、前漢の第4代皇帝、景帝(在位:紀元前156~141)の陵墓とそこからの出土品が展示されています。

 博物館自体も地下に造られていて、地下の陵墓をそのまま見学できるようになっています。この兵馬俑は実物より小型化されており、その他沢山の副葬品がありました。死後の宗教観の違いが感じられます。

 廊下の床がガラス張りで、発掘されたままの状態を見れます。

 兵も動物も鋳型から作られていて、同じ形です。



 兵は彩色されており、当時の姿が再現されています。平和な時期だったためか、穏やかな姿です。


 発掘場所を横から見れる作りになっています。馬、ブタ、羊、牛など実物より小型で象徴化されています。


 漢の時代の女性の服装です。

 日本の着物に似ています。



 同じく男性の像です。

 秦の兵馬俑は陵の端っこの発掘なので、副葬品が乏しく、この陵は俑のほか沢山の物が発掘されています。




 さあこれから 敦煌に向かいます。



2019年11月8日(金)11:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気紛れ写真 | 管理


(1/1ページ)