デフレの正体(その2) |
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| 藻谷浩介氏が主張するように、日本の人口問題はとても深刻です。どんなにがんばっても、肝心の買う人が少なくなったのでは、今までの経済観念では対処できません。
一つには貯蓄率の高い老齢の人たちが将来を心配しなくて良いように、年金制度を確立することが大事です。そうすれば安心して消費にお金が回ります。
藻谷浩介氏の提唱するブランド化は実際には規模が小さく、さらに貴族階級などが無かった社会では、難しい可能性があります。しかし少なくとも、労働者の賃金を削り、人件費を削って、より安い物を作る競争ばかりでは先が見えません。
これから人口が、いや労働可能な人口が少なくなるのですから、何らかの方向転換が必要でしょう。さらに貧富の差が開いて行くのを是正する必要があります。
案ずる事なかれ、日本人の優れた知性と、勤勉さはいつか必ず見事な方向転換を成し遂げると信じています。
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2012年3月14日(水)22:53 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理
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