英国王のスピーチ |
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| 英国王のスピーチ
監督 トム・フーパー 出演 コリン・ファース ジェフリー・ラッシュ ヘレナ・ボナム=カーター
あらすじ: ジョージ6 世(コリン・ファース)は、幼い頃から吃音というコンプレックスを抱えていたため、英国王ジョージ5世(マイケル・ガンボン)の次男という華々しい生い立ちでありながら、人前に出ることを嫌う内気な性格となり、いつも自分に自信が持てないでいた。
厳格な父はそんな息子を許さず、様々な式典のスピーチを容赦なく命じる。ジョージは妻のエリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)に付き添われて、何人もの言語聴覚士を訪ねるが一向に改善しない。ある日、エリザベスはスピーチ矯正の専門家・ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のもとへ夫を連れていく。
感想: オーストラリア出身の言語聴覚士ライオネル・ローグ(Lionel Logue)の私的な療法についての話を基にして書かれた脚本による実話です。ジョージ6世の王妃エリザベスが、自分の生きている間は公にしてほしくない、と許可を与えなかったため今まで映画化されませんでした。
日本ではそれほど言葉は問題ではありませんが、イギリスでは言葉使いはそのまま身分を表します。現在でも例年女王エリザベス2世のクリスマスのスピーチでさえ、「今年の女王の言葉使いは、アメリカンな発音の単語があったとか、言い回しがアメリカ風であった!」など、とにかく言葉にはうるさい国です。 ライオネルがオーストラリア出身で、訛りがあることも、たびたび映画の中で指摘され差別をされます。
国王の吃音は大変な問題だったことでしょう。この映画は一見地味ですが、親子の問題、親の仕事を受け継ぐ重圧などを見事に描いています。アカデミー作品賞受賞作ということもうなずけます。とても良い映画だと思います。
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2011年9月4日(日)23:43 | トラックバック(0) | コメント(2) | 映画 ドラマ TV | 管理
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