月刊名詩メルマガ |
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| 月刊名詩メルマガから白居易の名詩「新秋夕」が送られてきました。
<漢詩原文> 「新秋夕」 白居易 西風飄一葉 前庭颯已涼 秋池明月水 衰蓮白露房 其奈江南夜 綿綿自此長
<読み下し文> 「新秋の夕べ」 白居易
西風一葉を飄し 前庭颯として已て涼し 秋池 明月の水 衰蓮白露の房 其れ江南の夜を奈んせん 綿綿として此より長からん
<日本語読み> 「しんしゅうのゆうべ」 はく きょい せいふう いちようを ひるがえし ぜんてい さつとして もってすずし しゅうち めいげつの みず すいれん はくろの ぼう それ こうなんのよを いかんせん めんめんとして これより ながからん
<通釈> 秋の風が一枚の木の葉をひるがえし、庭先をさっと吹き過ぎ 涼しくなった。秋の池では明月を水に映し、枯れた蓮がその実 に白い露を宿している。これから一体どうやってこの江南の夜 を過ごせと云うのか、これから延々と長い夜が続くと云うに。
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2011年9月29日(木)23:08 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理
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