Cat Schroedinger の 部屋
 
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2011年9月20日を表示

落語会

 久しぶりに落語会がありました。生憎の雨のためお客さんも少なくて、ちょっと寂しい感じの会となりました。

 ベテラン2人で「開帳の雪隠」と「御神酒徳利」が演じられました。

 「御神酒徳利(おみきどっくり)」

 馬喰町に刈豆屋という旅籠があった。師走十三日は年に一度の大掃除。ご先祖さまが徳川家よりいただいた家宝の御神酒徳利を盗られでもしたらたいへんだと、かよい番頭の善六がとりあえず水瓶のなかに沈めておいた。
 所が善六はそのことを忘れてしまったので、大事な御神酒徳利がなくなった、と大騒ぎになります。家へ帰った善六は水瓶のなかへ入れておいたことを思い出しますが、いまさら自分が忘れてたとはいい出しにくいので夜逃げしようと言い出します。女房の父は占い師で、そろばん占いで徳利の行方を占うということにした。適当にそろばん玉をはじいて水瓶のなかの御神酒徳利を見つけ出します。主人をはじめ、みんな大喜びで祝宴がはじます。
 それを偶然泊まっていた大阪の鴻池善右衛門の支配人。その支配人が善六に、是非大阪までいってほしいと頼み込む。鴻池の娘が病になって、どんな名医に診せても癒らない。そこでなんとか善六に占ってもらいたいというのである。

 断り切れなくて、とうとう大阪に行くことになります。途中神奈川宿でも、占うことになって、運良く占いが当たります。大阪に到着しそこでも神奈川宿の稲荷が現れて、その助けで娘の病気の因を占う事が出来て、娘が全快するという噺です。

 長い噺ですが、最後まできちんと演じられとても良い出来でした。

 もう一つの噺「開帳の雪隠」はたわいないお話ですが、軽妙な話しぶりで和やかな感じを受けました。



2011年9月20日(火)23:20 | トラックバック(0) | コメント(0) | 落語 | 管理


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