古舘トーキングヒストリー ~忠臣蔵、吉良邸討ち入り完全実況~ |
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| 東映京都撮影所全面協力のもと再現された吉良邸の豪華セットを舞台に、主人公大石内蔵助役に緒形直人、吉良上野介役には西村雅彦、原惣右衛門役に笹野高史をむかえ超豪華キャストで討ち入りシーンを新撮!
ドラマと実況が融合した、常識を覆す全く新しい忠臣蔵がここに誕生。
感想
忠臣蔵については以前から詳しく調べていましたので、興味深く観ました。内容については少し詳しい人ならそれほど目新しい事は少なかったかもしれません。
古舘氏が同じ事を大げさに騒ぎすぎるのが、やや興ざめでした。磯田道史氏のコメントは控えめでしたが、さすがでした。
最新CGにより現れた当時の町並みや、東映京都撮影所に再現された吉良邸の豪華セットはとても説得力がありました。番組で紹介された、吉良邸の長屋の80人近くを閉じこめた件は初めて聞いた人も多かったでしょう。
TVでは少なめに見えましたが、実際には60本もの「かすがい」を持って行きました。
上野介を槍で刺したのは諸説あるけれど、武林唯七で、間十次郎が首を揚げたのが定説です。
映画などで両国橋を渡るシーンがありますが、実際には新大橋(現在の 永代橋)を渡っています。鉄砲州の旧赤穂藩上屋敷の前(聖路加看護大学辺り)を通っています。
諸説ある部分もあるので、微妙なこともありましたが、概ね現在定説となっている資料を基に作られていました。
せっかくの内容なのに、古舘氏があまりにも大げさに話すので、薄っぺらな印象を与えていました。伊集院光氏も盛り上げようとしすぎな印象でした。もう少し落ち着いた人達で構成した方が良かったかもしれません。
でも地味になりすぎて、視聴率が下がるのかもしれません。
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2016年12月10日(土)23:31 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画 ドラマ TV | 管理
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