ロルナの祈り |
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| ロルナの祈り
原題:Le Silence de Lorna製作国:2008年ベルギー・フランス・イタリア合作映画
監督・脚本:ジャン=ピエール・ダルデンヌ、リュック・ダルデンヌ
キャスト:アルタ・ドブロシ、ジェレミー・レニエ、ファブリツィオ・ロンギオーヌ、アルバン・ウカイ
08年カンヌ映画祭では脚本賞を受賞。
あらすじ: アルバニアからベルギーへ渡ったロルナ(アルタ・ドブロシ)は、ベルギー国籍を取るためブローカーのファビオ(ファブリツィオ・ロンギオーヌ)の手引きで、麻薬中毒のベルギー人クローディ(ジェレミー・レニエ)と偽装結婚します。
ファビオは、ロルナが国籍を取得したらクローディを殺し、国籍を必要とするロシア人と彼女を結婚させようとしていた。ロルナも、同郷の恋人ソコルとバーを開くという夢のため計画に乗ります。しかしクローディと暮らすうちに罪の意識が芽生え、さらに気づかないうちにクローディにも愛を感じ始めます。
感想: いつも衝撃的な映画を発表するダルデンヌ兄弟の作品です。1996年「イゴールの約束」、1999年「ロゼッタ」は観たことがあります。ロゼッタは当時かなり話題になった作品でした。
そのほかに2007年「それぞれのシネマ 暗闇」、2005年「ある子供」、2002年「息子のまなざし」が有るようです。
この兄弟の映画は音楽が無く、効果音だけで描かれていました。今回は少しだけ音楽が入っていました。
揺れ動く女性の心を、迫真の演技で表現されています。彼の作品には無情なほどのリアリティーがありますが、いつも人の良心とか、愛情とかを、大げさでなく控えめに表現しています。
観ているときはどんどん厳しい気持ちになりますが、観終わってきっちりと心に残る作品でした。
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2011年5月7日(土)23:19 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画 ドラマ TV | 管理
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