「天国と地獄」その1 |
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| オッフェンバックの「天国と地獄」のDVDを観ました。
元々の話はギリシャ神話の「オルフェウスとエウリュディケの話をパロディ化したものです。
元の話は
オルフェウスはアポロンとカリオペの息子でした。エウリュディケと結婚しました。 ある時牧者アリスタイオスが、彼女の美しさに心を奪われ、彼女めがけて進んできた。逃げる途中、エウリュディケは蛇に噛まれて死んでしまします。
オルフェウスは、黄泉の国の支配者ハデスのもとへ行き、エウリュディケを連れて行きたい、と願い出た。ハデスは二人が地上へ帰りつくまで、彼女をふりむいてはならない、という条件で願いを聞き入れました。
オルフェウスは彼女がついて来ているかどうかと、つい振り返ってします。すると、たちまち彼女は黄泉の国へ吸い込まれるように消えてしまいました。
その後女嫌いになったオルフェウスは、トラキアの乙女たちの誘いにも乗らず、恨みを買い殺されてしまいますが、死んだオルフェウスは、黄泉の国へ行きエウリュディケと再会しました。竪琴はゼウスが星の中に置きました。
前から思っていましたが、日本書紀のイザナギとイザナミの話も酷似しています。火の神を産んだイザナミはやけどを負い亡くなってしまいます。
イザナギは黄泉の国へ黄泉の国の神様にイザナミを取り戻しに行きます。黄泉の国の神様に帰ってよいか許可をもらう間、けっして神殿の扉を開けないようにと言います。
ところが待ちくたびれてつい扉を開けると腐乱したイザナミの姿を見ることになりました。
そこで喧嘩になり、別れることになります。
多分古代ヨーロッパから東洋にまで伝承した話が、それぞれの国で脚色されていったとのことです。
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2018年9月10日(月)20:58 | トラックバック(0) | コメント(0) | 音楽 | 管理
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