Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



2011年7月26日を表示

五どんぶり、三ライス

 五どんぶり、三ライスといえば

 ライスはハヤシライス、チキンライス(オムライス)、カレーライスは異論がないところでしょう。

 では五どんぶりは、天丼、うな丼、親子丼、カツ丼は問題ないでしょう。問題は牛丼か、中華丼かですが、最近は牛丼がとてもポピュラーになり、中華丼を圧倒しています。という事で、牛丼とするのが妥当でしょう。

 ライスの代表はもちろんカレーライスです。方や丼の代表はうな丼でしょう。

 7月21日は土用の丑の日でした。商売がうまく行かない鰻屋が、夏に売れない鰻を何とか売るため源内の所に相談したところ、源内は、「丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしない」という民間伝承からヒントを得て、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めました。すると、物知りとして有名な源内の言うことならということで、その鰻屋は大変繁盛したそうです。

 実はウナギは夏は痩せていて、冬の方が脂がのっていて美味しいのだそうです。江戸時代は白米ばっかり食べていたので、慢性的なビタミン不足でした。ウナギはビタミンB不足による脚気、ビタミンA不足による夜盲症などには劇的に効果がありました。ヤツメウナギはウナギとは関係ない生き物ですが、その形態からも、実際には夜盲症にだけ効果があるのですが、目の疾患に効果があると信じられていました。

 昔はウナギをぶつ切りにして、串に刺して焼いていたので、蒲の穂似ていたので蒲焼きと呼ばれました。大して美味しくなく、主として滋養強壮のため食されていたようです。

 文化年間(1804年~17年)ころから鰻重が作られるようになり、大変な人気となりました。屋台の単なる蒲焼きは一串16文くらいで、庶民もよく食べましたが、鰻重は100文から200文と高価で庶民には豪華な食事でした。

 江戸の庶民の最高の贅沢が、鰻重を食べて駕籠に乗って吉原(なか)へ繰り出すことだったそうです。

ヨーロッパでもうなぎはよく食べられます。日本と違い大振りなうなぎをぶつ切りにして料理します。臭みを抜くために、清水で泥抜き、骨を取るため開きにする技術がありません。

 ヨーロッパの人はソースの使い方が上手で、魚の生臭さや、うなぎの泥臭さに寛容ですし、小骨が美味しいと言っています。けれど普通の日本人はヨーロッパのうなぎ料理は、とてもじゃないけど食べられません。



2011年7月26日(火)23:59 | トラックバック(0) | コメント(4) | 今日の出来事 | 管理


(1/1ページ)