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大鹿村騒動記

大鹿村騒動記

企画・監督:阪本順治

配役:
風祭善(「ディア・イーター」店主:景清) - 原田芳雄
風祭貴子(善の妻) - 大楠道代
能村治(善の幼なじみ) - 岸部一徳
越田一平(バス運転手) - 佐藤浩市
織井美江(村役場総務課) - 松たか子
大地雷音(「ディア・イーター」アルバイト) - 冨浦智嗣
柴山寛治(郵便局員:黒衣) - 瑛太
重田権三(土木業:畠山重忠) - 石橋蓮司
柴山満(白菜農家:三保谷四郎国俊) - 小倉一郎
津田義一(歌舞伎保存会会長、貴子の父) - 三國連太郎

あらすじ:
 風祭善は、大鹿村で鹿肉料理の食堂「ディアイーター」を営んでいます。善は、300年以上前から伝わる大鹿歌舞伎の役者でもあります。

 定期公演を間近に控え、仲間と稽古をしているところに、能村治と風祭貴子が現れます。善と治は幼なじみ、善と貴子は夫婦であるが、3人でディアイーターの営業を始めようとした矢先、治と貴子は東京へ駆け落ちしたのでした。

 貴子は脳の疾患で記憶障害が現れ、治は貴子の面倒を看ることができなくなったのでした。

感想:
 出演者を見ただけで、凄い役者さんばっかりです。これだけ上手い人が多いと普通の役者さんが入っただけで、不自然さが目立つ物です。台詞といい間の良さといい見事としか言いようがありません。

 梨園の出身の松たか子が、歌舞伎には直接関係しないのも面白い気がしました。

 大楠 道代 (旧姓:安田)の演技も、とてもリアルでしたが、歌舞伎の台詞は女性の所為もあるのでしょうが、やや歌舞伎っぽくないような所が気にはなりました。

原田芳雄と、岸部一徳のやりとりは、もう上手すぎて言葉がありません。石橋蓮司、三國連太郎、佐藤浩市と来ればもう最強の組み合わせです。
 歌舞伎シーンが長いので、歌舞伎に興味がない人には、難解な面もあるかもしれませんが、素晴らしい映画でした。

 歌舞伎は好きで沢山観てきましたが、この外題は初めてでした。調べてみると大鹿歌舞伎のみに残る外題だそうです。



2011年7月17日(日)23:06 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理


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