日本の家電 |
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| 2年連続で7000億円超の最終赤字を出したパナソニック、経営再建中のシャープ、ソニーも元気がありません。以前日本の稼ぎ頭立った家電は制裁がありません。
思うにTV部門の不振もありますが、ヒット商品がないことがあります。最近のTVは機能が多くても、実際の使い勝手が悪く購入してから廃棄するまで殆ど使わないボタンが沢山あります。その割にリモコンは安っぽく不便極まりない物ばかりです。
TVとビデオの会社が違うとリモコンが二つ使うことが常識です。更にCS等があればリモコンが三つです。昔のJIS規格のように共通性を保とうともしません。せっかく録画したDVDが他の機種では再生できなかったこともあります。
ソニーもソフト部門を持っているばっかりに、Mp規格を採用しないで、非常に出遅れました。結局消費者を向いていない商品ばっかりを作ってきた傾向が否めません。これではシンプルに、挑戦しようとする韓国、中国に適いません。
太陽パネルにしても発電効率競争にばかり熱心で、補助金目当てに単価を下げる努力を殆どしなかったので、あっという間に中国製のパネルに敗れました。
逆に携帯電話はNTTと癒着し、まさに護送船団方式で独自性を発揮できませんでした。
いつの間にか日本の家電は保守的で、技術もアイディアーもあるのに、決して冒険しない、風通しの悪い会社になってしまっていたのです。会社が老朽化しています。若い技術者の冒険が許されなくなっています。子供の頃からPCに慣れ親しんだ社員を、PCを触れないような重役が取り仕切っているようでは明日はありません。
若くて冒険的な社員の、未熟でも独自性のある製品が生まれる事が望まれるのです。
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2013年5月19日(日)23:33 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理
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