衆愚政治か? |
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| フランス大統領選は、オランド氏の勝利となり、ギリシャでは財政緊縮路線を進めてきた新民主主義党(ND)と全ギリシャ社会主義運動(PASOK)の獲得議席が、過半数に2議席足りない149議席で、連立与党が歴史的大敗となりました。
どちらも高福祉を謳い、財政悪化を無視したような政策で票を取りました。まるで日本の民主党のようです。
選挙の結果からユーロは見通しが無くなり、大変なことになりそうです。もしギリシャが破綻すれば、ヨーロッパの銀行は大変な損失を受け、ギリシャ自体もドラクマに戻しても、強烈なインフレになりかねません。
日本の国民は消費増税法案に対して、それほど反対者ばかりではないのは、優秀な国民性のためかもしれません。
けれど実に皮肉なのですが、もし消費増税法案が通れば、円は優等生になる可能性が高まり、更に円高になる可能性があります。
結果として国内需要だけでなく、輸出も大打撃を受けるかもしれません。
消費増税法案より先に、インフレターゲットを提唱したい。ゼロ金利を10年もやっていたのに全く効果は上がりませんでした。量的緩和こそ解決の一つです。
日銀はインフレ率1%を目標とすることを表明し、長期国債買い入れのための基金を10兆円増額して総額65兆円の追加金融緩和を決定、しかしケチ臭くチョビチョビやっているから、額の割に効果が上がりません。言葉だけでも500兆円とか、大きく出ないと舐められきっています。
デフレの治療には、「空からお札をばらまけ!」と言った人がいます。もちろんそんなことをすれば、あっという間に恐ろしいインフレになります。(笑)明日から円安になります。
とにかく10年以上ゼロ金利政策だけやっていた、日銀の無策にもあきれています。少なくとも政府も復興増税より、日銀引き受けにして、お札を刷るべきでした。
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2012年5月7日(月)23:51 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理
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