Cat Schroedinger の 部屋
 
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2010年1月10日を表示

丁稚のすすめ

「丁稚のすすめ―夢を実現できる、日本伝統の働き方」
 秋山 利輝 (著)
 幻冬舎 (2009/12/20 出版)

内容
女も坊主。
起床は5時前。
携帯・恋愛もちろん禁止。
仕事で迷い、悩んでいるなら、かつて日本人が実践してきた、苦しくも実りある、この働き方に学んでみよう。

第1章 女も坊主。丁稚に課した10のルール(自己紹介がきちんとできないと入社できない;入社したら、男も女も全員坊主になる ほか)

第2章 不器用な人間ほど一流になれる(初仕事は家具の納品から;先輩が後輩を指導する ほか)

第3章 私が家具職人を目指した理由(秋山木工を設立した理由;貧しかった幼少時代 ほか)

第4章 一人前になったらクビにする(なぜ8年で辞めさせるのか;会社の命令系統の難しさ ほか)

第5章 真の職人になるために必要なこと(いまの時代には“一流の職人”が求められている;職人にとって大事なのは、技術ではなく人間性 ほか)

感想
 この本を、プレゼントされました。

 今の時代こういった物が歓迎されるのは有る程度認めますが、まるで軍隊です。指導者が独裁的なのは、良い面もあるでしょうが、問題です。職人の世界には個人指導が必要なことは沢山あります。しかし指導者の横暴に泣かされた人や、駄目になった人も沢山知っています。

 やっぱり学校システムの方が、良いと信じています。学校が厳しいのは結構ですが、一人の個人の決めたルールが絶対なのは、どうにも受け入れられません。

 生徒が先生を尊敬し、好きでやっているのなら、それはそれで良いのでしょうが、個人的には、苦手な本でした。



2010年1月10日(日)23:18 | トラックバック(0) | コメント(0) | 書籍 (短歌、漢詩) | 管理


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