Cat Schroedinger の 部屋
 
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2015年3月2日を表示

さいはてにて~やさしい香りと待ちながら~

 監督:チアン・ショウチョン
 
 配役:
 永作博美:吉田岬
 佐々木希:山崎絵里子
 桜田ひより:山崎有沙
 保田盛凱清:山崎翔太
 臼田あさ美:城山恵



あらすじ:
 吉田岬の所に、6年以上経った漁業で行方不明の父は、借金を残して行方不明になってしまった。唯一の遺産が値のつかない船小屋だった。それは能登半島の外れにある岬の海岸端にあった。

 岬は最果ての海辺で朽ちかけた舟小屋を改装し、焙煎珈琲店“ヨダカ珈琲“の営業を始めた。店の向かいにはシングルマザーの絵里子が2人の子どもと暮らしている。ある日、舟小屋で起こった事件を機に、絵里子と岬は互いに心を開き家族のように支え合っていく。

感想:
 観る前は最果ての喫茶店と聞いて、架空の話で実際に営業することは不可能な気もしていました。所が焙煎珈琲店は喫茶店と言うより、焙煎で全国に販売していて上手く行っている店でした。これなら納得できます。

 細かい部分まで話が自然でした。不自然で大げさな事件でもなく、どこにでも有るような問題を上手く処理しています。離婚して母に育てられた吉田岬の父に対する思い。シングルマザーの絵里子の子供に対する思いなど、女性目線で話が進みます。

 永作博美は素晴らしい演技で、とても自然に見えました。自立した女性の強さと、父を思う静かな決意を見事に演じていました。仕事ぶりも淡々とこなし、いろいろ起こる向かいの子供達の扱いも見事でした。

 佐々木希ちゃんはこの役が合っているのか、自然な感じを受けました。科白はいきなりため口なのも、地で行っているかのようでこの役にぴったりでした。

 子役の桜田ひよりちゃんもとても上手でした。



2015年3月2日(月)23:03 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理


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