「偉人にチャレンジ」 |
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| 5月8日にNHKから放映された「偉人にチャレンジ」を観て感心すると共に納得いくことがありました。
那須与一とモーツァルトに挑戦!
歴史の教科書にはのっていない、偉人たちの驚異の逸話。そんな「伝説」ともいえるエピソードに、現代のチャレンジャーが挑んだら…!?果たして再現することはできるのか。
那須与一の扇の的は、成功確率 1%以下と計算され困難ではあるけれど不可能ではないと思っていました。ネタバレになるけれど11回目に成功しました。
それに対して、モーツァルト14歳のときの驚きのエピソード。10分を超える楽曲を1度聞いただけで楽譜に再現しました。
少し詳しく書くと、バチカン市国の一番奥にあるシスティーナ礼拝堂あのミケランジェロが最後の審判の壁画を描いたところです。1541年に完成したので、1770年に 14歳のモーツァルトが招かれたときは壁画はありました。
合唱曲「ミゼレーレ」は復活祭の前の金曜日に歌われる門外不出の秘曲でした。楽譜の写しを取ること、持ち出しは禁止されていました。
おおよそ10分の合唱曲ですが、第一合唱組と第二合唱組から成り、
第一合唱組はソプラノ1、ソプラノ2、アルト1、テノール1、バス1の5声で、5段の楽譜です。
第二合唱はソプラノ3、アルト2、テノール2、バス2、の4声で、4段の楽譜です。
第三合唱は第一合唱組と、第二合唱組が一緒に歌うので、9声となり9段の楽譜です。伴奏はありません。
現代の絶対音感のある5人の音楽家が挑戦しました。
散々たる結果でした。16枚115小節の楽譜ですが一番多く書けた方で不完全で4枚でした。
そこで天才ピアニスト「紀平凱成(キヒラカイル )」君が再チャレンジしました。彼は自閉症で、抜群の記憶力の持ち主でもあります。
結果は意外なことになりましたが、ある意味聞き取れていました。演奏時間は10分12秒とされていましたが、カイル君は10分6秒と答えています。実は音が聞こえている時間は10分6秒なのでした。
モーツァルトは音楽以外は奇行が多く父親がコントロールしていましたが、父を亡くしてからはドンドンおかしくなっていきました。アスペルガー症候群だったと思っていました。いわゆる自閉スペクトラム症です。
紀平凱成も自閉スペクトラム症です。
以前からモーツァルトは自閉スペクトラム症と思っていましたが、これで確信が持てました。
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2021年5月10日(月)00:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画 ドラマ TV | 管理
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