Cat Schroedinger の 部屋
 
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バレル・コレクション

 静岡市美術館で開催中の「印象派への旅 海運王の夢
バレル・コレクション」に行きました。

 バレル・コレクションは門外不出とされて来たため、海外で見られるのは初めてのことだそうです。

 門外不出のコレクション、英国から奇跡の初来日!

美術館の説明文章では

 英国、スコットランド最大の都市グラスゴー。船舶の売買で大成功し「海運王」と称されたウィリアム・バレル(1861-1958)は、古今東西の美術工芸品など9,000点におよぶコレクションを築きました。

 本展は、その豊富なコレクションのなかから19世紀フランス絵画、オランダのハーグ派、「グラスゴー・ボーイズ」や「スコティッシュ・カラリスト」といったスコットランドの画家たちの作品を紹介します。写実主義から印象派への流れを辿りながら、英国人コレクターならではの視点にも迫ります。

 バレルが収集した作品は、1944年にグラスゴー市へ寄贈され、83年から美術館「バレル・コレクション」として一般公開されてきました。

 「大気汚染の影響が少ない郊外に作品を展示すること」「国外に持ち出さないこと」が美術館建設に関しての条件だったため、この世界屈指のコレクションは永らく現地でしか見られませんでした。

 本展は、同館の改装に伴い奇跡的に実現した展覧会で、ドガの代表作≪リハーサル≫をはじめ、バレル・コレクション全73点が日本初公開となります。さらに、同市のケルヴィングローヴ美術博物館より、

 ゴッホによる肖像画や、バレルと同時期に同じく海運業で成功を収めたウィリアム・マキネスが収集したルノワール、セザンヌなど7点(うち3点日本初公開)を加え、総数80点を紹介します。

 この文章のように、写実主義の絵画が目立ちました。もうまるで写真のようです。現代ではそれほど評価が高くありませんが、技術には圧倒されました。

 印象派の絵画も何点かあり、流れを感じさせる展示となっていました。

 展示の枚数も多くて、なかなか良い催しでした。



 美術館内は撮影禁止ですが、この作品だけは撮影が許可されていました。

 有名なドガのリハーサルです。

 ドガは一瞬のポーズを捉えて絵画にしています。実はこのころから写真が撮れるようになり、ドガも写真からデッサンを起こしていました。

 写実的な絵画が次第に人気が無くなってきたのも、写真の登場と無関係ではありません。



2019年9月5日(木)20:10 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気紛れ写真 | 管理

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