時そば1 |
|
| 寒いのでお昼は天ぷら掛け蕎麦にしました。 この時期蕎麦といえば落語の「時そば」を思い出します。 5代目古今亭志ん生が有名ですが、その前は6代目春風亭柳橋が得意としていました。
お話は屋台の蕎麦を食べる男が、やたらと蕎麦を誉めます。割り箸から蕎麦の器、麺の具合、ちくわまで褒めちぎります。
勘定の時になって、「銭が細かいから手出してくんな!ひい、ふう、みい・・・なな、はち、」と数えて、 「今何時(なんどき)だい?」と時刻を尋ねます。 蕎麦屋の主人は「へい九つでい」と答えます。 それに続いて「とう、十一、十二・・・十六、ご馳走様!」と一文ごまかして店を去りました。
これを見ていたちょっと間抜けが、自分んも同じようにごまかそうと、あくる日屋台のそばを注文します。 その蕎麦はまずくて、割り箸も割ってあったり、器も欠けていたり散々です。
勘定になって、同じように!ひい、ふう、みい・・・なな、はち、」と数えて、「今何時(なんどき)だい?」と時刻を尋ねると、 「へい四つでい」と答えます。続いていつつ、むっつ、ななつ・・・」とと余分に払ってしまいます。
| |
|
2019年2月21日(木)00:26 | トラックバック(0) | コメント(0) | 落語 | 管理
|