入梅 |
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| 今日は一日中雨となり、東海地方も入梅となりました。
江戸時代は初期は頭にかぶる笠、蓑が中心でしたが、髪型が崩れないように現代の傘が発達しました。傘は物価の安い江戸でも比較的高価でした。
無駄をしない江戸時代は、破れた傘の下取りがあってそれを張り替えて使いました。
またカッパも次第に流行していきました。和紙に油を塗ったものは軽いし嵩張らないので重宝がられました。
時代劇のやくざが着ている、表地と裏地の間に防水用の油紙を入れた「引廻し合羽(ひきまわしかっぱ)」は旅人は誰でも使っていました。
日本は温帯性気候なのに、亜熱帯ほどの降雨なので、雨道具は大変発達しました。
さらに町人から農民までが、お伊勢参りなどは許されていたため旅行が盛んでした。貴族と違って自分で旅道具を持って歩くので、軽くて小さくなる小道具が発達しました。
小さくしたり、折りたたんだり、軽くしたりは当時から日本のお家芸でした。
現代でも日本の小さくする技術は世界有数です。ちなみに世界を制覇した折りたたみ傘は日本の発明です。そういえば盆栽が世界的に流行しているそうです。
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2018年6月6日(水)23:01 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理
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