Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



ベルギーのテロ

 ベルギーには何回も行ったことがあり、今回のテロには驚いています。

 フランスと違って、ベルギーはISへの空爆などには予算の関係もあってさほど熱心には参加していませんでした。今回のテロはISからの指示よりは、Homegrown terrorist による犯行です。ベルギーはオランダ語圏のフラマン、フランス語圏のワロン、さらにドイツ語を使う人達の自治権が強い国です。

 今まではイスラムの人達も、モレンベルグ地区で自治権を得たように自由に暮らしていました。政府も予算の関係で、自由にと言うかほったらかしにしていました。
それはそれで割と平和にいっていました。

 ベルギーで生まれた2世、3世によるもので、やはりベルギーでの貧困、差別などにより鬱積した環状がISの宣伝に感化されたことが原因のようです。

 アフリカから移民した1世は、アフリカでの生活より向上した生活に満足していましたが、2世、3世はベルギーで生まれたベルギー人です。なのに失業率40%では疎外感が生まれるのももっともです。

 日本でも在日朝鮮人問題、帰化した人達との関係は複雑なものがあります。

 今回の事件は単なるISとの関係だけでなく、Homegrown terrorist の問題を含み、ますます複雑になっていきそうです。

 今まさにアメリカでもトランプ氏の極端な発言が支持されています。良い解決方法がないことが支持される一因です。

 民族問題、宗教問題が前面に出ているように見えますが、実際には経済的な要因がかなりの部分を占めると思っています。ベルギーでも中流~裕福な人達は民族問題、宗教問題など何も問題なくフラマン、ワロンの人達と仲良くやっています。

 



2016年3月22日(火)23:50 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

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