Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



AlphaGo、4勝1敗で勝ち越し

 Googleの人工知能「AlphaGo」と韓国のトッププロ棋士・李世ドル九段との100万ドルをかけた5番勝負は、AlphaGo、4勝1敗で勝ち越しました。

 1~3局はAlphaGoの圧勝でした。4局目は李世ドル九段の絶妙手が出て完勝しました。絶妙手が出てからAlphaGoは極端なミスを連発し、ひどい負け方をしました。解説のプロも殆ど予測できない絶妙手でした。

 昨日が最後の第5局目でした。立ち上がりAlphaGoは重大なミスを打ち、プロ同士なら逆転不可能と思えるほど形勢を損じました。

 しかしが中盤から非常に混みいった険しい攻防となりました。形勢は五分五分と非常に細かいと見ていましたが、少しづつAlphaGoが優位に立ち、寄せの段階では細かいながら優勢になり押し切りました。

 中国のかってのランク一位の聶衛平九段は、「AlphaGoの序盤は(プロ)六段~七段。中盤は十三段~十五段」と評価しました。

 第4局めは「モンテカルロ法」の欠点が招いた結果とも言えますが、これがもし改善されれば(改善は大変でしょうが)もう人間は誰も勝てなくなりそうです。

 既にAlphaGoは番碁(5番勝負とか7番勝負)であれば、世界中の誰も勝てそうもありません。

 現在世界ランキング4位の李世ドル九段が1勝4敗ですから1位の柯潔(かけつ)九段でもせいぜい2勝3敗がやっとでしょう。

 柯潔九段は1局目が終わったとき、自分なら60%の勝率と言っていましたが、3局目が終わって検討してみてからは10%以下の勝率と、ビックマウスノの柯潔九段も急に弱気になりました。

 ちなみに日本の6大タイトル保持者の井山裕太九段はランキング17位です。もっともこの辺りは紙一重の差です。

最新のランキングでは、井山裕太九段はランキング3位、AlphaGoはランキング4位になりました。

 計算し尽くせない囲碁で、学習能力を会得したコンピューターの発達は将来知的な仕事さえ人間より的確に判断するように成ると思われます。

 SFの世界に出てくるように、医師から裁判官までコンピューターになるかもしれません。

 芸術の分野でもPCによる作曲ソフトがあります。そろそろコンピューターがヒット曲を作ってもおかしくない時代が迫っています。

 最後には総理大臣、日銀総裁もコンピューター!

 次の選挙は日立のコンピューターに投票するか、外資系だけどIBMか、グーグルにするかなんてことになるかもしれません。



2016年3月16日(水)23:02 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

コメントを書く
題 名
内 容
投稿者
URL
メール
添付画像
オプション
スマイル文字の自動変換
プレビュー

確認コード    
画像と同じ内容を半角英数字で入力してください。
読みにくい場合はページをリロードしてください。
         
コメントはありません。


(1/1ページ)