遊びの時間は終らない |
|
| 監督:萩庭貞明 配役:平田道夫(本木雅弘)鳥飼圭介(石橋蓮司)深川祐介(西川忠志)桑名ゆり子(伊藤真美)柏崎(萩原流行)佐原(斎藤晴彦)田代(赤塚真人)深川巌(原田大二郎)
あらすじ: 警察は国民のイメージ上昇を狙って筋書きの無い防犯訓練を行うことにしました。銀行強盗役に選ばれた警官・平田(本木雅弘)は極端に融通の利かない謹厳実直な若き警官。
ところが真面目な彼があまりにもリアルに成り切ったことから、事態は思わぬ方向へ。さらにそれをマスコミが大きく取り上げたことによって、予行演習でありながらも警察側が彼を逮捕するまで中止にすることが出来なくなる。
さらにこの混乱に拍車をかけるのがTV局から取材に派遣された萩原流行演じる柏崎ディレクター。 騒ぎを大きくすることにかけては天下一品。警察がアンフェアな形で終わらせようとすると「今のは無効です!」とチャラにさせ、警視総監が撃たれたが弾が外れたと主張する警察に、「弾道をコンピューター解析し、警視総監は即死です。」と即座に判定。「次期選挙に出馬が噂される総監が、果たしてどのような態度を取るか!見届けたいと思います」と圧力をかける。
平田は巧みな手口でなかなか捕まらず、マスコミや周囲の人々は次第に彼をヒーロー扱いしながら盛り上がる始末。平田の銀行強盗を捕まえられない警察側は、上からの圧力によって内密にやめさせようともするが、平田は一向に応じようとはしません。
防犯訓練は前代未聞の先が読めない展開となってしまいます。そして演習にもかかわらず平田のクソ真面目さにいらついた射撃班が実弾を発砲してしまい、警察の立場はますます危うくなっていく。
平田は遂に警察にヘリコプターを用意するように要求。彼を励ましてくれた銀行員のゆり子を連れて空高く逃亡するのでした。
感想: 古い映画ですがこんなに面白い映画とは知りませんでした。なにより配役が素晴らしい。考えてみれば馬鹿馬鹿しい話を、全員真剣に演じます。見ている方は訓練だと解っているだけに、よりリアルな演技が望まれます。なかでも石橋蓮司、原田大二郎の演技は特に光ります。 とにかく面白い映画でした。
| |
|
2014年4月2日(水)23:29 | トラックバック(0) | コメント(0) | 音楽 | 管理
|