Cat Schroedinger の 部屋
 
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落語会 「竈幽霊(へっついゆうれい)」

 今日は久々の落語会でした。演題は「竈幽霊(へっついゆうれい)」と「締め込み」でした。


竈幽霊(へっついゆうれい)

あらすじ:
 道具屋で竈幽を売っていましたが、買った客が次から次へと返しに来ます。売った値段の半額で買い戻すため、道具屋は大儲けです。ところがあの竈幽から幽霊が出るとの噂が立ち、客が寄りつかなくなってしまいます。

 仕方ないので、道具屋は誰かにお金を付けて引き取って貰おうとします。それを聞きつけた熊さんは友人と持ち帰ります。運ぶ途中で竈幽をぶつけてしまいますが、中からお金が出てきました。

 丑三つ時に、ぼぉっと青白い火の玉が二つ、三つ浮かんだかと思うと、どろどろと丑三つ時に、ぼぉっと青白い火の玉が二つ、三つ浮かんだかと思うと、どろどろと瓶の中から、青白い顔をした男が現れます。度胸のある熊さんは幽霊に一体何の未練があって化けて出てくるのかとたずねます。

 幽霊が言うには、自分は賭け事が好きで、ある夜、博打で大当たりし思わぬ大金を儲け、友人達とどんちゃん騒ぎをして、そのとき食べたフグにあたって死んでしまった。博打で当たっただけでなく、ふぐにも当たった。死んだのは仕方ないが、せっかく儲けた大金に未練があるといいます。

 熊さんはそれでは半分返すといいます。お金をもらった幽霊は、礼を言い、最後にもう一つだけ願いを聞いてほしいと申し出ます。これで成仏するが、中途半端な金額になったので、できれば最後にもう一勝負したい。

 よかろう、と熊さんは、受けて立ちます。幽霊は喜び、もらったお金をすべてかけます。一回で大きな勝負と熊さんも驚きますが、急がないと夜が明けてしまうと。幽霊は丁。古道具屋の主人は半。出た目は五二の半。主人の勝ち。

 幽霊は悔しがり、もう一勝負といいます。それは構わないが、もうかける金がないだろうと、主人が聞くと、

「あっしも幽霊だ。決して足は出しません」

感想:
 とても良い出来でした。
 熊さんの気っぷの良さと、幽霊の未練たらしい性格を演じ分け、更に博打好きの幽霊が、嬉しそうにサイコロを振る様子を上手く演じられました。

 この話は幽霊がサイコロをふる仕草も一つの見せ所です。


 



2012年5月15日(火)22:34 | トラックバック(0) | コメント(0) | 落語 | 管理

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