| 消費税１０％では不十分 |
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平成２３年の貿易収支が３１年ぶりの赤字に転落したことは、国内でモノを作り、輸出をして稼ぐという戦後の日本を支えてきた経済成長モデルが岐路に立たされていることを改めて浮き彫りにしました。
貿易赤字に転落しても、海外から得られる利子や配当などの所得収支の黒字で穴埋めし経常黒字を維持できます。昨年も１１月までで１３兆円超の黒字を確保しています。
多くの企業が、円高、電気料の値上げ、高賃金などのため海外進出し、国内の物作りはますます縮小していくでしょう。さらに中国、韓国などから追い上げられ、テレビなどはもう太刀打ちできない状態です。
日本の輸出力が下がれば、円安になりある程度輸出が増える可能性はあります。
問題はやはり国の財政事情でしょう。このまま増え続ければ天文学的な数字になります。ギリシャ、イタリアの比ではありません。もしデフォルトとなれば、間違いなく世界恐慌です。
現に「消費税１０％では不十分」とＩＭＦが日本に注文しています。もう景気が悪くなるとか、良くなるとかの選択もほとんど出来ない状態になっているのかもしれません。
政権を取り戻したいため、野党も馬鹿なことを言っていますが、本音は速やかに１０％にしないと、大変なことが起こるかもと心配しているでしょう。
インフレにでもしない限り、いつかは国民から取らないと1000兆円はどうにもならない金額なのです。
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2012年1月25日（水）23:13 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理
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