Cat Schroedinger の 部屋
 
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「閑谷学校」その2

 岡山藩主「池田光政」には、ちょっとした面白い話があります。今NHKの大河ドラマ「江」の孫、「千姫」の娘「勝姫」がこの閑谷学校を作った「池田光政」と結婚しているのです。

 名君といわれた「池田光政」が、寺院を淘汰して神職請けへと切り替えたため、僧侶の還俗が進みました。
 その結果読み書きを教えていた寺子屋も教える人が居なくなりました。民衆はこれでは文盲が増えると大騒ぎになりました。そこで全領内に123カ所藩営の郷中手習所を作ったのです。

 この手習所もその後財政難のため十分な経費が出せず、だんだん衰退していきました。さらに「池田光政」が引退し、「綱正」の時一つを残して全廃してしまったのです。
 
 このとき唯一残ったのが、「閑谷学校」だったのです。その後「閑谷学校」は明治の廃藩置県まで存続しました。結構紆余曲折があったのです。

 全国的に農民は豊かになるにつれ、自分たちで先生を雇ったりして自分の子供に読み書きを教えるようになっていきました。
 農業書の発達、税金の取り立て、役所からの通達など字を読めることはとても大事になっていきます。さらに次男坊以下は町へ奉公に行くに有利なよう、読み書きは重要でした。

 その結果幕末に来日した外国人たちな皆こぞって日本の国民の識字率の高さに驚いています。


 閑谷学校からタクシーで、そのまま備前焼の里「伊部(いんべ)」に行きました。



2011年5月15日(日)14:05 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気紛れ写真 | 管理

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