Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



「閑谷学校」

 朝起きると天気がよいので、急遽旅行を思いつきました。調べてみると以前から行きたかった「備前」は意外と時間がかからないようなので、朝8時過ぎに新幹線に乗りました。「浜松」で「ひかり」に乗り換え、「相生」には11時ころ到着しました。
 「相生」から赤穂線に乗り換え「播州赤穂」でさらに乗り継ぎ、「備前片上」で下車、そこからタクシーで「閑谷(しずたに)学校」に到着しました。

 「閑谷学校」は江戸時代初期寛文10年(1670年)岡山藩主池田光政によって、日本最古の地方のリーダーを育てるための学校として作られました。他藩の子弟も学ぶことが出来ました。


 講堂が国宝に指定され、小斎・飲室・文庫・聖廟・閑谷神社・石塀など24棟が国の重要文化財に指定されています。2本の巨大な楷(かい)の木や周辺のもみじも紅葉として有名です。

 屋根瓦は備前焼の瓦で赤い色をしています。備前焼は少し吸水性があるからでしょうか、いったんこけら葺きの屋根を作り漆を塗った一枚板を張り、その上に備前焼の瓦を乗せているそうです。



 聖廟には孔子が祀られ儒学(朱子学)が教えられました。建物全体がやや中国風で、講堂の前の広場は整然としており、まさに学問の場といった感じです。

 講堂の中は綺麗に磨き上げられ、飾り気は何もなく宗教色も有りません。周りは奥深い山で、勉強以外何もすることがない雰囲気でした。



 沢山の門がありますが、正門である鶴鳴門とも呼ばれる「校門」がとても綺麗な形をしています。江戸時代初期の建造物の特徴を良く残しています。

 どれもこれも庶民を対象とした現存する学校建築では、世界最古とされています。

 これを見ても庶民の教育が、いかに大事とされてきたかが解ります。



2011年5月15日(日)12:50 | トラックバック(0) | コメント(0) | 気紛れ写真 | 管理

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