Cat Schroedinger の 部屋
 
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ジセル

ロイヤル・バレエ『ジゼル』 2006年 

 Ch.262 シアター・テレビジョンで観ました。

出演: アリーナ・コジョカル、 ヨハン・コボー、 マーティン・ハヴェイ、 リチャード・ラムゼイ等

 コジョカル、コボーらの出演でロイヤル・バレエが上演した'06年の公演を放送。ちょっとした戸惑いを秘めた気持ちを、コジョカルがダンスの動き中に見事に表している。
 ピーター・ライトの細やかな演出が行き届いていて、貴族のアルブレヒトと村の娘ジゼルの恋の表情が、その背景を映して実に活き活きと描かれている。演劇の国、英国ならではの明快でドラマティックな舞

主な登場人物
 ジゼル:村娘
 アルブレヒト:貴族、版によってはアルベルト[1]
 ヒラリオン:ジゼルに思い焦がれる森番の青年
 バチルダ:アルブレヒトの婚約者で公爵令嬢
 ベルタ:ジゼルの母親、寡婦
 ミルタ:ウィリー(精霊)の女王

あらすじ
第1幕 [編集]

 身体が弱いが、笑顔を絶やさない踊りの好きな村娘、ジゼル。アルブレヒトは貴族である身分を隠し、名をロイスと偽って彼女に近づきました。ふたりは想いを通わせるが、ジゼルに恋する村の青年ヒラリオンには面白くありません。彼はアルブレヒトが普段の衣装や剣をしまう小屋から剣を見つけ、田舎の青年ではないことを確信してその剣を持ち出します。

 ある時、ジゼルの村に貴族が狩の途中に立ち寄ることになります。それはアルブレヒトの婚約者、バチルダの一行でした。村娘ジゼルとバチルダはお互い結婚を控えているもの同士として仲がよくなります。
 その後、ヒラリオンが持ち出した剣によりアルブレヒトの身分が暴かれてしまいます。バチルダと公爵も現れ、もはやごまかしようのなくなったアルブレヒトは公爵に礼を取り、バチルダの手にキスをします。

 それを見たジゼルは気が動転し、髪を振り乱して錯乱し、母であるベルタの腕の中で息絶えてしまうのでした。

第2幕 [編集]
 
 森の沼のほとりの墓場。ここでは結婚を前に亡くなった処女の精霊・ウィリーたちが集まる場所です。ジゼルはウィリーの女王ミルタによってウィリーの仲間に迎え入れられます。

 ジゼルの墓に許しを請いにやってきたヒラリオンは鬼火に追い立てられます。ここではウィリーたちが或いは裏切った男を死ぬまで踊らせるのでした。
 ウィリーたちがヒラリオンを追う間、ジゼルを失った悲しみと悔恨にくれるアルブレヒトが彼女の墓を訪れ、亡霊となったジゼルと再会します。

 ヒラリオンはウィリーたちに捕らえられ命乞いをするが、ミルタはヒラリオンを死ぬまで踊らせました。ミルタはアルブレヒトをも捕らえ死に追いやろうとしますが、ジゼルの命乞いによって、アルブレヒトは助かるのです。

感想
 ウィリーとなってもなお愛を貫くジゼルと、壮絶なアルブレヒトの踊りが見物です。

 まえから疑問なのは、果たしてアルブレヒトは本気でジゼルを愛していたのでしょうか?

 ヒラリオンが焼き餅を焼いて、アルブレヒトの身分を見破り、言ってみれば貴族が純真な田舎娘にちょっかいを出しているのではと思うのは、当たり前です。それなのにヒラリオンだけが死ぬまで踊ることになり、アルブレヒトだけが助かるのはどうにも納得が出来ない気がします。
 演出にも依りますが、アルブレヒトが墓に倒れ込んで悲しみ、侘びる演出もありますし、すたすた立ち去る演出もあるようです。

 とても有名なバレエですが、アルブレヒトの人となりを疑います。どうにもこの筋が気に入りません。



2009年9月22日(火)22:03 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画  ドラマ TV | 管理

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