卒業式の「仰げば尊し」 |
|
| 歌詞が古めかしいと言われ、歌われなくなっていましたが、最近卒業式で「あおげば尊し」が復活してきたそうです。 先生に感謝の念を持つことは、大事だと思います。最近は給食費を払わないとか、ささいなことで学校と揉める。
「君が代」を歌うのも良いでしょうが、こっちの方も大事と思うのですが・・・問題なのはこの歌の2番です。
あおげば尊(とうと)し
あおげば とうとし、わが師の恩。 教(おしえ)の庭にも、はや 幾年(いくとせ)。 思えば いと疾(と)し、この年月(としつき)。 今こそ 別れめ、いざさらば。
互(たがい)にむつみし、日ごろの恩。 別るる後(のち)にも、やよ 忘るな。 身をたて 名をあげ、やよ はげめよ。 今こそ 別れめ、いざさらば。
朝夕 馴(なれ)にし、まなびの窓。 螢のともし火、積む白雪。 忘るる 間(ま)ぞなき、ゆく年月。 今こそ 別れめ、いざさらば。
2番の歌詞の、「身をたて 名をあげ、やよ はげめよ」これがいけないという。
単純な意味は立身出世、名声を得る、更に精進しなさいと言う意味ですが、根本に親孝行があります。
出典が中国古典「孝経」から取られているので、親のために身を立てると解釈されたのです。
更にそれが、軍事的だとか、立身出世が、競争社会を思わせるとかで段々削除されていったようです。
どうにも納得できません。親を大事にすることは悪いこととは思えません。学校では競争でないと言っても、受験から、社会に出てからでも、競争原理は有るのです。ゆとり教育の弊害ここに有りと・・・
軍事と言ってもこの歌が出来たのは明治時代です。あまりにも大げさな・・
素直に立派な人になり、名を残し、更に努力しなさいで良いと思います。この歌詞のどこが軍事なのか・・・
| |
|
2008年2月25日(月)01:56 | トラックバック(0) | コメント(0) | 音楽 | 管理
|