老齢加算廃止 |
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| 今日テレビで、生活保護者の老齢加算廃止を不服とする裁判を起こしている特集がありました。
老齢加算は、老齢に伴い出費がかさむことから、七十歳以上の高齢者、六十五歳以上の重度障害者などに支給しています。政府は二年前に、〇四年度から三年間で段階的に削減・廃止することを決めました。
加算額は、東京二十三区などで世帯当たり一万七千九百三十円だったのを、〇四年度には九千六百七十円に減額、〇五年度には三千七百六十円に減らしました。〇六年度からは完全に廃止します。 廃止による減収は、受給者の収入の約20%に及びます。
都内に住む有る老人の方ですが、 14年に生活扶助額月額が76600円。老齢加算が18090円。 15年に扶助額は月75770円、老齢加算は17930円。 16年に扶助額は月75770円、老齢加算は9670円。 17年に扶助額は月に75770円、老齢加算3760円。 18年は扶助が月75770円、老齢加算はゼロだ。
月の総額も14年に94690円が18年には75770円となった。
つまり4年前より18920円下がりました。なおプラスして住宅扶助費が出て、都営住宅家賃分が出ています。
TVで受給者が言っておられましたが、働こうにも誰も雇ってくれないし、何もすることが無いし、食べるので精一杯だそうです。動物と同じで食べて寝るだけ、あまりにも厳しい現実です。政府は一番文句が出ないところを削っているとの、解説が有りました。
政府は弱者に優しい政策と言っています。
年金問題、不正受給しているなどいろいろ意見はあるでしょうが、若い頃は税金も納め、老人になってから身寄りが無くなって、収入も無くなった人には、もう少し優しくしてあげても良いのではと思いました。
こんなものまで削減するのは、あんまりだと思います。
ワーキングプアーと言う言葉もよく耳にします。世の中お金が有る無しで、人間の価値が決まるような風潮がひどくなりました。嫌な世の中になったものです。
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2007年9月11日(火)23:30 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理
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