レミーのおいしいレストラン |
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| レミーのおいしいレストラン 原題 RATATOUILLE
を観ました。
あらすじ 料理が大好きで、一流レストランのシェフになることを夢見るネズミのレミーは、ある日、尊敬する料理人グストーの店にたどり着く。
そこで働くシェフ見習いのリングイニがヘマをして、スープを台無しにしてしまう。その様子を見ていたレミーは、キッチンに入り込み、見事にスープを作り直すが、その姿をリングイニに目撃され……。 (シネマトゥデイ)
感想 良くできた話でした。大人でも十分楽しめます。
大体こういった話のおちは想像が付きますが、単にハッピーエンド以上の物がありました。
原題に有るように最後に、厳しい料理評論家に、レストランの評価をかけて出す料理が、ラタツゥーユです。 ラタツゥーユは野菜の炒め煮で、フランスの家庭料理です。高級レストランで、勝負に出すような料理ではありませんが、レミーはこれで勝負します。
勝負の結果、料理は芸術で、才能有る者にしかできないとか、高級でない料理は料理ではないとまで言っていたこの評論家に、高級店でなくても料理は作れるし、誰でも料理は作れると言わせます。
ねずみのレミーを人に置き換えると、パリに料理留学した当時の日本人の様です。
まだ日本に本格的な西洋料理が無かった頃、多くの日本人が、偏見や人種差別に苦労しながら、パリのレストランで、苦労を重ね、最後には日本人は素晴らしいと言われる迄になりました。
何時の頃からか、フランス料理に日本の懐石料理の出し方や、飾り付けが持ち込まれるようになりました。
フランス人は初め閉鎖的ですが、料理や、芸術の分野では実力を素直に認める所があるようです。帝国ホテルの有名シェフの村上さんだったか、そんなことを聞いたことがあります。
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2007年8月24日(金)23:05 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画 ドラマ TV | 管理
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