Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



江戸前

 昨日はしっかりした、江戸前風の寿司屋に行きました。しゃりが堅く口に入れるとパラッと行きます。鯒(こち)を紅葉おろしで頂きました。アワビも生でなくて蒸しアワビでした。

 今日は鰻を食べました。関西風に腹開きで、蒸さないで直接焼きます。

 今では江戸前と言えば寿司ですが、江戸時代は江戸前と言えば、まず一番に鰻をさしました。

 東京湾、東京の川で取れた鰻を最高の物としていました。

 江戸の庶民は鰻を食べて、駕籠に乗って、中(仲)に行くというのが最高の贅沢でした。江戸暮らしをしていると、白米ばっかり食べているので、ビタミン不足で、鳥目(とりめ)になったり、脚気になったりしました。

 鰻はビタミンAが豊富で、夜盲症には特効薬でした。

掛け蕎麦が16文だったのに対し、鰻は100~300文しました。今のお金にすると数千円だったのでしょう。お酒と鰻で1万円くらいだったのではないでしょうか、食べられない額ではなかったのですが、庶民のささやかな贅沢でした。

 江戸では、武士や商人は質素な物を食べておりました。職人は宵越しの銭を持たないと言われるほど、お金の使いっぷりが良く、しがない長屋に住みながら、贅沢な物をを食べていました。



2007年6月2日(土)23:19 | トラックバック(0) | コメント(0) | 今日の出来事 | 管理

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