世界潮流2006 |
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| 世界潮流2006
10:10 「激動する世界経済:巨竜と巨象が世界をのみ込む」 慶応義塾大学教授…榊原 英資 東洋学園大学教授…朱 建栄 国際協力銀行審議役…前田 匡史
2005年も、目まぐるしく変転を続ける世界。とりわけ経済の分野で、中国をはじめとする新興大国の急速な台頭、原油高騰とエネルギー争奪競争の激化、災害や環境問題が投げかける影の先鋭化……等々、激しいうねりが世界を覆った。世界潮流では、2006年の年頭に当たり、こうした現状と課題に正面から向き合う二日間のシリーズ「激動する世界経済」を放送する。
新年なので、以上のようなNHK のまじめな放送を観ました。 なんと言ってもこれからはインドのようです。というより既にインドなのです。インドでは数学や医学が優秀です。英語を話せるためアメリカへの就職が盛んです。アメリカや日本で就職したり、インターネットを通じてインド国内での開発、運営などが行われたりしています。米国の医者の30%以上、マイクロソフトのエンジニアの40%がインド人だそうです。 またアメリカでテレホンショップや、電話サービスに電話をすると、知らない間にインドの会社で受けているのです。英語が得意なのが強みです。
インドは貧しい国のイメージが強いのですが、実は貧富の差が大きい国なのです。科学も発達した超大国です。多くの人はヒンドゥー教徒で、それにまつわる身分差別であるカースト制度の影響は今でも残っている。 そういった問題はあるのですが、同じ人口の多い国である中国に比らべ、自由主義国家であるということ、英語が通じること、アメリカの反対側であることから、時差がアメリカの仕事が終わる頃インドでは仕事始めになる、西アジアのイスラム国家に近いこと、などがアメリカにとって重要な国になるということのようでした。
一番の魅力は中国は軍備を拡張していますが、インドは軍事のシビリアンコントロールが良く取れている国ということです。
番組の中で少し触れていましたが、アジアの中でEUのようなアメリカ抜きの経済圏が出来るかが一番問題のようでした。どうかすると、日本がアメリカと組んでそれを邪魔するのではとさえ感じました。 10~15年後、中国、インド、その中で日本が互角にやっていけるのでしょうか?そのためには日本の外交は、アメリカ一辺倒でなくて、アジアの一員の意識がもっと必要な気がしました。
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2006年1月2日(月)23:58 | トラックバック(0) | コメント(0) | 映画 ドラマ TV | 管理
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