Cat Schroedinger の 部屋
 
                        雑談の部屋です。
 



茶壷

 写真は私の作った茶壷ですが、このように紐で結わえます。後ろの水指なども私の作品です。 

 茶壷はお茶を入れておくものでした。結構大きなものもあり、肩には必ず4つの耳があります。これは壷に蓋をして、その口を紐で縛り、それを4つの耳に通して結わえます。その結びは装飾的に結ばれます。他人が解くと結べないように、とても複雑にします。毒殺を防ぐため、他の人が解くと、二度と同じようには結べないようになっていました。

 江戸時代は、お茶壷道中と言うものがありました。京都の宇治から、江戸の将軍様に献上するお茶が運ばれました。お茶を信楽焼きのお茶壷に入れ、それを大名行列以上の行列で運びました。とても権威が在って、道中は大変だったようです。献上用の壷は上が黒の天目釉、下が白い釉薬で、一般の使用は禁止されていました。壷を見ただけで、献上用とわかるものでした。

 モア美術館に、国宝の仁清のお茶壷があります。あれは江戸時代、観賞用として作られたものでした。



2005年11月28日(月)20:59 | トラックバック(0) | コメント(0) | 陶芸 | 管理

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