アントニオ猪木の死去に思う |
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| プロレスのファンには真剣勝負だと思って見る人と、ショーだと思って見る人がいます。
私の恩師は大変なプロレスファンで、真剣勝負と捉えている方でした。76年6月のボクシング、世界ヘビー級王者・モハメド・アリとの「異種格闘技戦」も大変な金額のリングサイドの席を取って観戦されたそうです。
恩師行きつけの居酒屋でプロレスの話になりました。そのことを知らなかった私はプロレスはショーだと言ったら
「君それは違うぞ!」と言われて驚いたことがあります。
「ボクシングの選手はどんなに試合を詰めても一ヶ月に一試合が限度なのに、毎日試合をしている。プロレスは真剣勝負はあり得ない。」とか、
「ギリシャ、ローマ時代のボクシングは敗者はかなりの確率で死んだ。」とか言うと
「鍛え方が違うんだ!」と話にならない程の思い込みでした。仕事でもそれ程厳しい言葉を聞いたことがありませんでした。
恩師は大変立派で、聡明で更に部下には優しすぎるほどの方でした。お金にも綺麗で欠点のない方でした。
後日飲み屋で聞いたら、プロレスが始まると食べている箸が止まるほどだったそうです。
今となっては微笑ましい想い出です。
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2022年10月1日(土)21:27 | トラックバック(0) | コメント(0) | スポーツ | 管理
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